indigo YOKOHAMA

横浜を拠点に活動する社会人JAZZ FUNK BAND "indigo YOKOHAMA"のバンドブログです。

indigo YOKOHAMAが横濱ジャズ・プロムナード2013に出演します。

2013-09-30 01:38:47 | バンド情報
横浜のジャズ・ファンク・バンドindigo YOKOHAMAが、今年も横濱ジャズプロムナードに出演します。

出演日  10月12日(土)
出演時間 15:40~16:20
出演場所 美術の広場会場

オフィシャル・サイトは↓
http://jazzpro.jp/

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今週の一枚 Big Sam's Funky Nation / Peace , Love & Understanding

2013-09-29 22:54:10 | FUNKY MUSIC
今回は前回に続いてニュー・オーリンズ系のトローンボニストをご紹介。

ビッグ・サムズ・ファンキー・ネイションはビッグ・サムことサム・ウィリアムスが率いるジャズ・ファンク・バンドだ。
サム・ウィリアムスはダーディ・ダズン・ブラス・バンドの元メンバーだった。
このバンドはフジ・ロック出演歴があるから、知ってる方も多いはずだ。
サムは2000年代初頭に4年程在籍していたそうだが、その後自身の音楽をやりたくて脱退。
ビッグ・サムズ・ファンキー・ネイションを結成する。
04年にデビュー作『Birth Of A Nation』を発表。
その後アルバム発表のたびにメンバー変更を繰り返す。
『Peace , Love & Understanding』は08年に発表した3rdアルバムであるが、デビュー作のメンバーは皆無。
2ndアルバム『Take Me Back』から残ったのはトランペットとベースだけ。
4作目は総取替えとなっている。
つまり本当に彼個人のバンドなのである。
ただ、バンドの編成自体はホーン隊を前面に出し、ヘヴィ・ロック指向のギター、スラップとどす黒い重低音を聴かせるベース、そして小気味のよいオルガンがバックを支えるというスタイルを一貫して踏襲している。

今回紹介する『Peace , Love & Understanding』は過去2作と基本的には変わっていないが、冒頭のヴォーカル曲の後、前半の8曲目までひたすらインスト曲で押し、後半4曲をヴォーカル曲としているのが特徴。
この節目として『Up In Here』という曲を1曲目と9曲目に置いている。
これはアナログ盤の表裏のような切り替えを強く意識しているのかもしれない。

楽曲のスタイルは先週のトロンボーン・ショーティで触れたような、非常にロックの影響が濃く感じられるニュー・オーリンズ・スタイルである。
リフ自体はシンプルだが、このリフがかなりヘヴィなのが印象的である。
過去2作よりもヘヴィさが強調されている。
そして、そのヘヴィネスとファンクの軽快感が融合しているのがなかなか心地よい。
しかも、随所に仕掛けが施され、聴く者を飽きさせない。

全体としてなかなか完成度が高いと思うが、お薦めどころは個人的にはインスト編の前半。
『Dozenland』『T.M.P』『Yu Blockin'』の3連チャンがイイ感じだ。
インスト編の最後を飾る『Wishful Thangs』は却って意外とも言えるオーソドックスなブルース・ナンバー(14小節の変形版だが)。
ヴォーカル編はIvan NevilleとNick Danielsがそれぞれ2曲ずつ担当している。


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今週の一枚 Trombone Shorty / For True

2013-09-22 20:04:20 | FUNKY MUSIC
先週はお休みを頂いてしまった『今週の一枚』ですが、今週は平常運転で参ります。

それにしても『半沢直樹』見ながら書いてますが、うむむ、こう来ましたか~っ。
基本的には時代劇的な勧善懲悪ものですが、ただでは終わらんのう。
いやはや、これはまだまだ続きそうですなあ。

という訳で本題に復帰。
今回紹介するのは先日ニューアルバムを発表したトロンボーン・ショーティの前作『For True』。
トロンボーン・ショーティは86年生まれで、本名をトロイ・アンドリュースと言う。
なんと6歳の頃からトロンボーンを吹き始めたという筋金入りのトロンボーニストだ。
出身地はニュー・オーリンズ。
ニュー・オーリンズと言えば一般的にはジャズ発祥の地として知られるが、ジャズ・ファンクの世界では一大派閥を形成していると言って良い独自のスタイルを形成している。
その特徴はロックやヒップ・ホップその他のジャンルとの融合であるが、特にロック色を前面に出したサウンドメイクがロック・ファンのハートをも掴む味になっており、日本のロック・フェスでもニュー・オーリンズ系は既に常連と化している。

