心象日記

日々の中で印象に残った場面、言葉、音、味わい、ふれあいなど、五感に最も訴えたモノについて記します。

ハンバーグランチとマーブルシフォンケーキ。

2007-02-22 | 日々の心象風景。
 友人のSさんと久し振りにランチをご一緒いたしました。

私の地元へSさんが足を運んでくれる事となり(と言っても彼女はすぐ隣の街に住んで
いるのですが)、何ヶ月振りかでお互いに顏を合わせたのであります。
たまには行った事のないお食事処でのランチも良いかなと思い、事前にネットで下調べを
いたしまして。こじんまりとした洋食屋さんへと向ったのであります。

 お店の名前は「キッチン陽葉」。
本当に小さくて可愛いお店でして、しかしながら歴史を感じさせる佇まいでもあり、
店内は僅か17席という狭さでありまして、11時半の開店と同時に私たちは連れ立って
中へと入りシェフと視線を交わせる厨房の目の前の席に腰を下したのでありますが、
10分と経たないうちにみるみる17席は人で埋ってしまったのでした。
オムライスがメインのお店であるらしかったのですが、私たちは本日の日替わりメニュー
である「和風ハンバーグの山菜のせランチ」を注文しました。

 これが、とっても美味しかったのであります。
やさしい味のハンバーグに山菜がマッチして、付け合わせのおじゃがのフライも
バター風味の効いた茹でブロッコリーもとってもまろやかで美味しかった。
塩コショウ味のわかめと胡麻がたっぷり入ったスープもハンバーグに合っていて
友人も私もすっかりたいらげてしまいました。
アイス珈琲(私)とオレンジジュース(友人)のドリンク付きで950円。
価格も親切で大満足のランチを堪能いたしました。

 午後2時までおしゃべりしながらゆっくりランチを楽しんだ後は、
商店街や駅ビル内をぶらぶらとウィンドウショッピング。
友人のお気に入りの洋服屋さんへも立ち寄りまして、(店内は冬物大バーゲン中!)
彼女はフード付きのジャンパーを購入。何と980円!
残念ながら私はお気に入りと出会う事なく洋服屋さんを後にいたしました。

 ちょうど3時のおやつの時間となりましたところで、
「海風堂のシフォンケーキが食べたい」と言う友人のリクエストにお応えして、
そのお目当てのケーキを存分に楽しめる喫茶店へと向いました。
この写真がその「マーブルシフォンケーキ」であります。
久し振りに海風堂のケーキを食べましたが、やっぱり美味しかったなぁ。

 「美味しかったねぇ」
 「本当に、美味しかった」
 「楽しかったね」
 「本当、とっても楽しかった」

そんな言葉を交換しながら友人と駅で別れ、心地良い疲労感を両足にぶら下げながら
家路に着いたのであります。




『マンモグラフィー』の「マンモ」って。

2007-02-19 | 日々の心象風景。
 何語の言葉だったか忘れてしまったのですが。
職場の先輩の言う事には、「乳房」を意味しているのだそうであります。

 本日、その「マンモグラフィー」検査を初体験して参りました。
何でもおっぱいを片方ずつ機械の間に挟んでぺったんこ状態にしてレントゲン撮影する
のだそうで、どうも「かなり痛いらしい」と言う噂を小耳にこれまた挟んでしまったために、
恐る恐る検診へと向ったのでありますが・・・。

実際にはそれほど痛くはなかったので、本当にホッといたしました。
検査技師もその他のスタッフも全て女性ばかりでして、これにも安心感がございました。
おっぱいを片方ずつ機械の間に挟み込む時に、検査技師の方の手がおっぱいに直接触れて
しまいますので、やはり男性の技師ですとなかなか難しいかも知れません。
視触診ではどうしても見落としてしまいがちな初期の悪性腫瘍も、マンモちゃんで撮影すれば
早い段階で発見できるそうで年に1回は必ず検査を受けるのが良いそうであります。

 毎日入浴する時にも、おっぱいに関してはウォッシュタオルを使わずに素手で
洗うのが良いとのアドバイスを受けました。素手に石鹸をよく泡だてて両方の乳房全体を
指を滑らせながらまんべんなく洗いなさいとの事でした。
毎日それを続ける事で普段の乳房の状態をよく把握できるようになり、何か異変があると
自分ですぐに見つけられるようになるのだそうです。

