IPS2006

国際プラネタリウム協会(IPS)2006年総会・メルボルンからの報告

ポストカンファレンスツアー

2006年07月31日 | Weblog
遅くなりましたが、ポストカンファレンスツアーの報告です。

7月27日で公式行事は終了しましたが、翌28日にはポストカンファレンスツアーが行われました。見学先は Swinburne University of Technology です。見学・セッション内容は次の4つで、半日を過ごしました。

(1)Mirror Dome & VR Outreach
みなさんご存じの鏡で反射して全天に映像を投影するシステムです。エアドーム内で実演がありました。

(2)Astro Tour
キャンパス内にあるシアターで3D映像を見学しました。

(3)Sydney Observatory:Our 3-D Experience
シドニー天文台での、3Dシアターの活動状況の発表です。

(4)Swinburne Astronomy Online
科学教育に携わる人やアマチュア天文家のための通信制の天文学課程についての発表です。世界各地に学生がいるとのことでした。

上記からも分かるように、天文学やコンピュータ、映像といった分野にとても力を入れている大学です。写真では分かりにくいのですが、こちらでは他の建物もそうであるように、たいへん美しくデザインされたキャンパスでした。

(熊本博物館 原秀夫)

IPS2006メルボルン終了

2006年07月30日 | Weblog
(宗像ユリックスプラネタリウム 加藤 治 記)

IPS2006がついに終了しました。終わってしまうと寂しいものです。
様々な思い出ができた刺激的な毎日でした。
(写真はメルボルンの夜景です)

29日にメルボルンを出国しましたが、メルボルン空港で北京プラネタリウムのみなさんと少しお話しする機会がありました。北京のレーザープラネタリウムのお話しを伺えて最後の最後まで充実した日でした。

私のまとめはまた後日UPします。

戦利品

2006年07月28日 | Weblog
(宗像ユリックスプラネタリウム 加藤 治 記)

様々な会場やベンダーなどなどからいただたいた資料はこんなに大量になってしまいました。

他にも沢山の名刺を頂いたり、デジカメデータも1.2GBを超えました。有形無形の様々な情報や体験、そして世界中の人々と出会い、話して、沢山の刺激をいただきました。

本当に有意義なひとときでした。

公式行事はすべて終了しましたが、28日にオプショナルツアーがあります。こちらは熊本市博物館の原さんにレポートをお願いしました。どうぞよろしくお願いいたします。

閉会式

2006年07月28日 | Weblog
(宗像ユリックスプラネタリウム 加藤 治 記)

ついにIPS2006が閉会となりました。

引継ぎは鳥の飾りを次の開催地の担当者に渡すというものです。(IPSバードと呼ばれているそうです)

次回は2008年 アメリカ・シカゴのアドラープラネタリウムで開催されます。

講演会

2006年07月28日 | Weblog
カンファレンスディナーの中で行われた、アングロ・オーストラリア天文台のFred Watsonさんの講演会の様子です。
『オーストラリアの天文学者たちのアホな行動』というテーマで、出来の悪い望遠鏡を頑なに使って惑星のトンデモなスケッチを次々発表した天文学者など、オーストラリアのヘンな天文学者たちを面白おかしく紹介し、会場は大爆笑でした。
(新井達之 記)


カンファレンスディナー-2

2006年07月28日 | Weblog
(宗像ユリックスプラネタリウム 加藤 治 記)

ジャズの演奏をBGMに楽しく皆さんとお食事です。

食事が進みながら、功労賞などの授与式や、Fred Watsonさんの大爆笑基調講演(最後はスタンディング・オベーションでした)などが進行していきます。

お食事は、牛肉・鳥などがあったようですが、やっと、めでたく私は牛肉にめぐりあうことができました。

テーブルではクイズ問題があり、みんなが必死に答えます。
これがかなりIPS事情通でないとわからなかったり、相当に詳しい人ではないと解けない内容でかなり難易度が高い出題でした。

カンファレンスディナー-1

2006年07月28日 | Weblog
(宗像ユリックスプラネタリウム 加藤 治 記)

ついに最後のカンファレンスディナーです。

マグライトをロウソク代わりにしています。なんともおしゃれです。
このマグライトはそのまま皆さんにいただけました。


アストロノート

2006年07月28日 | Weblog
イギリスのプロダクション、National Space Centre(すごい名前!)による全天CG作品『アストロノート』の1シーンです。
この写真だけだとふざけた番組のように見えますが、美しいCGを使って人間が宇宙に行くとき身体の中で何が起きるのかを紹介する迫力ある番組です。
途中でいきなり写真の彼がたくさん出てきて、真空にさらされたり、スペースデブリにぶつかったり、宇宙線を照射されたりと次々と危険な実験をされて悲惨な目に会います。本当はとても恐ろしい話をコミカルに表現していて、場内は大爆笑でした。
(新井達之 記)

