今度こそ、新しい時代へ!  井上ちあきblog

待ちつづける政治から 挑戦しつづける政治へ!

残念ですが・・・

2007-10-05 | Weblog
書かないで、避けて通るわけにはいきません。

今月2日の新聞報道で皆さんがご存知の通り、
加西市議が免停中に無免許運転をし、逮捕されるという事件が
発生しました。

今日、(正確には昨日ですね)全員議員協議会が10時から午後2時過ぎまで
開かれ以下のようなことが決められました。

議員に対する辞職勧告決議案を次回市議会にて提出すること
少子高齢化対策委員長、都市計画審議委員を辞任すること
統一会派を解消すること


道交法違反とはいえ、免停中に無免許で乗る。そして
9月議会にも同様の状態で来ていたことを考えると
大変、反社会的な行為であったと言わざるを得ません。
市職員が飲酒運転にて懲戒免職になっていることを
思えば、率先して法令遵守を心がけなければならない
議員としての責任は重いものがあります。



実は、議会には懲罰という規定がありますが、簡単に言えば、
これは議会開会中の議場内においての行動に対しての処分という
こと限定されています。
最も重いものでは除名というものまであります(いわゆる失職します)
こうした経緯を追いながら調べてみると、
大変疑問におもうのが、閉会中のこうした事件に対して
議会というものが自浄能力をあまり持っていないということです。
地方自治法でもそうなのでしょうが、議会の中と外を区別しているようで
外でのことまでむやみやたらと規制するものではないということのようです。

でも、実際には本会議のないときも議員の身分があるわけですから
一定の量刑をともなうような事件については、閉会中・議会の外と
いうことにこだわらず自浄能力がなくてはならないでしょう。

加西にも政治倫理条例がありますが、元来贈収賄を念頭にしたもので
その処分も不明確であったり、現実的ではないように感じています。

今日の議員協議会でも、今後議運を軸に政治倫理条例を見直すことを
含めて議会改革に着手することになりました。
私も議運のメンバーとして、明確な規定作りを主張していきたいと
思います。


皆さんからは「また議員か・・・」という思いがおありだと思います。
本人ではありませんが、議員の一人としてお詫び致します。








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4 コメント

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素朴な疑問 (播節)
2007-10-05 03:20:57
辞職勧告決議案?
促されずともご本人から辞められるべきでは?
それが有権者である加西市民に対する“ケジメ”の第一歩ではないでしょうか?
市議に選ばれるくらいの人ですから、それくらいの人間的資質はもっておられて当然だと思います。それがないのなら、初めから市政に参加する資格などないということです。

僕はそう思っております。
Unknown (井上ちあき)
2007-10-05 09:15:13
播節さま
こんにちは。いつもblog拝見しています。
コメントありがとうございました。

おっしゃる通りだと私も思います。
また議会の意思も同様であり、勧告決議案もその
表れです。
法律上では、議会が任命したのではなく、市民が
選んで議員にしたという意味が強いらしく、
なので議会では厳しい処置ができにくい構造に
なっているのです。ブログでも書きましたが
他市のことはさておき、加西においてはこうした
自浄能力が発揮されるシステムを作る必要が
あると考えています。
一般社会とのズレ? (ダイ)
2007-10-19 09:25:19
今回のことは翌日の新聞で知りました。のちのちの話を聞くと、井上さんがおっしゃるように、「勧告」はできても「強制」はできないと聞きました。一般社会では、きっと即刻クビ、よくても停職くらいにはなってもおかしくはないことだと思います。
今回改めて、システムを作る側の人(行政に限らず、ですが)は、自分たちの都合が悪くならないように上手く(悪い意味で)作ってあるんだな、と思わされた一件です。
Unknown (井上ちあき)
2007-10-19 09:33:49
ダイ様
コメントありがとうございます。
そうなんです。どこの世でもありがちといえば
それまでですが、自分たちの都合のよいように
できています。
議員年金などもそうでしょう。

今回のような議会自身の自浄能力については、
明文化できないか検討しているところです。
こんな事態が再発しないようにしなければ
なりません。