明日の入浴から早速「おっぱいの素手洗い」を実行しようと思っております。

写真は恐怖のマンモグラフィー検査が終わってホッと安堵感に浸りながら立ち寄った、
おなじみのサンジェルマンで発見いたしました新商品のパンでございます。
(また商品名をチェックし忘れてしまった)
整然と並べられたバナナの輪切りがとっても美味しゅうございました。
ご馳走さまでした。



手紙をしたためると言う事。

2007-02-11 | 日々の心象風景。
 先日、直筆の心のこもったお手紙をいただいたのであります。

いつの頃から手紙をしたためなくなったのでしょうか。
近ごろでは、自分の手を使って書くお便りと言ったら本当に年賀状ぐらいしか
思い浮びません。
以前は、一年の中で最も多く「自分宛てのお便り」が届けられる年賀状と言うものが
大好きで大好きで仕方ありませんでした。
お返事も一枚一枚、その年の干支にちなんだイラストを描いて、
色塗りも一枚一枚違う色にしたりして、
それはもう、自分なりに手の込んだ年賀状を書いては友人知人の一人も漏れなく
送り続けていたのであります。
それが全く苦にならず、むしろ楽しんで書いていたはずなのです。
それなのに、歳を重ねると共に職場も様々転々としたり出掛けた先で知り合いが
増えたり、誘われていろんな場所へ首を突っ込んだりしたために、
いただく賀状の量が膨大となりとうとうコンビニへ印刷の依頼をする羽目になって
しまったのです。
宛先、宛名はさすがに直筆で書いておりましたが(もちろん一言も添えてね)、
最近の賀状は宛先、宛名まで印刷されて来る始末。(直筆の一言もなく、ね)
何て、味気ないものなんでしょう。

今回お手紙を下さった彼女は、私の取るに足らないささやかな人生の中で
ほんの一瞬スポットライトを照らして下さったような特別な存在の方であります。
しばらくお顔も見ずに今日まで来てしまったので、
今度久し振りに会う約束を交わす運びと相成りました。
とても楽しみであります。

彼女のおかげで、私も久し振りに手紙をしたためる事ができました。





オランダ絵本作家展。

2007-02-07 | 心象書庫。
 2月5日月曜日、友人のNさんから誘われて大丸東京店12階にある大丸ミュージアム
へと足を運んで参りました。

オランダ人で最も有名な絵本作家と言えば、「ミッフィー」の絵でお馴染の
ディック・ブルーナでありますね。彼のシンプルで色鮮やかな原画がたくさん
展示されていて、思わず童心に帰ってしまったほどでありました。
何てわかりやすくて、可愛らしいのでしょう。

その他には「かえるくん」「わにくん」と言った人気キャラクターで知られる
マックス・ベルジュイス(故人)など、現在活躍中の絵本作家10人の原画も展示されて
おりました。展示数も結構膨大で大変見甲斐がありました。
最後の部屋にはテーブルと椅子が置かれていて、たった今見学して来たばかりの作家たちの
絵本が何冊か本棚に並べてあり、自由に頁を捲って楽しめるスペースが作ってありまして、
私とNさんはずいぶん長い時間をその部屋で過ごしてしまいました。
そして私は、そこで出会った一冊の絵本が忘れられなくなりました。

それは、マーリット・テーンクヴィスト氏の『だいすき』と言う絵本です。
会場内でもその絵本は販売されていたのですが、何故かしらその場ですぐに手に入れて
しまうことが何だかもったいなくて、購入するのを諦めて会場を後にしたのですが。
こうしている間もやっぱり忘れられないでいて、今も困惑しているのです。
絵本と言うよりも、「詩集」のような趣のある本でありました。
いつかきっと、必ず手にいれなければと思っております。

実はこの当日、右の脇腹から背中にかけてが猛烈に痛くて非常に辛かったのでありますが、
友人との約束を反故にするのも憚られて何とか気力を振り絞って出掛けて行ったのです。
Nさんと過ごした間はいくらか痛みも忘れて、見学後も美味しいお茶とケーキを頂きながら
久し振りのお喋りに花を咲かせたのでありますが、
Nさんと別れて地元の駅に降り立った時には、再び痛みが強烈に主張し始めまして、
その晩はあまりの痛さになかなか寝つけなかったほどでありました。
普通に呼吸をしても激痛が走るのです。

