へそ曲がりの真っ直ぐ日記

反日の韓国と中国、国内の反日マスコミを斬る

韓国、中国、そして沖縄、北海道・・・

2013年09月30日 | 日記
なんとなくネットで産経新聞の記事を拾い読みしたり、youtubeの動画を眺めていた。興味を持ったものを・・・(順不同)。

▽産経ネット<妄想・暴走「韓国」のネタ席巻の雑誌界[花田紀凱の週刊誌ウォッチング]>
http://sankei.jp.msn.com/life/news/130929/bks13092918010012-n1.htm

「ニューズウィーク日本版」の「反日韓国の妄想」「週刊文春」の「韓国愚かなり!」など、週刊誌の韓国ネタが多いことを指摘した上で、こう言う。

<なぜか? 売れるからだ。つまり、それだけ読者の関心が高いということ。
 あれだけ〈荒唐無稽な日本脅威論が猛威を振るってい〉(『NW』)れば、当然、日本側も反論すべきで、新聞が何もやらないから、ここは雑誌ジャーナリズムの出番なのだ。>

日本の大多数を占める反日新聞(朝日、毎日や北海道新聞など多くの地方紙)は、事実自体を伝えないし、韓国を責める論評もしない。逆に、中韓の言い分を尊重せよ、と迫る。

例えば、北海道新聞の<首相国連演説 無責任な「国際公約」だ>という9月28日の社説。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/editorial/494589.html

<中国や韓国は憲法解釈の見直しを批判しており、対立が続く両国との関係が一層、悪化する恐れもある。 国連演説で首相は、女性の社会進出や権利保護に多くの時間を割いたが、慰安婦問題解決に向けた新たな対応などは打ち出していない。>
<真の国際貢献は、過去の歴史を直視し、その反省から生まれた憲法の平和主義を厳守してこそ可能になることを首相は肝に銘じてほしい。>

この言いがかり、まるで、朝鮮日報かなにかの社説のようではないか? やはり韓国批判は、週刊誌に頼るしかないのか・・・。

<五輪で露呈 朝日新聞と週刊朝日の「自己矛盾」>も面白い。
http://sankei.jp.msn.com/life/news/130914/bks13091412040005-n1.htm

▽産経ネット<【正論】防衛大学校教授・村井友秀 日本は中国の「贖罪の山羊」か>
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130927/plc13092703080002-n1.htm

<そもそも、中国共産党政府が尖閣問題で日本と対立する目的は、国内矛盾の深刻化に伴い高まりつつある国民の不満を外に転嫁するためである。長期にわたる反日教育の結果、9割の国民が嫌っている日本は、その怒りの矛先を転じる「贖罪(しょくざい)の山羊(やぎ)」(スケープゴート)として最適の国である。>

そして、<良いスケープゴートの条件は挑発しても反撃しない国である。>という。

軍事力の強大な国は、スケープゴートにはならない。だから、かつて中国と争ったソ連は、そうはならなかった。先制攻撃ができない自衛隊は、足元を見られている。平和ボケが蔓延し、反日マスコミが堂々と商売している日本は、弱腰で反撃もできない国と舐められているのである。中国漁船衝突事件の船長釈放、海保巡視船へのレーダー照射、無人機の領空侵犯…すべてそうだろう。

▽youtube<中国との付き合い方>
http://www.youtube.com/watch?v=FOc_AUlxYeA

フリージャーナリストの富坂聰氏(とみさか・さとし)が、最近の中国事情を語っている。wikiによると、富坂氏は1964年生まれ。北京大学中文系を中退後、週刊文春の記者を経てフリージャーナリストとなる。取材力、人脈を活かした中国のインサイドレポートには定評がある、という。

▽youtube<たかじんのそこまで言って委員会メンバー、沖縄が本気で独立するということを 聞いて驚く>
http://www.youtube.com/watch?v=j9ypL8oUTVU

評論家、ジャーナリストの惠隆之介氏(めぐみ・りゅうのすけ、1954年生まれ )が、驚くべき沖縄の実態を語っている。にわかには信じがたい内容だが、NHKなどのマスコミはその実情をまったく報道しないので、本土には知られていないという。

wikiによると、惠氏は、沖縄県コザ市(現在の沖縄市)出身。1978年に防衛大学校管理学専攻コースを卒業、海上自衛隊に入隊、海上自衛隊幹部候補生学校、世界一周遠洋航海を経て護衛艦隊に勤務。1982年に二等海尉で退官し、琉球銀行に勤めた。海上自衛隊勤務の経験を生かした活動を展開しているほか、グロリア・ビジネススクール校長、拓殖大学日本文化研究所客員教授、沖縄国際大学非常勤講師(退任)を務めている。現在、八重山日報論説委員長。

沖縄現地の実情に詳しく、<沖縄には被害者史観による呪縛がある。日本政府は1972年の復帰時から2000年まで沖縄に10兆4018億円も投じているのに県民に改善の意欲が見られない。旧日本軍の美徳は報道されず、歪められた内容が知れ渡っていると発言している>と主張しているそうで、動画での発言にも符合する。

沖縄は、「閉ざされた言論空間」なのか。小さな県なのに、「沖縄タイムス」「琉球新報」と、なぜか地元紙が二つもあるが、論調も似たり寄ったりの反日サヨク新聞らしい。

教師もやる気がなく、怠慢なのだろう。学力テストでは、小中学生の成績は全国最低か最低レベルだ。

こうした事情は北海道とよく似ている。北海道新聞が偏った考えを撒き散らし、北教組が牛耳る義務教育は、沖縄と同じで全国最低か最低レベル(以前、文部大臣だった町村信孝氏が同じ指摘をしていた)。南北相通ず、か。腐臭がする・・・。





中韓の見習うべき美点とは?

2013年09月29日 | 日記
きょう29日の読売新聞1~2面の「地球を読む」に、アーミテージ元米国国務副長官が「日本外交に望む 中韓と関係改善 思慮深く」という寄稿を載せていた。(ネットには掲載されていない)

その本旨は別として、注意を引かれたのは、日本に対する評価「ほめ言葉」である。

<(東京が2020年五輪の開催都市に選ばれたのは)国際社会が日本に抱く多大な敬意の証明である>
<アジア太平洋地域における日本の評判の良さは、過去70年間の大半にわたり、米国に恩恵をもたらした。日本は、建設的な平和国家として、この地域の経済発展に積極的な役割を進んで果たそうとする「スター」と見なされてきたからである>

といった具会だ。ただ、<一貫して二つの例外が存在してきた>として、中国・韓国を挙げるのだが・・・。

以前、このブログで、モンゴルを例に、「親日国と反日国」について書いたことがある。親日国・地域には、ほかにタイ、マレーシア、トルコ、台湾を挙げた。(フィンランドも加えておくべきだった。日露戦争でロシアを破ったことに、ロシアの侵略に悩まされてきた同国は喝采を叫んだ)。

しかし、よく考えてみると、親日国とは言わないまでも、日本に反感を持っている国が、中国、韓国以外にあるのだろうか? 国連には200近い国が加盟しているというが、中韓のような国がほかにあるだろうか? 

それはあの戦争のせいだ、という人がいるかもしれない。しかし、戦争の当事国、あるいはそれに関連した国で、70年もの間、ある国に恨みを抱き、歴史認識を問い、責任追及を止めず、「謝罪と賠償」を要求し続けているような国が、果たして世界にほかにあるのだろうか?