肝心のトロンボーン・ショーティだが、2005年にレニー・クラヴィッツのワールド・ツアーに参加。
その他U2やチャールズ・ネヴィル、グリーン・デイ、メイシオ・パーカー等と仕事をしながら実績を積み上げていった。
そして、2010年にアルバム・デビュー(『Backatown』)。
ソロ名義であるが、彼の活動はトロンボーン・ショーティ&オーリンズ・アヴェニューというバンド形式であり、参加メンバーはバンド・メンバーを基本としている。
因みにバンドのフロントはトロイ・アンドリューズにバリトン&テナー・サックスを加えた重厚な3管編成である。

2作目の『For True』は2011年に発表された。
ゲストとして、ジェフ・ベック、キッドロック、スタントン・ムーア、イヴァン・ネヴィル、シリル・ネヴィル、レニー・クラヴィッツ等が参加している。
前作のスタイルはそのまま継承しており、100BPM台の踊れるテンポに分厚い3管とロックなギターが豪快に絡んでいく。
特にホーン隊はその合奏スタイルやフレージングにニュー・オーリンズ・ジャズの源流を感じてしまう。
リズム・スタイルはロック的なものからヒップ・ホップ的なもの、ニュー・オーリンズ調から16ビートになるものなど、各種取り揃え。
楽曲は14曲中インスト曲とヴォーカル曲が半々となっており、うち3曲はトロイ自身のヴォーカルである。
『The Craziest Thing』で聴かせる歌声はなかなかブルージィだ。
また、レニクラとの共演(レニーはベースのみ)となる『Nervis』はどことなくレニーの楽曲っぽい。
それとゲストの女性ヴォーカルLedisiが参加する『Then There Was You』がソウルフルなバラードで心地よい。
個人的にはこれが一番気に入ってしまった。
このアルバムに関して言えば、インストよりヴォーカル曲の方が良作に恵まれていると思う。
尚、12曲目の『UNC』は全てトロイ自身が演奏しており、伸びやかなトランペット・ソロも聴かせている。



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今週の一枚 Howard Tate / S.T.

2013-09-08 22:35:27 | FUNKY MUSIC
2020年のオリンピック、東京開催が決まりましたね。
驚いたのは、最終プレゼンの素晴らしさ。
NHKでは結構辛口な評価でしたが(苦笑)、高円宮久子様を始め、皆さんなかなか『熱い』スピーチだったと思います。
メンバーそれぞれの熱い思いが会場を覆っていく感じがしました。
そして、最後の安倍首相の『断言』で、『よし、決まり』となったのかなと。
個人的には太田選手のスピーチが気に入りました。
いろいろと紆余曲折のあった招致活動ですが、決まったからには素晴らしい『おもてなし』を見せるのが日本人の心意気ってもんです。


さて、今週の一枚だが、最近アトランティック系ソウルの廉価盤が再発されているので、そこから気に入ったものをご紹介。
ハワード・テイトのセルフ・タイトルだ。
これはなかなか良いです。

ハワード・テイトは1967年にヴァーヴからデビューしたソウル・シンガーなのだが、このファースト・アルバム『Get It While You Can』自体はそれ程ヒットした訳ではないが、ジャニス・ジョプリンやジミ・ヘンドリクスが楽曲をカバーして、再評価されたらしい。
そして、アトランティックから72年に発表されたこちらが2ndということになる。
プロデューサーは前作に続いて、ジェリー・ラゴヴォイが務めた。
バッキングにはバーナード・パーディ、リチャード・ティー、ジェリー・ジェモット、デヴィッド・スピノザなど、ブルース~ジャズに造詣の深いメンバーが揃えられている。
楽曲はトータル12曲で、大半はジェリー・ラゴヴォイの作品。
これぞR&Bの典型と言うような曲、アレンジで、ホーン・セクションが要所要所でバックを盛り上げる。
これにハワード・テイトの生々しくソウルフルなシャウトが絡み合って極上の真っ黒サウンドに仕上がっている。
アルバムはチャートに入らなかったようだが、内容はすこぶる良い。