翌日の朝も激痛に起こされまして、どうにも痛みの引く気配がありませんので
仕方なく職場へ連絡を入れて泣く泣く一日仕事を休む事にいたしました。
すぐに掛かり付けの医者の元へ向い、診察してもらいましたが、
2月に入ってから咳が少々止まらず苦しかったことを先生に伝えましたところ、
どうもそのしつこい咳のせいで脇腹や背中に筋肉痛が起こっているのだろうと
診断されたのであります。(なるほど)
筋肉痛を和らげるお薬を処方していただき、家に帰ってからすぐに服用して
その日は一日中布団の中で安静にしておりました。

そうしたら今朝はすっかりあの痛みが引いて、今日は無事に仕事へ向うことができました。
やれやれ。
昨年の12月の胃腸風邪で有給休暇をほぼ消化してしまいましたので、本当のところは
もう一日も仕事を休むことはできなかったのでありますが、辛うじて一日、休暇が
残っておいでだったのですよ。とほほ。良かった。

とは言え、この先はもう絶対に休めませんのです。気を付けなければ。




お誕生日おめでとう。

2007-02-03 | 日々の心象風景。
 昨日は私の誕生日でありました。

母が何と、ケーキを用意してくれておりました。
苺がならんだ生クリームたっぷりの定番ケーキで、あります。
それも、ホールサイズ♪
こんなケーキで誕生日を祝ってもらうのは何十年振りの事でしょう。

夕食をたらふく頂いた後だったにもかかわらず、このホールケーキが目の前に
現れた途端、速効でそれぞれに切り分けましてそれぞれのお口の中へと瞬く間に
消えて行ったのであります。あ~、しまった!
それで、残ったかけらに慌ててロウソクを立てて日記用の写真を撮ったのであります。
なかなか侘びしさが漂っていて、良いでありましょう?
お味もとっても美味でありました。

この歳(どの歳?)になっても、お誕生日を祝ってもらえるのは何とも嬉しい事で
あります。
今まで生きて来た中でも、私は縁を結んだ人々からたくさんの贈り物をいただいて来たはずで、
それを糧にしながらこうして歳を重ねてきたのだろうと
妙に感慨深くなってしまったのであります。
私も感謝の気持ちを込めて、縁を結んだ人たちにもっと贈り物をしなければ。
物質的に限らず、言葉に込めたり、態度に表したり、顏を見に行ったり、手紙を送ったり
しながら、ね。


大漁旗がなびくぜ!

2007-02-01 | 日々の心象風景。
 このタイトルは、「叫ぶ詩人の会」のファンクラブの名前であったものです。
釣りの大好きな哲也さんらしいネーミングでありました。

先日この日記にも書きましたが、彼らのライブの模様が収められている唯一のビデオを
ある友人に思い切って差し上げたのでありますが、彼女へプレゼントしてしまう前に
どこかで同じビデオを何とか手に入れられないものかとネットで探し回ったので
ありますが、私にはとうとう見つけられませんでした。

ところが。
この日記を読んでくれた別の友人がどこからともなくそのビデオを探し出して下さって、
私に送って下さる事とあいなったのでございます。(涙、涙、涙)
涙を零すほど嬉しく感じるなら、なんで友人に差し上げちゃったりするんだよと、
自分で自分に突っ込みを入れそうになりましたが、
そうなんですよねぇ・・・。私、どうしてあのビデオ、プレゼントしたんでしょう。
何故かしら、衝動的に送ってしまったのであります。
一年も前からダビングを頼まれておきながらなかなか叶えてあげられず、
おまけに当の友人は、共に暮らし愛情を注いだわんこに先立たれ傷心の日々を送って
いて・・・。早く元気づけてあげたいと思って焦ってしまったようであります。
幸い、彼女はとっても喜んで下さったので贈った甲斐はありましたが。

写真は「ドリアン助川」時代の哲也さんであります。

友人を元気づけるつもりでしていた事なのに、
私自身がまた周囲の人に気遣っていただいて、逆に贈り物をしていただく事に
なろうとは。
なんて、ありがたいんでしょう。
まりこさん、本当に嬉しかったデス。ありがとうございました。