「日本に抱く多大な敬意」「日本の評判の良さ」という言葉が出てきた。戦後復興を遂げて、経済成長し、豊かな国を実現した日本は、多くの開発途上国のモデル・手本とされた。(マレーシアは、マハティール首相が「ルック・イースト政策で」で日本を手本としていた)。各国への経済援助や国際貢献もしてきた。

今も、クルマや電化製品、芸術・文学は言うに及ばず、日本食(日本酒も)、食品、漫画・アニメ、音楽、映画、ファッションなどへの世界の関心は高い。「クールジャパン」というやつだ。(先日のテレビ東京の番組では、ゆるキャラ、ウオシュレット、和包丁も外国人観光客に人気だと伝えていた)。だが、日本批判を撒き散らしている中国、韓国とはどういう国なのか?

(過去の歴史的文化・文明は別として)今の共産党独裁国家の中国は、隣国との戦争、民族弾圧、言論弾圧、人権弾圧、環境破壊・汚染、食品汚染、経済格差、コピー商品天国・商標権無視、汚職・不正蓄財、サイバーテロ、軍事国家、覇権主義など、ろくでもないことばかり思いつく。なにか長所・美点があるのだろうか? 他国の模範となるものがあるのだろうか? 思いつかない。知りたいものだ。

韓国はどうか? 世界での知名度は低そうだ。知らない人が多いだろう。しいて有名なのものを挙げれば、サムスンと売春婦の輸出? テコンドー? 国内には、日本のコピー商品やコピーのテレビ番組が出回り、あれもこれも韓国発祥(ウリジナル)だとウソを広め、「韓国の歴史は5000年」と虚構を掲げて胸を張る。そして、反日を叫ぶ・・・。

しかも、評論家の金文学氏によると、中韓は互いに軽蔑し合っているのだ(経済の結びつきは拡大の一途だが)。中国人には、韓国はかつての属国であり、野蛮と見下す。韓国人にとって中国人は野卑で貧乏、汚らしく見えるらしい。互いに「話し声がけたたましい」と非難合戦だ。

こんな隣国・隣人とどう付き合ったらいいのか? 誰も知らない・・・。

サヨク偏向「北海道新聞」の真骨頂

2013年09月29日 | 日記
けさの北海道新聞を見て、さすがに驚いた。

3面の見出しである。社説のスペースを除いて、ほとんど全面が安倍首相・政権批判の否定的な見出しで埋め尽くされていた。

批判や非難のテーマは、「集団的自衛権」と、「国連総会で行った首相演説」である。見出しを抜き出してみよう。

「先走る首相 身内も懸念」「集団自衛権 `地球の裏側`まで?」「政府・与党内ちぐはぐ」。そして、記事の中の1段見出しまでもが、「不安あおる」「有権者に疑問」といった具合である。集団的自衛権がなぜ必要なのか、その意味や意義を知らせる見出しが一つもない。

さらに、「タカ派色払拭狙い「国際公約」連発」「北米外遊から帰国」「減税、安保…議論途上 実現には壁」。1段見出しは「「幅広さ示す」」「言い切り手法」と続く。

合わせて10の見出しのうち、8つが安倍首相・政権への批判か否定的な評価を下した見出しである。中立的なのは、「北米外遊から帰国」「「幅広さ示す」」の二つだけだった。一つは、事実を見出しに取ったもの、もう一つは「安倍外交の幅に広さを示す」という発言から取ったものだった。

記事の中身が知れて、読む気も失せる。新聞報道の客観・中立性(多分に建前なのだが)はどこにあるのか? サヨク・偏向・反権力新聞の本領発揮、というところだろう。

北海道新聞は、アベノミクスについても批判的だし、福島原発の汚染水問題では「コントロールされている」とした安倍首相発言を叩いて、からかわない日はない、といっていい。あら探しに余念がないのだ。決して建設的な主張はしない(あるいはできない)。同じ政権・権力批判でも民主党政権には大甘で、ブレーンの山口二郎教授らを登場させて、むしろ声援を送っていた。偏りは明らかである。

新聞読者の多くは、見出しだけしか読まないと言いわれている。こんな新聞を取って、毎日見出しを眺めているだけでも、読者は「洗脳」されてしまいかねない。評論家の竹田恒泰氏が「一つの新聞しか読まないなら、朝日、毎日、北海道新聞、沖縄タイムス、琉球新報は取るな」と言った意味はこういうことだろう。もし取るなら、その毒を中和させる他の情報も必要になるからだ。情報を主体的に選択、活用する「情報リテラシー」というやつか・・・。

北海道新聞の次のページには、<「大阪無敗」維新に試練 堺市長選きょう投票>の記事が載っていた。もし大阪維新の会の候補が負けたなら、北海道新聞(朝日なども)がそれをどう書いて、どういう見出しを取るか、目に見えるようだ。「橋下維新」は袋叩きにされるのだろう(慰安婦発言のときのように・・・)。

新聞業界には「水に落ちた犬は叩け」という格言があるそうだ。力を失いかけている権力者は袋叩きにして葬り去れ、との意味か。決して、いい意味の格言ではないようだ。かつて、権勢を振るった田中角栄首相のことを思い出す。1974年、評論家の立花隆が文藝春秋に「田中角栄研究」を発表してから、それまで恐れを抱いて「今太閤」などと持ち上げていたマスコミが、手のひらを返したように一斉に金権批判を始め、失脚に導いた。

一地方紙にすぎない北海道新聞に、安倍政権を倒す力はないだろうが、あの朝日など全国紙がグルになったら、どうなるか分からない(失敗に終わったが、朝日のあの麻生副総理ナチス発言報道の狂騒を見よ)。サヨク・偏向マスコミは、「犬を叩いて水に落として、叩きまくる」こともする。歯止めのない恣意的な「第四の権力」である。

*きょうのお勧め情報

①産経ネットの<【緯度経度】「韓国版・新歴史教科書」に圧力>
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130920/kor13092021050004-n1.htm

<韓国でも左翼偏向の歴史教科書に対抗する「新しい歴史教科書を作る運動」が起き、そこから生まれた保守派による「韓国版・扶桑社教科書」が今、世間を騒がせている><新教科書は日本統治時代についてはこれまでの「抑圧と搾取」だけという暗黒史観を否定。日本支配下でも韓国人は自己啓発に励み韓国社会は発展した、と歴史の多様な面を記述するなど、左派をはじめ公式史観が最も嫌ういわゆる「植民地近代化論」を取り入れている>
韓国内にも、まだ「まともな韓国人」がいるということだ。

②きょう29日の読売新聞高裁面コラム「ワールドビュー」。(ネットには載っていない)

<「内なる敵」抱える韓国>というタイトルで、韓国ではいまだに「主思派」が生き延びている実態を、ソウル支局長が書いている。「主思派」とは、北朝鮮の金日成の主体思想を信奉するセクトのこと。<韓国や日本を脅かし続ける独裁国家への同調勢力が国会に存在していることに、かねて不気味さと警戒感を抱いていた>と記している。
日本のサヨク偏向新聞社にも、全共闘崩れや共産党員・シンパらしき者が大勢いた(いる)はずだ。今もその後遺症が続いて、反日の論調が継続されている。「内なる敵」である。

幼稚で無意味な書き込み・・・

2013年09月28日 | 日記
先日、こんなニュースが新聞やテレビで報じられた。

読売ONLINEから全文を引用すると・・・。

<「復興は不要だ」経産省キャリア官僚がブログ>
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130926-OYT1T00534.htm

 <経済産業省のキャリア官僚の男性(51)が匿名のブログで「復興は不要だ」などと不適切な書き込みを繰り返していたとして、同省は26日、この男性を停職2か月の懲戒処分にしたと発表した。

 同省などによると、この男性は2011年9月、自ら開設したブログに「東北のリアス式(海岸地域)の過疎地で、港や堤防を作るために、費用を日本中の人々からふんだくり、綺麗きれい事をいうせいじ(政治)」「復興は不要だと正論を言わない政治家は死ねばいいのに」と書き込んだ。今年8月にも、高齢者に向けて「早く死ねよ」と記した。現在、書き込みは削除されている。

