奄美自然観察記

高のフィールドより

無人島海鳥調査ー3 小島

2017-06-19 23:40:51 | 鳥類







海鳥調査が終わって一夜明けた上ノ根島から、約3時間余りかかって、昨日波があって上陸できなかった小島へ向かいました。無人島・小島は、小宝島から東へ約1.1km離れたところにあり、周囲を岩礁に囲まれているため、ボートで渡るしか方法がありません。午後12時30分頃、漁船からボートを下ろし、大きな波に遭遇しないように祈りながら、ボートを漕いで何とか小島の岩礁に上陸できました(写真2枚目)。山への登り口を探して岩礁を歩いていると、きれいに咲き始めていたイソマツ(写真4枚目)や、ツルモウリンカの花(写真5枚目)などが観られました。








結構急峻な崖(写真1枚目)を、登れそうなルートを選びつつ山頂に登りました。山頂(標高56m)は、結構平らで周囲にはビロウの群落がみられます。山頂から東側眺めると「中の門」「沖の門」と呼ばれる大きな岩礁が2つ見え(写真3枚目)、西側には小宝島(写真4枚目)が見えます。山頂で海鳥調査をして、ビロウの下を歩いていると、ムヨウランの仲間(ユウレイラン?)が、10個余り観られたのにはびっくりしました(写真5枚目)。また、ビロウ群落の下では、積み重なった枯葉の上を、ガサゴソと歩いているオオシマトカゲにも遭遇しました。上陸から約2時間経った午後2時30分ほど、再びボートで岩礁から船まで漕いで行って乗り込み、調査は無事終了しました。  

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