ただいまぁ~ 相も変わらず大きな声で帰ってきたお父さん、
まだ、ナチュラルハイ状態なのでありましょうか?いや、そうではなさそうです。
「フレデリック・バック展」 がとっても素晴らしく感動したらしいのです。
あのスタジオジブリの高畑 勲や宮崎 駿が絶賛するバック爺さん (87歳かな) はフランスに生まれ、幼少の頃から絵画を学び、後にカナダへ渡航し結婚、永住権を得てカナダ国営放送にグラフィックアーチストとして参加。
「クラック」 「木を植えた男」 など二度もアカデミー賞短編アニメ賞を受賞した大変な人らしいのです。 (この展覧会にはバック氏が、若い時から営々と描き続けた膨大なスケッチや習作を展示し、アニメーション原画やスクリーンでの映像も見ることが出来ます。)
早速、僕へのおみやげに買って来てくれたDVDを二人で観賞しました。
9編の短編集なのですが、どれもこれも素晴らしく、まるで印象派の美術絵画が動き出している様でアニメーションの域を超えています。
殆んどの作品は、人間と自然をテーマにした壮大な物語で、バック氏が僕達動物や、自然をいかに愛しているか、ひしひしと伝わってくる作品ばかりです。
中でもDVD表題の 「木を植えた男」 は圧巻 (制作に5年の月日をかけた大作) 荒廃した山地に黙々と木を植え続け、大地を蘇らせ、崩壊した町や、そこに住む人達の心や生活を再び豊かにした一人の男の奇跡の物語です。
作品中、9番目にある 「大いなる河の流れ」 は今、僕達が直面している (原発の環境汚染問題もそうでしょう。) 環境破壊がテーマに成っており、人間の欲望のために自然が失われてしまう悲しい現実を突きつけられる作品です。
今日は、本当に長い、長~い一日でしたね、ゆっくり休んでね、お父さん
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