 書き込みは匿名だったが、ブログの内容から男性の名前や住所が特定されるなど、インターネット上で騒ぎとなり、同省が調査を始めた。男性は書き込みを認めているという。男性は外郭団体に出向し、2015年ミラノ国際博覧会の日本政府代表を務めていたが、25日に解任された。>

「政治家は死ね」という部分を見出しに取った新聞もあった。

きのう27日の読売1面のコラム「編集手帳」は、<聞き及ぶところ、ネット掲示板などでは日常語になっているらしい><分別ざかりの年齢で普段は言葉遣いも慎重だろう人が、パソコンを前にキーを叩くや、こうなる。ネットとは面妖な世界である>と書いていた。(ネットの「編集手帳」は有料化されていて、コピペできなかった。)

確かに、2ちゃんねるなどの掲示板を覗くと、「死ね」の文字を見ない板はない、と言っていいのかもしれない。特に、私がテーマにしている「韓国」を巡っては、「死ね」だの「日本から出ていけ」だのという文句が、必ず出ている。

こんな言葉に何の意味もない。書き込みしている人間の低劣さや幼稚さ、無知をさらけだしているだけだ。もっと意味ある言葉、事実に基づいた、根拠のある意見や感想を書き込んだらいい。

同様に、デモで「韓国人は出て行け」などと叫ぶのもどうかと思う。ヘイトスピーチというやつだ。感情的な反発や反感を買うだけで、意味はない。周辺の人も不快感を抱くだろう。在日コリアンに在日特権を与えたのは、日本の政治家だ。デモの主張は彼らに向かって、叫ぶべきだ。(朝鮮総連や民団が仕掛け、サヨク・反日マスコミなどが加担したものだろう。)

「ネット右翼」という言葉をはやらせたのは、朝日新聞だと聞く。サヨク・反日のマスコミの論調に対し、われわれが「正論」をいえる場は少ない。ネットはその貴重な場なのだ。それを「ネトウヨ」などと茶化され、つまらぬものの代名詞のようにされてはかなわない(それが反日派の狙いかもしれない)。幼稚で無意味な感情的な書き込みは、その意味でもやめたたほうがいい。

新聞を読んで・・・中韓雑感№2

2013年09月28日 | 日記
きょうも新聞を読んでの雑多な感想を・・・。

①まず、岸田外相が韓国に水産物の禁輸撤回要請したというニュース。読売ONLINEには、こう報じられている。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20130927-OYT1T00346.htm

 <【ニューヨーク=今井隆、ソウル=豊浦潤一】岸田外相は26日午後(日本時間27日未明)、韓国の尹炳世外交相とニューヨーク市内で約50分間、会談した。
岸田氏は会談で、東京電力福島第一原子力発電所の汚染水問題を巡り、韓国が福島県などの水産物を全面禁輸したことについて、早期の撤回を要請した。>

北海道新聞によると、韓国外相は会談で、「2018年平昌(ピヨンチャン)冬季五輪と2020年東京五輪で協力しよう」と切り出してたそうだ。これに岸田外相は「両国の草の根交流は強固だ」と応じたという。水産物問題は突っぱねられて、これである。やはり、日本という国は、とんでもないお人好しなのか? 

韓国は初めての冬季五輪を成功させるためのノウハウや技術などがなく、1972年札幌や1998年長野の経験がある日本の協力が不可欠との意見を聞いたことがある。日ごろは反日を叫び続け、自分が困ったときは日本に助けを求める。ご都合主義なのだ。日本に甘えているのだ。外交上の駆け引きで相手の弱味を突いて譲歩させ、日本の要求を通す方法はないのか。ガツンとやってほしい。それこそ外交力(術)だと思うのだが。

きょうの新聞の「週刊文春」の広告には<韓国愚かなり!「日本水産物禁輸」で「中国猛毒食品」頼み>とあった。自業自得というべきか。一方、韓国の食品の安全性については、<【追跡~ソウル発】日本に尻ぬぐいさせる韓国 水産物禁輸と慰安婦問題は同じ構造>との指摘もある。
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130920/kor13092014030002-n1.htm

②は「米国での安倍首相発言に中国、韓国メディアがかみつく」というニュース。産経ネットによると・・・
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130927/chn13092721440007-n1.htm

 <安倍晋三首相が米ニューヨークで行った25日(日本時間26日)の講演で、日本の防衛費の伸びが中国の10分の1以下であることを指摘し、「(それでも)私を右翼の軍国主義者と呼びたいのならどうぞ」と発言したことに、中国と韓国のメディアが猛反発している。>

とりわけ、本当のことを言われて逆上したのか、中国の反発は激烈で、中国共産党機関紙「人民日報」は27日付のコラムで、安倍首相の発言を「破れかぶれの横暴、恐れ知らずがエスカレート」したと非難した。

 <安倍首相が唱える価値観外交や、憲法改正の動きを、それぞれ「狂想」「衝動」と切り捨てたほか、防衛費に関し中国を引き合いに出したことにも反発。「中国の国際的イメージを毀損(きそん)するという、腹黒い魂胆にすぎぬことが見て取れる」と主張した。さらに、「かくも悪辣(あくらつ)な政治的レッテルを自らに貼る自信はどこから来るのか?」などと、安倍首相を危険視する論調に終始した。>

と、罵詈雑言、悪口雑言、悪罵の限りを尽くす。この必死さ、北朝鮮の女性アナウンサーの張り上げた声を思い出してしまった。

③は読売新聞政治面に連載中の「政治の現場 尖閣国有化1年」の11回目。見出しを拾うと、<国際司法裁「諸刃の剣」><中国、裁判拒否が濃厚>となっている。

記事では、日本が尖閣諸島の領有について、国際司法裁判所に提訴した場合、日本が勝訴しても中国は判決を受け入れないとの見通しを示す。また、日本が提訴し、中国が拒否した場合でも、中国は日本の提訴をもって「日本が領土問題の存在を認めた」と主張し、二国間の領土交渉を求めてくるだろうと予想する。提訴によって日本が有利になることはない、との論旨だ。

中国は、力づくで実効支配している中沙諸島については「解決すべき法的な紛争は存在しない」とフィリピンなどに主張しているという。尖閣での日本と同じ主張なのだ。これも二重の基準、ご都合主義である。この鉄面皮な軍事大国は、恬として恥じるところがないのだ(一党独裁国の強みなのか、横暴さなのか)。


新聞を読んで・・・雑感

2013年09月27日 | 日記
きのう、きょうの新聞を眺めての感想を・・・。

①まず北海道新聞の1面コラム「卓上四季」。例によって日米安保の否定論を、からかうような、持って回った言い方で展開している。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/fourseasons/494344.html

<‘戦後‘もずっと戦争ばかりの‘同盟国‘に「ついていきます。どこまでも」では、危なくて仕方がない>とか、<首相の言う「日本を取り戻す」とは、「積極的平和主義」との掛け声の下に、地球のあちこちで血を流すことか>といった調子である。

そこには、国際政治や軍事、力の均衡、軍事同盟といった現実についての戦略的思考が欠けている。なにかにつけ、「いつか来た道」「軍靴の響き」と言い出す共産党とよく似た反応である。軍事同盟というとすぐ「戦争に巻き込まれる」「一緒に血を流す」「人を殺す」と言うのと同じ、短絡的な思考なのだ。幼稚そのものである。読者を惑わし、意図的に誤解させる意図なのかもしれない。悪質である。

②次は、先ほど見た産経ネットの記事。

<中国、硫黄島傍受施設案に論語引き反発「君子は常に落ち着いている」>
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130927/chn13092708520000-n1.htm

