今度こそ、新しい時代へ!  井上ちあきblog

待ちつづける政治から 挑戦しつづける政治へ!

税金は何のために払うのか?

2008-08-31 | Weblog
今、ある知的障害者関連施設の会報を読んでいて、
「そうそう!」と思うことがありました。

一部抜粋ですが・・・
「障害者が日常の生活を営むために受ける
生活支援がいつの間に「サービス」という言葉に
代わったのだろうか。
~中略~ 必要最低限の生活支援は障害者にとって
は「権利」がいつの間にか益的な「サービス」と
いう言葉に置き換えられ、「サービス」だから
「利用料を支払え」といわれ出したのではないかと
思えてしょうがない。・・・」
全国知的障害者施設家族会連合会会長の由岐氏が
野条町にある希望の郷だよりの誌面で述べられた言葉です。

会報を見て私が勝手に思ったことを書いていますので
会報全体の趣旨とは関係がありませんのでご了解下さい。

・・・で、「そうそう!」と思ったわけです。
最近「行政サービス」という言葉もよく使われます。

今年の3月議会で、ゴミ袋の有料化には反対しましたが、
そのときの一般質問でも「私たちの支払う税金で行政は
どこまでのことをすべきか?」という問いを投げました。

生活をすればゴミがでます。なんでもかんでも無料にしろ
などというつもりはありませんが、最低限でるごみは
支払っている税でまかなわれるべきなのではないかと
思います。

いろいろな施設でも利用料が設定されています。
事業者のゴミのうち産業廃棄物・・・こう書くととんでもない
有害物質に聞こえますが、普通に事業者が工事をしたときにでる
程度のゴミなどは以前は「合わせ産廃」として処分場にもちこめ
ましたが今は、行政の条文の読み方がかわり、持ち込めなくなり
ました。
ではこの事業者の払っている法人の税金は何のためなんでしょう?

市だけではありませんが、「財政が苦しい」ことを言い訳に、
とにかくお金を「公」が集めようとしているように思えてなりません。
その理由として前述の「サービス」という言葉が前提になっている
のではないかと思います。

8月9日に事業仕分けがありましたが、21年度予算作成に
あたっては行政内部でも、発生ベースで支出、補助を考えるのでは
なく根本的に「公」として「税金でまかなう行政の責任」
について議論がなされてもらいたいものです。


明日から、9月議会がはじまります。

実のある政策議論がなされることを祈らざるを得ません。


取り戻せ!加西の未来
井上ちあき

偽善エコロジー??

2008-08-29 | Weblog
忙しさに、ブログの更新が遅くなってしまいました。。。


数日前には、あるグループホームの夏祭りに招待いただきました。
議員になってから、盆踊りが上達しています。
グループホームは、認知症の状態にある高齢者の方々が施設でスタッフの
介護を受けながら共同生活をされているところです。
以前にブログでも書きましたが、これだけ寿命が延びてくると
高い確立で認知症になることになりますが、偽善ではなく
カラオケに手をたたいていらっしゃるこうした方々に、やさしい
加西市でいることができるか、考えてしまう時間でした。

火曜日には、ある市民団体からの呼びかけで議員との懇談会
議員報酬の30%カットという要望
住民監査として指摘された政務調査費での使い方について
市長の不起訴について意見を求められました

特に議員報酬についての30%カットについては議員報酬というタイトル
で以前に書いたとおり反対です。

むしろ 議員定数の削減(12~14へ) 議員報酬と政務調査費の増額
    いわれのない期末手当の廃止 プロの議員としての専業化
この4つを同時に実現することが、最も市民の期待する「市議会議員」
を市民が議会に送りだすことに必要な環境だと思っています。

議員の意見を直接聞いてみたいと思われたときは
是非お声かけください!


・・・・ところで「偽善エコロジー」というタイトルですが
幻冬舎新書「偽善エコロジー」武田邦彦氏著 を読んでいます。

地域の自然環境やひいては地球環境に配慮した生活を心がけることは
いまや義務といえると思いますが、事業仕分けではないけれど
「そもそも、それって本当にエコ?」と、この本を読んで
よく考えてみる必要があると思ってしまいました。
私も単純ですので、地球温暖化⇒北極の氷が溶ける⇒海水面が上昇する・・・
と思ってましたが、よく考えてみるとアルキメデスの法則で
海水面は上昇しないのでした・・・

