奄美自然観察記

高のフィールドより

うれしいことに早々と営巣始める  コアジサシ

2010-05-27 20:02:12 | 鳥類




昨年営巣地が荒らされ、コアジサシの多くの卵やヒナが死んでしまった
ことから保護のための看板設置を始めました。今年は今月3日に地元
の子どもたちと看板を設置しました。うれしいことに今日観にいったら、
約20羽ほどのコアジサシガ飛び回っていて、遠くから望遠鏡で慎重に
確認したところ、少なくても8つがい以上が抱卵している様子でした。保
護看板が功を奏したのか、早々と営巣してくれうれしいかぎりです。今
度こそ無事ヒナが巣立ってほしいと、心から願っています。

【島口バージョン】(キシゆむた)
くず巣ぬあんどろぬ荒らさってぃ、イキュンぬいっぱいぬ卵んきゃクヮクヮ
ぬ死じゃんかなん護りゅんまむぇぬ看板ば立て始めりょうたっと。くとぅし
や今月3日、地むとぅぬわらぶぇんきゃとぅ看板ば立てりょうたっと。ほお
らしゃんくとぅにきゅうにがいきょうたっとぅ、て~げ20べりぬイキュンぬと
ぅび回とぅてぃ、とぅさら望遠鏡しよおりくゎにしゃとぅ、いきらっさあてぃも
やあちんまふうさ卵ば抱しゅりょうたっか。護りゅん看板ぬたむぇあてぃ
がぬ、早々とぅ卵ば抱しくれぃてぃ、むるほらしゃりょっと。今度くさちゃん
とぅクァクヮぬ巣立ちほしゃんむんじゃち、むる願とぅりょっと。
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2 コメント

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営巣地は海辺か! (kawasemi)
2010-05-27 22:25:28
高さん
この鳥は埠頭工事現場などで集団繁殖をするそうですね。以前に記載しましたが当時の中田宏横浜市長と日本野鳥の会・柳生博とでこの工事を差し止め、成鳥1000羽、雛483羽、巣の数490個を助けたそうです。昔は鳥の為に工事を差し止めるなんてことありませんでしたが、時代が変わり、環境の大切さを優先する方にカジを切り替えていますね。
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営巣適地が減少 ()
2010-05-28 20:16:51
全国的な砂浜の減少などで、コアジサシの営巣
適地は年々減少しているものと思われます。こ
うしたことを背景に、工事現場の荒地でも砂浜
に似ている環境の場合は、コアジサシにとって
は良好な砂地と同じ営巣適地として認識し、営
巣するものと思われます。コアジサシの営巣で
きる自然の砂浜環境を取り戻していきたいもの
です。
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