 <日本の防衛省が艦船などの通信傍受施設を硫黄島(東京都小笠原村)に新設する方針を固めたことについて、中国国防省の耿雁生報道官は26日の記者会見で「中国軍の艦船や航空機が西太平洋の関連海域で訓練をするのは国際法に合致している。いかなる国も過剰に反応すべきではない」と述べた。

 耿氏は「君子は常に落ち着いており、小人はいつでも心が休まらない」との論語の一節を引用し、中国軍への監視体制を強める日本の動向に反発した。(共同)>

昨日は、中国の「やくざまがいの恫喝」について書いたが、これは「恥知らずな鉄面皮」というもう一つの顔である。このふてぶてしさ、不遜さは、日本人にはとても真似ができないだろう。一党独裁国家体制と周辺国を見下す中華思想が混じった独特のものなのか? あきれるばかりだ。

③は昨日の北海道新聞夕刊。文化面に、今は映画評論家の寺脇研が<映画「風邪立ちぬ」を語る>というテーマで寄稿していた。

(寺脇は1952年生まれ。文部省にいたときは、「ゆとり教育」の推進者だった。世の中の流れが、「反ゆとり」となったこともあってか、国家公務員を辞めた。ただ、医学部教授のエリート家庭に育ち、ラ・サール中・高校から東大法学部、キャリア官僚となった寺脇が、詰め込み教育の否定やゆとり教育を熱心に語る姿に、私は(それが仕事だったとはいえ)大いに違和感を持った。)

寺脇の寄稿は「アジアへの歴史観欠く 韓国での受け止め方」と題されている。この中で、<自国を三十数年にわたって植民地支配されアジア、太平洋での戦争に巻き込まれたことの痛みの記憶>とか<関東大震災は流言飛語による朝鮮人虐殺があったわけだし、日本よりもっとひどい貧苦、強制連行、従軍慰安婦といった歴史が蘇って来よう>とか、韓国側に同情・同調してみせる。

さらに、韓国人の女性記者を登場させ、<彼女が聞きたかったのは、植民地支配と戦争の時代をどう考えるのかの歴史観だったのだ>と、すっかり韓国側の立場である。そして、<欧米の科学技術万能主義に夢を抱くとともに日本の精神を尊ぶ、という物語のあり方自体がアジア無視になっているからだ>と決め付けるのだ。

とんでもない、いちゃもん、言いがかりがあったものだ。映画や文学といった芸術は、特定の政治思想や歴史観に奉仕するものではないだろう(社会主義国の芸術やプロレタリア文学でもあるまいし・・・)。歴史認識は他国と共有できない、というのも当たり前だろう。韓国の歴史認識に基づく物語は、韓国が映画化すればいい。それだけの話だ。あらゆることに「反日」を唱え、自らを「被害者」として「謝罪と賠償」を求める韓国に寄り添って何をしたいのか。韓国に出かけ慰安婦訴訟を手引きした高木健一弁護士でもあるまいし・・・。

④最後は、いい話。昨日の読売新聞に載っていた<「武器より本を」マララさん国連で訴え>という3面の囲み記事だ。

パキスタンで昨年10月、女性の教育権などを訴えてイスラム武装勢力に頭部を撃たれ、奇跡的に助かったマララ・ユスフザイさん(16)の演説だ。アフガニスタン紛争解決のために、「武器ではなく本とペンを、兵士ではなく教師を送ってほしい」というものだ。

いいこと言うなぁ、と感動していたら、すぐ下に、「吉田氏が出馬表明 社民党首選」というどうでも言い記事があって、興ざめした。

*きょうのお勧め情報

①読売新聞国際面「中国 株で軍部増強 軍需企業発行 不透明な軍事費拍車も」の記事。
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130927-OYT1T00236.htm
株式を発行して資金を調達し、空母や揚陸艦、駆逐艦開発に使おうとしている。習政権の軍拡路線の一環だ。

②その下に載っていた「国、新型無人機の実物初展示…技術を誇示」
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130927-OYT1T00225.htm
<【北京=五十嵐文】航空業界の国際見本市「北京国際航空展」が25日、北京で開幕し、中国企業が開発した新型無人機「CH―4」の実物が北京で初めて展示された。>
無人機を売って外貨獲得を目指しているという。どちらが「軍国主義」なのか。

「やられたらやり返す」太極旗も・・・?

2013年09月26日 | 日記
きょう26日の読売新聞2面で、<韓国で「旭日旗禁止」案 国内製造や掲載に罰則>というあきれた記事を読んだ。

ネットに掲載された記事全文を紹介する。

「韓国で旭日旗禁止法案…掲揚・作成なら懲役刑も」

<【ソウル=中川孝之】韓国の与党セヌリ党の国会議員10人が23日、韓国内で旭日旗を掲げることを禁じる刑法改正案を国会に提出した。
 韓国では旧日本軍が使った旭日旗への反発が強く、7月にソウルで行われたサッカー日韓戦でも、日本の応援団の一部が掲げたとして問題視されていた。
 韓国国会の法制司法委員会によると、改正案では、旭日旗など「日本の帝国主義を象徴する物」を韓国内で作ったり、「公衆が密集する場所」で使ったりした場合、1年以下の懲役か300万ウォン(約28万円)以下の罰金が科される。議員らは提案理由として、「戦犯旗(旭日旗)への国際社会の認識を変え、韓国の青少年に正しい歴史認識を育成するため」としている。>

またか、という思いと、相手にもしたくない、という嫌悪・拒絶感が入り混じる。(記事はなぜか北海道新聞には載っていなかった。朝日のネットにはあったが。)

日の丸を踏みにじったり、火をつけて焼いたり、ナイフで切り刻んだり、といった行為を平気でやる品性下劣な国民だ。本当は旭日旗だけではなく、日の丸も禁止したいのだろう。さらに、「日本の帝国主義を象徴する物」とはなんなのか? 規定が不明確で、罪刑法定主義に反するのではないか?(もっとも彼らは平気で法の不遡及の原則も破る。法治国家ではないのだが。)

8月30日に産経ネットに掲載された「韓国の反日から旭日旗の名誉を守れ」と題する、この論説委員の記事を読んでほしい。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130803/plc13080308340007-n1.htm

<韓国政府や韓国軍が反日ナショナリズムに同調し、旭日旗を排斥すればとうなるか。日韓の安全保障にとって重要な自衛隊と韓国軍の防衛協力・交流は停滞せざるを得ない。国旗に匹敵する旗を敵視する外国の政府や軍と、充実した協力などできるわけがないからだ。旭日旗の意味が分かっていないのは、韓国の方である。>

感情に歯止めをかけられない原始的な連中なのだ。そして国内では、その感情をあおる教育とマスコミ報道が続けられている。病膏肓(やまいこうこう)に入る、という状態だ。手が付けられない愚鈍さだ。冷静な思考というものがまるでない。

もし、韓国でこの刑法改正案が成立して、日本人が競技場などで旭日旗を振って逮捕され、刑を科された場合、日本国政府や国民はどう対応し反応するのだろうか?朝日などの反日・親韓新聞はどう論じるのだろうか?

きのうのブログで、「幼稚で感情的な韓国に対し、日本は理性的な大人の対応を」と書いたばかりだが、こんなことも考えてみた。

日本で、韓国の太極旗などを禁じてはどうだろう。「やられたらやり返す」。ただし、倍返しではない。目には目を、歯には歯を、の同害報復である。これを対韓国政策の原則とする。やはり子供じみているか・・・?

