夜明け前のハンミャ島の丘に上がってみると、まだ開いていない
ソナレムグラの群落があちこちに見られます。花の直径が4mm
程度の小さな花ですが、清楚な感じがすてきな美しい花です。緑
の4裂萼片から肉厚の白い花が、夜が明けてしばらくすると次第
に開いていきます。「磯馴れムグラ」という名前の由来というわけ
でもないでしょうが、厳しい無人島の環境でもたくさんみられます。
【島口バージョン】(キシゆむた)
ゆむふぇんめぇーぬハンミャ島ぬうーち上がてぃにいば、まだ咲し
ゅらんソナレムグラぬまぐんぬあまくまなんてぃありょっと。花ぬ直
径や4mmべりぬいなさん花sりょうんば、きょらっさん花だりょっと。
緑ぬゆうつちわれたん萼らあちさししるかん花ぬ、ゆぬふぇてぃっ
からいっとぅきし段々咲しぃいきょっか。「磯馴れムグラ」といゅん
名らちいゅんやあらんち思ゆんば、むちかしゃん無人島なんてぃ
だかいっぱいありょっと。
ところで「磯馴れムグラ」と書いてありますが「ソナレマツムシソウ=磯馴松虫草」と別物ですか?
近所の庭にこの花が咲いており、撮影して欲しいと依頼があり、撮って来ましたが花は違うようでした。
紫色の八重のすこし大きめの花が咲き、まったくの別種です。ほかにソナレギクなどもあり、
これらはそれぞれ別種ですが、ソナレ「磯馴れ」という名前の由来は一緒で、海岸周辺
などに見られます。