この不可解な3歳児の言葉は何か。彼の目の前に落ちてるのは何の変哲もないクッションだが。3歳児がまだ乳児だったころ、毎日私の母乳を飲んでいたわけだが、昼夜を問わず3時間おきに巡ってくるその授乳の際に私が必ずやることといったら、眠い目をこすりながら、あぐらをかいた足のどちらかに高さ調節のためのクッションをはさむことだった。上の娘のときは10カ月でパッタリ母乳を飲まなくなったにもかかわらず、3歳児のほうはいつまでも寝る前の授乳が断ち切れず、1歳半を過ぎても「ママ、おっぱい~」と、その儀式に欠かせない(と、彼が思っている)クッションを持って私のところに来たものだ。さすがに3歳の今は卒業したけれど、彼にとってはいまだに「クッション=おっぱい」らしい。オットが「これなあに?」とあらためてクッションの名称を問うと、「おっぱい。」と堂々と答えていた…。
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