*きょうのお勧め

①産経ネット<中国の右翼批判に「呼びたいならどうぞ」 安倍首相、NYで演説、逆批判>
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130926/plc13092608450001-n1.htm
<ハドソン研究所では日本の今年の防衛費の伸び率0.8%に対し、中国は「毎年10%以上の伸びを20年以上続けた」と説明し、中国側が首相を「戦争の道を目指す右翼」と批判していることの矛盾を指摘した。>とある。当然の反論だろう。

②新しい歴史教科書をつくる会「「はだしのゲン」閲覧制限問題で文部科学大臣に要請」。
9月12日のブログで要請したというニュースを紹介したが、その後、HPに全文が掲載されていた。
http://www.tsukurukai.com/News/index.html#hadashinogen
問題化した経緯やその問題点を端的に指摘している。

山口君と中島くん・・・

2013年09月25日 | 日記
きのう24日の北海道新聞社会面に、<表現の自由 相次ぐ「不戦敗」 評論、映画・・・批判恐れ>という記事が載っていた。(なぜかHPには出ていない。)

社会面トップの扱いである。北海道新聞がこういう記事を大きく掲載するときは、何か怪しい。往々にして、「道新のサヨク反日イデオロギー」を薄め、偽装して散布することを狙ったものであることが多い。先日は、自衛隊批判の記事を「自衛隊が嫌いで嫌いで」として紹介した。眉唾もの、要注意なのだ。

見出しが下手で、何を言っているのか分からないので、読んでみた。すると、記事の中に、<北大の中島岳志准教授(政治学)>の名前が出てきた。

中島准教授が6月に新潮社から出版した「「リベラル保守」宣言」という本は、当初NTT出版から刊行する予定だったが、NTT出版が要請した文章の一部削除を中島准教授が断ったことで、出版中止が決まったという。橋下大阪市長の大阪市政改革を「独断的」などと指摘した部分だったという。

そのころ、ノンフィクション作家、佐野真一が「週刊朝日」に書いた橋下市長の出自に関する記事が問題化しており、「権力への過剰な忖度だ」と批判しているという。

これを表現や言論、出版の自由の問題とするのは、少々オーバーなのではないか。出版社には編集方針があり、編集者がライターの原稿にいろいろ注文をつけるのはよくあることだろう。それがイヤなら出版社を変えればいい。現に、その本は出版されているではないか?国家権力による弾圧でもあるまいし、憲法上の権利を持ち出して騒ぐほどのことなのか。

そもそも、この中島という人物は何者なのか?

例によって、wikiを見ると、<大阪府出身の日本の政治学者、歴史学者。北海道大学大学院法学研究科・公共政策大学院准教授。専門は南アジア地域研究、近代政治思想史。朝日新聞紙面審議委員。毎日新聞書評委員>とある。

1975年生まれの38歳。まだ若い。<大阪外国語大学外国語学部(ヒンディー語学科)卒業。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程修了。2009年1月、週刊金曜日編集委員に就任>ともある。

朝日、毎日、「週刊金曜日」とくれば、お里が知れたようなものだが、「リベラル保守」とは何なのか、よく分からない。北海道新聞にもよく登場する。ブログなどあちこちで橋下批判を繰り返しているようだ。

北海道大学で橋下嫌い、といえば、山口二郎教授のことを思い出す。民主党のブレーンである。wikiには、こう書かれている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E5%8F%A3%E4%BA%8C%E9%83%8E

<橋下徹が大阪府知事に就任すると橋下の政治手法が独善的であると批判を始め、2011年大阪市長選挙に橋下が出馬すると、橋下の政治手法をファシズムと断じる「橋下主義(ハシズム)を許すな!」を出版した。橋下の対立候補である平松邦夫の応援演説で「チンピラにいちゃんの野望打ち砕け」「(橋下の政治手法は)上から枠をはめないといけないという貧困な人間観しかない」などと訴えた。>

しかし、2012年、テレビ朝日で橋下市長と直接論戦して、やり込められてしまった。その様子を以前、youtubeの「橋本 論破」で見た。現場を知らない学者、と小馬鹿にされ、よほど悔しかったのか、大阪市長選挙で敗れた平松・前市長を招いて、札幌で橋下批判のシンポを開いていた(北海道新聞の記事で読んだ)。地元の民放でも、腹いせのように橋下批判を繰り広げている。
http://www.youtube.com/watch?v=LXuZ_k-rbPc

(二人とも、名誉ある旧帝国大学の安定した職業に就き、著書も多く、執筆・発言の場も多い。表現や言論、出版、学問の自由を充分に謳歌しているではないか。何が不満なのか・・・。)

東京の敵を札幌で討つ、というのか、橋下本人不在の中での批判三昧・・・。卑怯な男だな、と思った。その参加者の中に、中島准教授がいた。きっと、山口教授の愛弟子、子飼いなのであろう。北海道大学に引っ張ってもらった恩でもあるのかもしれない。師匠の敵は、我が敵、というわけか・・・。

やくざと頓馬・・・困った隣人・中と韓

2013年09月25日 | 日記
何というべきか、いかにもこの国らしい空騒ぎというべきか・・・。

産経ネットでこんな記事を見た。

<韓国の大学教授「風水で日本を制圧だ!」朝鮮日報に寄稿>
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130925/kor13092500240000-n1.htm

<【ソウル=加藤達也】「風水を利用し日本を制圧だ!」と主張する、韓国の大学教授による韓国紙への寄稿が話題になっている。

 朝鮮日報が掲載した又石大の教授の寄稿によると、韓国南西部全羅南道の智異山麓にある実相寺は「日本に流れる地の気を遮断するために建立された」という。寺には日本地図を連想させる形がついた鐘があり、「一突きするごとに日本の(象徴である)富士山を一回殴ることになる」と訪問を推奨している。>

漫画でもなく、冗談でもない。大真面目なのだ。(日本でも韓国でも大学や大学教授にもピンからキリまであるだろうが)、大学教授を名乗る者の珍説・奇説の類だろう。

韓国のあきれた風水騒動については、産経新聞の黒田勝弘記者の「韓国人の歴史観」(1999年、文春新書)で知っていた。「日帝風水謀略説-「光復五十周年」の反日風景」として、その愚かしい空騒ぎが紹介されている。

先の記事の<日本の朝鮮半島統治時代に測量などのために打ち込まれたくいは「日本人が韓国の(優れた)地脈を絶ち大物が生まれないようにしようとした謀略だ」との認識が一般的だ。>とのくだりに相当する内容だ。当時、韓国では、くいの捜索やくい抜き作業が競うように行われ、新聞が大々的に報道したそうだ。

この滑稽さに対し、このやくざまがいの恫喝はどうだ。

<中国の無人機を「撃墜すれば戦闘行動」、日本の無人機対策を警戒 中国軍>
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130924/chn13092420070007-n1.htm

<国籍不明の無人機が領空侵犯した際の対処方針策定を日本政府が進めていることを受け、中国軍のシンクタンク、軍事科学院の杜文竜研究員(大佐)は「日本が中国軍の無人機を撃墜すれば戦闘行動とみなす」との見解を示した。共産党機関紙、人民日報のウェブサイト「人民網」が24日伝えた。>

人民日報は中国共産党の機関紙である。「(東シナ海を飛行する中国軍の無人機を撃墜すれば)この領空に侵入してきた日本の航空機などを全て撃ち落とす」とも強調したという。(ソ連機による1983年の大韓航空機撃墜事件を再現させようとでもいうのか?)

