先日、本の風景社版の「新訳 紫禁城の黄昏」を手に入れた。
祥伝社から出ている、渡部昇一先生監修の「完訳 紫禁城の黄昏」(翻訳は中山理麗澤大学教授)より読み易い訳だった。
ただ原著が間違ってるのか、祥伝社版(完訳版)が間違ってるのか、本の風景社版と微妙に差異が見られた。
話によると祥伝社版は、ジョンストンの記述どうりだとその時期にすでに死んじゃった人が生きて出てたりとか、シナ文からの翻訳で人名が地名と間違ってたりとか(よーするに原文ママってことかな?)。
祥伝社版と比べて、値段も1600円で薄いし、内容もそんなに変わらないので、渡部昇一先生にこだわりがなければ、本の風景社版を買ったほうが得です。
正直、上下巻揃えるのは厳しい。
学生なんかは上下巻で4000円近くとられるのは非常に厳しいのではないであろうか?
中山理先生も上下二段組みにして一冊の本にまとめて3200円ぐらいで分厚い訳本にすればよかったのではないか?
スダプラートフの回顧録
みたいにもともと上下2巻なら分からないでもないけど……
(瀧澤一郎先生の訳本『すべては傍受されている』はあれだけの分厚い原著をよく一冊に纏めたと感心してます)
上下巻ではなくすし、本屋で片方しか置いてない場合もある時はどうするのだろうか?
岩波版は論外。
日没する国
。このサイトを見てを買う決心がついたんですけどね。