R&B好きなら押えておいて損は無いアルバムである。



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今週の一枚 James Taylor Qualtet / In The Hand Of The Inevitable

2013-09-01 23:07:18 | FUNKY MUSIC
アシッド関連が続いていますが、今週もアシッド・ジャズにお付き合い下さい(笑)。

アシッド・ジャズ・ムーヴメントで一世を風靡したミュージシャンの中で、もっとも影響力のある人物の一人がジェームズ・テイラーである。

ジェームズ・テイラーは元々ネオ・モッズとかモッズ・リバイバルとか言われたガレージ・ロック・バンドのThe Prisonersでオルガンを弾いていた人だ。
つまり、かなり荒削りなロックのDNAを持っている訳で、この辺の出発点の違いがインコグニートやブランニューヘヴィーズとかガリアーノ辺りとは一線を画している所以である。
その後、ジェームズ・テイラー自身は、ガレージ・ロックからオルガン・ジャズ・ファンクに移行していく訳だが、リズム・セクションは明らかにロック・テイストだった。
どちらにしても荒削りなスタイルで若者を踊らせるというコンセプトは一貫しているように思う。
JTQとも呼ばれるジェームズ・テイラー・クァルテットがデビューしたのは87年の『Misson Impossible』(ラロ・シフリン)という事になるが、ファースト・シングルとなる『Blow Up』(ハービー・ハンコック)や『Gold Finger』『Alfie』などのサントラ・カバーをメインに軽快なオルガンで捌きまくるという演奏を聴かせていた。
ところが、アシッド・ジャズ・ムーヴメントとの関わりの中で、ちょっとコンセプト変えてみました~という時期があった訳である。
特にそれが顕著だったのが93~96年頃だったと思う。
要はインスト一辺倒からヴォーカルをフィーチャーし出した時である。
93年の『Supernatural Feeling』はノエル・マッコイ。
そして、ソロで全米ヒットを記録した事もあるアリソン・リメリックを起用したのが94年のEP『Extended Play』と今回紹介する95年の『In The Hand Of The Inevitable』である。


そもそも『Supernatural Feeling』の成功を受けて(UKチャート36位)、更なる飛躍を期待してのアリソンの起用だったのではないかと推察する。
もうこの路線で天下とってやろうと。
スノウボーイなどのサポートも受けて明らかに音符が細分化、緻密になったリズム・セクションに、ホーン・セクションやコーラス、ストリングも従えてのゴージャスなバッキングで支えられた楽曲は、やや憂いを湛えたサウンドでイギリスや日本の若者の心を鷲づかみにした。
実はこの時、クァルテットと称しながらメンバーにジョン・ウィルモットも加わって実質クインテットになっており、楽曲制作にも関わっている事は重要なポイントかも知れない。
アルバム的にはジェームズの兄弟であるデヴィッドのギターが要所要所で大活躍している印象。
ヴォーカルのアリソン・リメリックは、その大柄な体格から発せられる芯のある歌声で充分な存在感を見せている。
ジェームズ・テイラーのオルガンは、露出度が明らかに下がり、ピアノやシンセの頻度が上がったものの、時々オルガンで暴れるときの疾走感は捨てがたい。


個人的なお薦め楽曲は、ヴォーカル曲『Love Will Keep Us Together』『Free Your Mind』『Stepping Into My Life』は鉄板。
インストだと『Haitian Breakdown』『Journey』あたりであろうか。

因みに『Whole Lotta Love』はレッド・ツェッペリンのインスト・カバー。

アルバムはUKチャートで63位を記録した。
この後はチャート上からは姿を消す。
元のスタイルに戻ったのである。



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indigoが横濱ジャズプロムナードに出演します!

2013-09-01 21:59:50 | バンド情報
横浜のジャズ・ファンク・バンドindigo YOKOHAMAが、今年も横濱ジャズプロムナードに出演します。

出演日  10月12日(土)
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