中国の領空侵犯こそまず国際法違反である。無人機に領空侵犯させておいて(尖閣の領海侵犯もある)、この言い草。盗っ人猛々しいというか、やくざの脅しというか、チンピラの逆切れというか、とても理性と常識のある人間の言葉とは思えない。

本当に残念なことだが、この両国がわれわれ日本の「お隣さん」なのだ。両者のタイプこそ違うが、どちらも「困った隣人」であることに変わりはない。7月2日のブログで紹介したあのジョークをまた思い出した・・・。


悪夢だった民主党の「国賊」政権・・・

2013年09月24日 | 日記
やっぱりこの男の差し金か、と思った。

きょう24日の北海道新聞3面に、「衝突中国漁船の船長釈放 仙谷氏 政治関与認める」という記事が出ていた。「時事通信のインタビューで証言した」とあった。

同じニュースは産経ネットにも掲載されていた。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130924/stt13092408180000-n1.htm

<中国漁船衝突事件の船長釈放、仙谷元官房長官「法務次官に要望」認める>

 <尖閣諸島(沖縄県石垣市)沖で平成22年9月に起きた中国漁船衝突事件をめぐり、仙谷由人官房長官(当時)が、菅直人首相(同)の意向も踏まえ、公務執行妨害で逮捕された中国人船長を釈放するよう法務・検察当局に水面下で政治的な働きかけを行っていたことが23日、分かった。仙谷氏が同日、産経新聞の取材に応じ、認めた。>

<事件当時、菅政権は横浜市でのアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議を22年11月に控えていた。中国側が参加を見合わせれば日本のメンツがつぶれる可能性があると焦った菅氏から解決を急ぐよう指示があったことも認めた。>

菅が自分の面子のために、中国の圧力に屈したのである。仙谷も唯々諾々として従ったのであろう。それを隠して、国会で行っていた空々しい答弁の数々を思い出す。

学生運動を経て市民運動家となり政界入りした菅と、東大時代は全共闘にいた新左翼の仙谷。菅には品格というものがまるでない、下卑た男で、顔付きにそれがよく出ている。野卑なのだ。仙谷も法律を持ち出してペラペラとよくしゃべっていたが(法匪と言う)、誠意というものがまるでない人格欠落者ではないか。

この二人には(民主党の大部分もそうだが)、国家や国益という概念がまるでない。国家は、破壊、崩壊させるべきものと考えている左翼なのだ。こんな連中が3年間も政権を握っていたとは・・・(国民の責任は大きい)。

民主党政権時代は、海自艦艇は尖閣から112キロ内の海域に入ることを自制してきた、とも言われた。当時の産経の報道によると、中国を刺激することを嫌った首相官邸の指示だったとされる。そうした「弱腰」に乗じるかのように中国艦艇は海自艦艇に近づくような挑発もしたという。

レーダー照射事件も、その延長線上で起きたものだろう。

あのルーピー鳩山といい、口からでまかせのおしゃべり野郎枝野幸男といい、民主党の顔ぶれを思い出すと、悪夢のような3年間だった。国益を損ない、国の威信を低下させ、日本を侮られる国に貶めた。失われた3年、文字通りの「国賊」政権だった。

幼稚で感情的な韓国への対応・・・

2013年09月24日 | 日記
きょう24日の読売新聞4ページの政治面コラム「政なび」に、こんなことが書かれていた。

見出しは「韓国マスコミの罪」。筆者は政治部の記者らしい。

コラムでは、<路上に広げられた日の丸の上を、買い物袋をぶら下げた市民がなんのためらいもなく歩いている>と、2000年にソウウルで行われた日本批判イベントの写真を紹介しながら、その後10年以上経つのに、関係が一向に改善しない現状に言及する。

そして、<最近、日本の外交当局者の間で「韓国嫌い」が確実に広がっている。韓国は国際社会でいつも日本につっかかり、こちらが理屈や道理を説いても通じないのだという>と、霞ヶ関の現状を伝える。「中国のほうがよほど話ができる」と、ぼやいているそうだ。

コラムは、そんな韓国政府の行動に影響を与えているのは、「根強い市民の反日意識だろう」として、さらに、このような<反日意識を醸成しているのは韓国のマスコミだ。何でもかんでも日本を批判しようとする>と指摘している。

21、22日、日比谷公園で開れた両国政府後援の「日韓交流おまつり」で、駐日韓国大使が「対立を越え、一つになった気持ちを味わっていただきたい」と、あいさつしたところ、韓国マスコミから「韓日が一つになるというが、竹島や慰安婦問題などで関係は悪くなっている」との質問が飛んだという。

このコラムでも、反日を鼓吹する韓国マスコミの悪影響について、何度も指摘してきた。それが国民に浸透し、反日教育の成果とあいまって、今や反日世論は限度を越えて国内に満ち溢れ、政府も関係改善の行動ができなくなってきている。反日の毒は、法治国家の公正・公平、正義を実現すべき司法にまで回っている。反日の自家中毒国家となっているのだ。

「理屈や道理が通じない」というのは、原発の汚染水問題に絡んだ最近の水産物輸入禁止措置を見てもよく分かるだろう。何の科学的な根拠もないのだ。国民の不安をマスコミがあおり、むしろ政府が困惑しているのだ。

原因は、マスコミにあおられ、それに無批判に乗せられてしまう韓国民の感情過多の幼稚さにもあるだろう。幼稚で感情をコントロールできない国民性については、きのう紹介した金文学「韓国民に告ぐ!」など、さまざまな著作で指摘されているところだ。

たとえば、最近こんなニュースも見た。

「靖国神社に不法侵入容疑=放火目的か、韓国男逮捕-警視庁」
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2013092300263

 <東京都千代田区の靖国神社に不法に侵入したとして、警視庁公安部は23日までに、建造物侵入容疑で、韓国籍の無職カン・ヨンミン容疑者(23)を逮捕した。シンナーのような液体が入ったペットボトルとライターを所持しており、公安部は神社に放火する目的だった疑いがあるとみて調べている。> この男は、韓国在住で、21日に入国していたという。

マスコミの反日報道と反日世論にあおられた愚かな行動と言うしかない。。犯行のためにわざわざ来日したのだ。単細胞そのものなのだ。

そういえば、5月には、慰安婦問題をめぐる橋下大阪市長の発言に反発して、靖国神社の池に放尿した男もいた。韓国語の掲示板サイトに「小便しました。今後も日本の政治家の妄言が続くたびに、愛国人の放尿が続いていくことを願う」などと書かれていたという。あきれて罵倒の言葉すらすぐには見当たらない。嫌韓となり、付き合いたくないと思うのも自然の感情だろう。

しかし、彼らの多くは、日本や日本人に直接接したことがない。日本に留学した韓国の学生は、日本に好感を抱いて帰国するケースが多いという。観念的なマスコミは変わらなくとも、国民、特に若者は来日して直接見聞を広めれば、意識が変わらないわけではないだろう。(日本においても、朝日などの反日マスコミの論調がおいそれと変わるとも思えない。国民の意識が先に変わり、不買運動を進めるしかないだろう。)

先に紹介した「日韓交流おまつり」に安倍首相の昭恵夫人が出席したことで、波紋を広がっているという。フェイスブックに賛否のコメントが続々寄せられている。
http://news.livedoor.com/article/detail/8091742/

夫人が無批判な「韓流ファン」と見なされた部分も大きいようだが、日本側が頭を下げて実現したものでもない限り、交流イベントなどは遠慮なく開催すべきだと思う。ただ、譲歩や謝罪、懇願などは一切無用だ。そうまでして開く必要はまったくない。日本側からいたずらに拒絶することはしないということだ。幼稚で感情的な国に対しては、日本は大人として理性的に対応すべきだろう。

ある種の「平和主義者」の病・・・

2013年09月23日 | 日記
きのう紹介した読売新聞の「地球を読む」の中で、筆者の北岡伸一氏(国際大学学長)が、日本の「平和主義者」について、こんな指摘をしていた。「なるほど」と思ったので、追記しておきたい。その部分をすべて引用する・・・

<「平和のためには平和的手段しか用いるべきではない」という主張をするという意味での「平和主義者」の中に、「すべての戦争は悪だ」と主張する人がいることも、併せて論じたい。それは侵略した側と侵略された側を等価に置いた主張だといえる。日本が中国を侵略したとき、それに抵抗した中華民国の自衛の戦いも悪い戦争だったのだろうか。日本のなすがまま降伏し、圧制を受け入れるべきだったと言うのだろうか。>

