奄美自然観察記

高のフィールドより

今年も無人島・ハンミャ島で海鳥調査  アナドリなど

2016-07-31 18:43:27 | 鳥類




毎年実施しているキャンプを兼ねた海鳥調査を行いました。昨日(7/30)、午後2時に瀬戸内町古仁屋港から「フェリーかけろま」で出発。加計呂麻島の瀬相から伊子茂へ移動、伊子茂港からチャーター船で、無人島・ハンミャ島へ向かいました。午後3時半、ハンミャ島へ到着したものの、海が少し荒れていて、島の南西側の岩場に着いたため、暑いなか荷物を運ぶのが結構大変でした。日暮れまで時間があったため、テント設営後、海で泳いだり夕食や調査の準備などをしました。






午後8時過ぎ、満天の星空のもとアナドリ(写真2,3枚目)やオオミズナギドリ(写真4,5枚目)の標識調査を行いました。








調査の一夜が明け、今日もすっきりと晴れています。早朝は島の北東側の丘に登るのが毎年のことです。一昨年、昨年とほぼ同じ時間にヤギ2頭を確認してきたのですが、今回はヤギの姿が見当たりません。通った後のヤギ道も見当たらず、新しい糞もほとんどありませんので、もしかしたらいなくなったのかもしれません。また近くの岩場の突端でエリグロアジサシ2羽が飛び回り、ヒナに与えるためでしょう、餌をくわえたまま、威嚇してきました。ここで繁殖しているものと思われます(写真2枚目)。毎年確認している、ホウライカガミやキバナイソマス(ウコンイソマツ)のはななども健在です。海に潜ってみたら、ウミガメが泳いでいました(写真5枚目)。無事調査を終え、お昼の12時前にハンミャ島を離れました。

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