エコは大事だけど、本当に環境を大事にするには、言葉のイメージでは
なく実態がともなうのかどうか考えてみる必要がありますね。


来週からいよいよ、9月定例議会がはじまります。

性根入れてがんばります。

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井上ちあき









加西市美術家協会展へ

2008-08-18 | その他
昨日は、アスティアで行われていました
加西市の美術家協会展へ行ってきました。

大変盛況で、今回は時間帯によって
作品の解説をされていました。

私は芸術について語るような器量はありませんが
少しだけ書道は習ったことがありますので
興味深く拝見しました。

写真、絵画、工芸などいずれにしても見事なもの
でした。

こうした文化が発信されていくことは、
今後も大切にしてもらいたいと思います。

もちろん、加西市としても応援してもらいたい
ものです。

ちなみに、私の書道の先生が作品を解説しているとことです。


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井上ちあき


事業仕分け・・終了

2008-08-10 | Weblog
シビアな事業仕分けが終了しました。

10:00am~5:00pmまで。

特に市の担当職員には厳しい時間だったでしょう。

例えば、加西では0歳から3年生までの医療費が無料に
なっていますが、「そもそも」その目的は?
三井住友銀行前の市営駐車場、県の管理河川を
市も助成金をだして地域に整備してもらっていること
などなど・・・

医療費の無料の件では、医療費の無料化がむしろコンビニ医療化を
誘発し、むしろ本当に必要なところに予算がとどいていないのでは?
とか、現実に自治体間競争の道具になっているがどこまでやるのか?
所得制限をなくしているが、なぜか?など・・・

「そもそも」なんでやっているの?目的は?
と質問攻めにあっていました。

現実問題として、長年同じ事業を行っているうちに
なんでやり始めたのか?
なんでこんな仕組みになっているのか?
なんでこんな補助金の算出基準になっているのか?
いかに曖昧になっていしまっているか。

市も反省する必要があるとは思いますが、
それ以上に、これからが大事です。

来年度予算の下準備が秋には始まります。
しっかりと「税金」の使い方を精査したうえで
提案してもらわなければなりません。

また、議員としてシビアにチェックする良い
参考になりました。

本来は多くの市民の方々に見ていただいて、
市役所には税金で何をさせるのか?
を市民自身が感じることのできる場としても
大変有意義な場でしたから、参加者が少なかった
ことが残念です。

ほとんど他市の職員の方々であったように思います。

はじめて事業仕分けを体験しましたが、
企画自体に「えー?」と賛同しがたい部分もなきにしもあらず
ですが、総論としては客観的にみて市職員の意識改革に対して
大きなきっかけ作りになりえたと思います。

大事なことは・・・・

事業仕分けをやったことで行革をやった気にならないこと
事業仕分けの結果(不要や民間委託や市で改善など)を
   そのままそれを理由づけにした事業見直しを行わないこと


きっかけができただけで、これからが大事です。


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井上ちあき

明日「事業仕分け」開催

2008-08-08 | Weblog
明日(8/9)、健康福祉会館で10:00から

「事業仕分け」があります。

平たく言うと、毎年行っている市の事業が

本当に必要なのか?

市外の人や市民、職員が一緒に考えてみよう

という企画です。

出入り自由ですから、一度ご覧になられては

いかがでしょう?

全国各地で行われている企画で、

行革の特効薬?とは言い過ぎかもしれませんが、

良いきっかけになればと思います。


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井上ちあき

冷静に。そして当たり前に。

2008-08-01 | Weblog
厚生委員会の視察から帰ってきました。

今後の病院の経営について、大変重要な学びを得た
視察になりました。
資料をご準備いただいたり、根堀葉堀の質問攻めにも
快くご回答いただいた訪問先の方々にも深く感謝です。

内容はまた後日、掲載します。

この期間中に市長が代理で告発状を提出しました。
職員採用について贈収賄があったとのプレス発表用の
市長作成文面と新聞記事、などを見、また
議員協議会が7/30の夜8:40~1時間程度
総務委員会の市長答弁の報告がありました。



議員協議会でも、市長失職、告発にからめた議員からの
発言がありましたが、


冷静に、そして当たり前の対応をしなければなりません。


贈収賄という事件が事実あったならば、議会は積極的に
こうした不正を根絶やしにしなければなりません。

現実の問題として、こうした噂話は議員になるまえから
何度となく耳にしていました。
それだけでなく、様々な分野で議員のごり押し、横槍
という噂も聞いていました。
また、市の職員に横槍をいれてなんとかするのが議員の
役目という評価も議員本人、市民の中にあるのではない
でしょうか。
職員もわずらわしいから議員のいうことは聞いておけ
という風潮があったのかもしれません。

こうしたそれぞれの体質があるのだとすれば
脱皮していくこと、

そして、そうさせない仕組み、予防する仕組みを
つくることが大事だと思います。


取り戻せ!加西の未来
井上ちあき