こういう「平和主義者」は日本に数多くいるのではないか。羹(あつもの)に懲りて膾(なます)を吹く、という連中だ。一つの考えに凝り固まって、一点しか見えない。自分を客観視できないし、自分の考えと違う他人の言に耳を貸さない。

彼ら・彼女らの主張は、戦争は人殺し→人殺しは良くない→だから戦争は悪だ→戦争には絶対反対。こうした考えから、憲法9条を守れ、自衛隊反対、日米安保反対、米軍は日本から出てゆけ、とどこかで見聞きしたような発言やスローガンが生まれてくる。

おまけに、彼ら・彼女らの中には、「敵が攻めてきたら、降伏すればいい」と、平然と言ってのける者もいるのだ。私が発言を聞いた中には、経済評論家森永卓郎や社民党の連中の中にいた。ほかにもっといるだろう。彼ら・彼女らは国際政治の現実も、戦争や内戦で敵軍に襲われた住民・国民の悲劇も知ろうとしないのだ。思考能力を失い、見たくないものは見ないという、重症の「平和ボケ」というしかない。

産経ネットに、「スイス、徴兵制廃止を否決 国民投票、伝統を支持」というニュースがあった。
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130923/erp13092300430000-n1.htm

<スイスで22日、男性への徴兵制を廃止すべきかどうかを問う国民投票が行われ、地元メディアによると、廃止は反対多数で否決されることが確実となった。
国民皆兵制の武装中立を維持するスイスでは近年、「他国から現実の脅威にさらされているわけではなく金の無駄遣いだ」として徴兵制の廃止を求める声が出ているが、国民の多くが伝統的な制度を支持した形だ。>

平和は与えられるものではなく、自らの努力で守るものなのだ。かつて、社会党が唱えた空想的「非武装中立論」に似た意識が今も、この国に巣食っている。軍備は、戦争のためにではなく、戦争を防ぐために使うのがもっとも賢明なやり方なのだ。

ユートピア(理想的な社会、理想郷)とは、ギリシア語で「どこにもない場所」の意味だという。努力なしで天から与えられる「平和な社会」も、地上にはないだろう。


(*このような「平和主義者」に似た精神、心理の持ち主たちは、ほかの分野にもいるようだ。ある種の宗教、革命運動、環境保護運動、反・脱原発運動、動物愛護運動(ペット保護・クジラ保護など)などの中にも見受けられるように思われる。運動家の、その声の調子、その顔付き、その話し方・・・何となく分かってしまうものだ。)


哀れな韓国の「反日文学」・・・

2013年09月23日 | 日記
韓国には「反日文学」という文学ジャンルがあるのだそう。

金文学著「「反日」という甘えを断て―韓国民に告ぐ!!」 (2005年、祥伝社黄金文庫) という本を読んでいたら、出てきた。

著者略歴などを見ると、金文学氏は1962年、中国・瀋陽生まれの韓国系朝鮮族3世。作家、比較文化学者、大学講師。東北師範大学日本文学科卒、同志社大学修士課程修了、広島大学大学院博士課程修了。日本国籍を取得し、広島県に住む。

「日本人」かつ「韓国人」であり、「中国人」でもあるという立場から3国を比較した論考が多く、「韓国民に告ぐ!―日本在住の韓国系中国人が痛哭の祖国批判」 (2002年、祥伝社黄金文庫、弟の金明学との共著) 、「中国人民に告ぐ!―「文化大国」が聞いてあきれる-痛憤の母国批判 」(2005年、祥伝社黄金文庫) などの著書がある。

「反日文学」というのは、金文学氏の命名というが、有名なのは、2002年に映画化され、<衝撃的な大反響>を呼んだ「2009ロスとメモリーズ」というSF作品。日本の植民地統治が1945年には終わらず、今も続いているとの設定で、主人公の朝鮮系日本人警察官が、朝鮮独立のために戦う抗日ゲリラと一緒に日本人と戦う姿を描いたものという。中には、安重根とともにタイムマシンで1909年の満州ハルビン駅頭に向かい、民族の敵・伊藤博文暗殺を決行する場面もあるという。

原作は1987年に出版された「京城・昭和六十二年-碑銘を求めて」という作品なのだそう。

、また、2001年に大ベストセラーになった「皇太子妃暗殺事件」は、拉致された雅子さまが、<日本の残虐な朝鮮支配>を初めて教えられ、感謝と謝罪を伝える話という・・・?

同じ筆者の前作「ムクゲノ花ガ咲キマシタ」は、1994年の1年間、ベストセラー1位になった<反日文学の傑作>という。南北朝鮮が協力して核ミサイルを開発し、竹島の領有権を口実に戦争を仕掛けてきた日本軍の侵略(金丸・小沢・橋本らが共同計画)を阻止し、<日本は韓国に赦免を嘆願した>という筋書きらしい。

1980年代以降、「韓国人は偉大な韓国を望む」「ウイルス朝鮮出兵」「1999韓日戦争」など、数え切れないほどの反日小説が次々と量産され、大衆の間で流行し、<反日感情と、韓国が最優秀という愛国心をうまく利用して今日もせっせと「反日文学」が生産されている>という。

私は、韓国でのそんな流行を知らなかった。初めて聞いた。日本のマスコミは、「反日文学」現象を報じていたのだろうか?

それにしても情けない国民だ、と改めて思った。かわいそう、と同情したくもなった。劣等感を虚構の中で晴らす、それしか方法がないのか・・・。

金文学氏も「自慰行為に耽る韓国人への憐み」という見出しで、<時は二十一世紀にいたっても、幼稚な反日感情の小説によって、日本および日本人に対するコンプレックスを解消し、自作自演による一時の快感で自分を慰めなければならない祖国の国民に、わたしはひどく悲しみと憐憫をを感じる>と記す。これに付け加える言葉はない。

*私は以前、金文学氏の「韓国民に告ぐ!」を読んだことがある。その本では、「未熟の国「差別大国」などと、韓国と国民の本当の姿を描き、批判し、反省を促していた。そのため、出版後、韓国で猛烈な批判を受け、「親日派」「売国奴」と罵倒されたという。ネットには顔写真を掲載され、襲撃対象?にもされた。中国でも、「文化大革命期なら銃殺対象となっていた」と脅された、と「「反日」という甘えを断て」の中に記している。

決まり文句「いつか来た道」のウソ・・・

2013年09月22日 | 日記
きょう22日の読売新聞1~2面「地球を読む」に、北岡伸一・国際大学学長が、「安全保障論議 戦前と現代、同一視は不毛」という論考を寄せていた。興味深く読んだ。

北岡氏は1948年生まれ。国連大使、東大教授などをへて政策研究大学院大学も務めている。専門は日本政治外交史。安倍内閣では、集団的自衛権などについて意見を出す有識者会議「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」の座長代理を務めている。

wikipediaによると、北岡氏は、<集団的自衛権について、最小限度であれば憲法を改正せずとも行使可能との立場をとる。ただし、一方で攻撃された国からの明確な要請がない限り、自衛隊は派遣できないとも主張している。>という。

北岡氏は読売への寄稿で、<自衛力強化の議論をしているのに、すぐに「いつか来た道」と言い、戦争につながると批判する人がいる>と問題を提起する。

護憲派のマスコミや学者、進歩的文化人、共産党や社民党などの野党がよく口にするセリフである。一見、もっともらしい警告に聞こえる。北海道新聞でもよく見かける。「軍靴の足音が聞こえる」などとも言う。戦争は二度とごめんだ、平和がいい、と素朴に思っている国民に、受け入れやすいフレーズとなっている。社会党時代から何十年にもわたって、飽かずに使われてきた決まり文句だ。