スカイスキャンのデモより(2)

2006年07月28日 | Weblog
途中から入ったので詳しくはわかりませんが、こちらはデジタルスカイ2で、上空の宇宙線の様子をシミュレーションした映像を見せています。シカゴのアドラープラネタリウムとシカゴ大学が作ったデータのようです。これもリアルタイムで動いていました。
(新井達之 記)

スカイスキャンのデモより(1)

2006年07月28日 | Weblog
今日もスカイスキャンのデジタルスカイ2+デジタルユニバースをたっぷりと見ることができました。
地球から宇宙の果てまでの旅、本当にリアルタイム操作です。途中で何人かのオペレーターが交代しながらいろいろな映像を操作して解説していました。
(新井達之 記)

E&S SPTIZ ショーケース

2006年07月27日 | Weblog
E&Sとスピッツのデモより、カガヤスタジオの『銀河鉄道の夜』の1シーン。
ほかにもいろいろな番組の予告編が上映されました。
2年前は全天CG作品も意味不明なものや質の低いものも混ざっていましたが、全体的に相当レベルが上がったという印象を受けました。
(新井達之 記)

プラネタリウムショーケースでの発表

2006年07月27日 | Weblog
(宗像ユリックスプラネタリウム 加藤 治 記)

画像を撮影できないので、メモレポートします。

●Guilding light -navigating by the stars
 メルボルンプラネタリウム制作番組

船の航海を例に、星の位置や見え方などを紹介。
いかにもプラネタリウムらしい演出を使い、大変好感が持てました。
このまま日本語に翻訳しても、日本人にも好評をいただけそうな内容です。
昨日のメルボルンの番組にも感じましたが、わりと日本人好みしそうな内容だと思います。

●E&S SPTIZ ショーケース

様々なプロダクションの番組を短く紹介するという形。
この中に、現在、サンシャイン・スターライトドーム満天で公開中の「銀河鉄道の夜」のデモが含まれていました。ストーリーはなく映像とBGMのみです。
周りにいた人たちに「銀河鉄道の夜」をどう思ったか聞いてみましたが、ビューティフル!・ファンタスティック! という声を頂きました。メルヘン風なテイストのデモはこの番組だけでしたので、参加者にも新鮮にうつったことでしょう。

●デジタルユニバーズ

これは、スカイスキャンのデジタルスカイ2のプラグインソフトです。
地球から宇宙の彼方までいざなっていただけます!
元々、デジタルスカイ2はマウスを中心に自由自在に操作し、ドームに映し出すことができます。(写真がその様子)
あまりにも簡単にさくさく動かしているため、本当に操作しているのか?と疑問になります。非常に素晴らしいソフトでした。

●アストロノート
 A Nation Space Centre Production (イギリスの会社)

宇宙飛行士になるためにはどうしたらよいか?という内容の番組でした。
独特な雰囲気な番組で、あるとき突然パロディー形式で紹介されるため、その凹凸の激しさについていけないところはありましたが、パロディーのシーンは会場内大爆笑となりました。

●ブラックホール
 Denver Museum of Nature and Science

迫力満点のブラックホールです。金額も相当にかかっているようで、しっかりとした作りが魅力的でした。

あと3作品ほど見ておりますが、あまり印象的ではないので紹介は割愛させていただきます。

デジタル式となると、様々なプラネタリウム番組を見ることができます。今までのプラネタリウムではなかなか難しかったことが、今やこのようなことができるようになったわけです。素晴らしい!です。

ずっと昔に行われていた全天周映像の発表会を思い出しました。


コンソール

2006年07月27日 | Weblog
(宗像ユリックスプラネタリウム 加藤 治 記)

プラネタリウムといえばゴツゴツとしたボタンやダイヤルが・・・という感じですが、ここはフルデジタルプラネタリウムです。あるのは、パソコンのモニターとマウスとキーボードだけ。どこかのオフィスとさしてかわりません。

今回は、E&SとSKYSKANのデモがあるため、パソコンのセットが多い状況です。

27日プラネタリウムショーケース

2006年07月27日 | Weblog
(宗像ユリックスプラネタリウム 加藤 治 記)

ついに最終日となりました。もう終わってしまうのかと少し寂しくも感じます。

3つのセッションが同時に進行しますが、私はプラネタリウムショーケースの方に参加しました。ほとんどの人がこのショーケースに参加していたようで他のショーケースの発表の方は可愛そうです。

プラネタリウムを記念に撮影するときは、必ず真ん中の「ご本尊様」を撮影するものですが、ここはフルデジタル施設ですので、記念撮影できそうなものはありません。フルデジタルのある意味欠点?かもしれません(笑)




SCidomeの機器

2006年07月27日 | Weblog
(宗像ユリックスプラネタリウム 加藤 治 記)

先日のレポートはドームの概観だけでしたので、中身を撮影しました。
このような単眼のビデオプロジェクターです。