しかし、北岡氏は、その考えを明確に否定する。<それは彼らが、戦争がなぜ起きたかを真剣に考えていないからではないだろうか。昭和の戦前期、日本を戦争の道に進ませた諸条件を考えれば、今の日本に当てはまらないことは自明だからである>。

そこで、北岡氏が列挙するのが、日本を戦争へと導いた5条件である。北岡氏は、それを示しながら、現在は成り立たたにことを、明らかにしていく。

①まず挙げられるのが、<「地理的膨張が国家の安全と反映を保証する」という観念>。戦前期は、軍事大国・ソ連の存在、資源と市場の確保、過剰な人口などという観念があったとし、<更に、地理的膨張を国家の栄光とみなす考えも強かった>と指摘する。その考えは、国民にも広く共有されていた。そして、<1928年の大恐慌以後、世界のブロック化の中で強まった地理的膨張を求める声が、満州、華北、さらに東南アジアへの膨張を支えた>と言うのである。

では今の日本ではどうか。地理的膨張を求める声など聞かれない。日本への脅威は歴史的に朝鮮半島からやってくることが多いが、今そこには米韓同盟があって、日本の安全を保障している。日本は戦後の自由貿易体制の受益者であり、地理的膨張は繁栄につながらない。軍事的膨張を国家の栄光と考える人もいない、と条件の不成立を確認する。

②は<「相手は弱い」という認識>だという。昭和戦前期の中国軍閥や中華民国の軍隊は、弱体だった。しかし、現在の日本で、「中国は弱い」と考える人はあまりいないだろう。

③は<国際社会は無力で、制裁する力はない」という認識>だ。満州事変の当時は、米国は大恐慌の後遺症に襲われ、国民党は中国共産党との戦いを重視し、ソ連の態度も慎重だった。結果として、日本は国際社会からそれほど強い制裁を受けず、うまくやることができた。

しかし、現在は国連の下での制裁は、国際連盟時代よりも強烈になっている。高度に発達した経済社会を抱える日本が経済制裁を受けた場合のダメージは大きい。

④は<「政治の軍に対する統制の弱さ」である>。戦前期は、関東軍の暴走をはじめ、軍の膨張や発言力の増加を止められなかった。しかし、現在は自衛隊に対する統制は充分効いている。

⑤は<「言論の自由の欠如」である>。言論の統制なしに戦争の遂行は困難だったが、現在の日本は言論の自由がしっかりと確保されている。

そして、北岡氏はこう結論する。<かつての日本の軍事的膨張を促した5条件は、今日の日本には全くあてはまらない。日本が平和国家であるのは、憲法9条のゆえではなく、より根本的な、現在日本の繁栄を支えている基礎条件によるのである>。

この後の北岡氏の指摘は重要だ。この5条件は、現代の中国にかなりあてはまるというのだ。条件ごとに記すと・・・。

①世界中で資源獲得活動を繰り広げている。海洋活動の膨張の背景には、安全確保という観念があり、国威発揚の発想も顕著である。
②東南アジアの軍事的優位にかなりの自信を持っている。
③国際社会からの制裁を恐れる様子がなく、しばしば国際法を無視した行動をする。国連安保理常任国の中国に対する制裁は難しい。
④政府の軍に対する統制は弱まりつつあるのとの見方が強まっている。
⑤政府に対する批判的言論を行うことはかなり難しい。

この後、北岡氏は、<「いつか来た道」と言う人には、日本がなぜ、いかにして、戦争への道をたどる可能性があるのかを具体的に説明してほしい>と求め、今は不当な侵略をどう防ぐか、より効果的な自衛のためにどうすればいいかを考えるべきだ、と強調する。

その中で、かつて<日本に侵略された中華民国の側に身を置き>考えるべき、という箇所に目が留まった。戦前と戦後で、日中の思考、観念、政治・軍事の志向・戦略、国民の意識などが見事に入れ替わってしまったのかもしれない。


中韓の「歴史」は、彼らの望む「記憶」だった

2013年09月21日 | 日記
きのう20日の北海道新聞の「各自核論」というページに、<歴史認識をめぐる対立 互いの「記憶」尊重を>という寄稿が載っていた。

筆者は、長谷部恭男・東大教授である。1956生まれ、専門は憲法学、と紹介されている。

東大教授とか東大卒というと、サヨク・反日・売国奴とののしられて当然と思われる、ロクでもない人間ばかり目につく。しかも、媒体が反日・サヨクの北海道新聞なので、警戒した。

ネットで検索すると、今年5月に学者らが設立した「96条の会」(9条の会ではない)の発起人に、代表の樋口陽一東大名誉教授、山口二郎北海道大教授らとともに名を連ねていた。山口教授は、民主党べったりの北海道では有名な左側の先生である(これも東大卒)。注意を通り越して、赤信号が点灯した。

しかし、読んでみると、真っ当なことを言っているような・・・。その主張は、こんなふうに始まっていた。

<歴史に学ぶべきだと言われることが多い。歴史を学ぶこと、自国の犯した過ちを反省し、同じ過ちを繰り返さないこと表明することは大切である。>

やっぱり韓国の代弁者か、と軽蔑の感情が湧いてくる。大体、「歴史認識」というタイトル自体が、韓国(や北朝鮮、中国も?)がいつも、○○の一つ覚えのよう持ち出す常套句ではないか。さらに次に進むと・・・

<気をつけなければならないのは、「記憶」という意味で「歴史」という言葉が使われることがあることである。>として、「歴史」と「記憶」を峻別する。

すなわち、「歴史」は、客観的で検証可能なもので、三人称で語られる。「歴史する」とか「思い起こす」ということはない。新たな証拠の発見で修正されることもある。これに対し、「記憶」は、歴史とは異なり、主観的で一人称で語られ、「記憶され」「思い起こされる」もので、客観的事実に基づくものではない。

さらに、<記憶と歴史の内容が一致するとは限らない>とした上で、記憶する一人称の主体は集団、民族、国家の場合もあり、その記憶を後世に伝えるために記念館、祈念碑を建てたり、映画や芝居を製作したりするという。<共有される記憶は信仰に似ている。自分たちの生きる意味、この集団が存在する意味を与えてくれる。とても大事なものなので、正しいことは疑う余地はない>と説明する。


これは、韓国や北朝鮮、中国のことではないか。「日帝の残虐行為」やら「性奴隷20万人」、「強制連行600万人」、さらには「南京大虐殺30万人」「日中戦争の犠牲者3500万人」など、虚構の歴史を声高に叫び、記念館や碑を建てて、内外に宣伝しているのだ。中国では、今も娯楽作品として「小鬼・日本兵」のドラマが作られ、毎日放送されているという。

中国系アメリカ人、アイリス・チャンが書いて、各国語に翻訳された捏造・虚構本「レイプ・オブ・南京」や映画のことも思い起こされる。(あまりにも歴史事実の間違いが多いので、日本語では出版されなかった)。

これらは、歴史ではなく、彼らの「記憶」であり、願望だろう。韓国は、「反日」という記憶=信仰がなければ、成り立たない民族・国家ではないか。日本は、韓国・韓国民の記憶のより所・心の支え・なくてはならない存在なのである。(中国はもっとずる賢く、戦略的に「記憶」を操作しようとしているように見える。)

最後に長谷部教授はこう結ぶ。<別人の記憶を自分の記憶にするわけにもいかない><結局はここでも、お互いの記憶を尊重し合い、互いに押しつけ合うのをやめることしか、解決の途はない>

陳腐というか、常識的な結論だが、歴史認識の基本を整理には役立つだろう。そして、少なくとも日本は中韓に、「記憶」を押し付けていないことは確かである。内政干渉は中韓の十八番である(それを手引きするマスメディアや学者、弁護士がいることも事実だ)。