indigo YOKOHAMA

横浜を拠点に活動する社会人JAZZ FUNK BAND "indigo YOKOHAMA"のバンドブログです。

今週の一枚 Raydio / Raydio (ジャック&ジル)

2011-01-30 22:14:14 | FUNKY MUSIC
AFCの日本サッカー、熱くなりましたなあ。
ハラハラものの試合でしたが、なぜか負ける気がしなかったですよ。
こいつら持ってるって感じがしたんでね。
試合毎に違う選手がヒーローになるところがザック・ジャパンの凄いところでしょうなあ。
いやあ本当、優勝して良かった!

さて、今週の一枚はちょっと懐かしく(って、いつも懐かしいのばっか)、レイ・パーカー・Jrです。
それも記念すべき初『ソロ』作ですわ。
なぜ『ソロ』とカッコ付かというと、一応グループ名義になってるから。
でも実態はプロデュースは言うに及ばず、作曲から演奏に至るまでほとんど彼一人でやった代物であります。

後に『A Woman Needs Love』や『Ghostbusters』などのビッグヒットを放つ彼は元々腕っこきのセッション・ギタリストで、ハービー・ハンコックとも一緒に活動した事がある。
経緯は諸説あるようだが、このハンコックとの共演をきっかけにソロ・アーティストになったようだ。
自宅のスタジオで制作したデモ・テープをアリスタの社長に聴かせてソロ契約を勝ち取り、ヴォーカルを加えて完成させたのが本作『Raydio』。
日本盤ではシングル曲のタイトルを取り『ジャック&ジル』と題している。

優秀とはいえセッション・ギタリストの一人に過ぎなかった彼がこのアルバムでいきなりR&B8位、全米27位を獲得したのは、やはりそのセンスの良さと完成度の高さであろう。
全編通して小気味の良いご機嫌なファンクとセンスの光るメロウ・サウンドが楽しめる。
シングル・カットは3曲(『Is This A Love Thing』『Honey I'm Rich』『Jack And Jill』)だが、いずれもチャート・インしている。
『Is This A Love Thing』『Honey I'm Rich』は、かなりご機嫌で楽しい。
メロウ系ではシングル・カットしていない『Betcha Can't Love Me Just Once』が個人的には好きだ。

演奏面では、とにかくリズム・ギターがカッコイイ。
一応ソロも弾いているが、やっぱりキレのあるカッティングの方がイカしてる。
因みに『Honey I'm Rich』ではワウワウ・ワトソンとの豪華共演だ。
それとアルバム最終曲の(ほぼインストと言える)『Get Down』では極上カッティングに、ツボを押さえたスラップ、時代を感じるシンセ、ギター・ソロが絡むという、なかなか楽しめる曲。
ヴォーカルはjerry Knightを始め複数使っているが、バッキング・ヴォーカルの『ウィ~』みたいな独特の高音がいかにもRaydioって感じである。

レイ・パーカー・JrはRaydio名義でさらに1枚アルバムを発表し、その後Ray Parker Jr. & Raydio名義に変更、81年に『A Woman Needs Love』でR&B1位を獲得する事になる。
ただ、この辺になってくると、バラードしかやらないNight Rangerみたいな(って判らないか)感じになってきてくる。
個人的には初期の方が楽しいアルバム作りをしていると思う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

気が付いたら…50000PV突破!

2011-01-28 00:17:16 | 徒然日記
このブログを立ち上げてからおよそ2年4ヶ月。
気が付いたら50000PVを既に超えてました。

バンド宣伝のために始めたブログですが、多分それとは関係なく読んでくださる方も多々いらっしゃる模様。
というか肝心のメンバーはほとんど読んでいない(苦笑)のに有りがたい事です。
今後も地道に情報を発信していきますので、よろしくお願いします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今週の一枚 The Sugarman Three & Co / Pure Cane Sugar

2011-01-23 23:54:05 | FUNKY MUSIC

今回ご紹介するのはSugarman Threeである。
テナー・サックスのNeal Sugarmanを中心にドラムのAdam Scone、オルガンのRudy Albinによって結成された。
これにギターのColeman Malett、フルートのDaisy Sugarmanを加え、5人編成でデビューアルバム『Sugar's Boogaloo』を98年にDesco Recordsから発表。
続いて2000年に『Soul Donkey』を発表した。
サウンドは60年代を意識した、どころか、まんま60年代のような猛烈にいなたい、ご機嫌なオールド・ファンクである。
JBやルー・ドナルドソンをカバーするなど、彼らの方向性を彷彿とさせる選曲がされている。
デビュー・アルバムの時点でケブ・ダージも目をつけていたらしい。

Desco Recordsが消滅した後、そのオーナーの一人であったガブリエル・ロスとNeal Sugarmanが設立したのがDaptone Recordsである。
このDaptoneで2002年に発表したサード・アルバムが本作である。
名義が『The Sugarman Three & Co.』とあるのはサポート・メンバーを加えて制作したからのようである。
因みに『本隊』はギターがAl Streetに替わり、Daisy Sugarmanの抜けた4人編成となっている。

本作の目玉はサポートに加え、凄いゲストを呼んでいることである。
まず、御大Bernard Purdieが1曲参加。
そして、これまではインスト一筋であったが、Lee Fields、Charles Bradley、Naomi Davisという、いずれも強力なヴォーカリストを起用したヴォーカル曲が収められている。
これが頗る良い。
2曲目のCharles Bradleyなんか、もろにJB。
4曲目のLee Fieldsもパワフル。
6曲目のNaomi Davisなんざ、一瞬男かと思うぐらいのダミ声。
この辺の好きな人は聴く価値あり。

演奏の方はアフロ・アフリカンなバッキングが効いている。。
ルー・ドナルドソンを彷彿とさせるグルーヴィなニールのサックスも気持ちが良い。
ドラムは昨今の主流とは違い、手数は少なめ。
オルガンは正に『オルガニスト』って感じ。
『キーボディスト』ではなく『オルガニスト』。
この違いは意外とあると思うんだよね。
それとギターの交代によってミーターズっぽさが強調されているように感じる。
新しさは微塵も感じさせないが、その古さが何とも堪らないアルバムである。

このバンド、その後CDを発表した形跡がない(他にコンピが1枚有り)のだが、ニールもサントラに参加したり、ちゃんと音楽はやっているようなので、多分同じ調子で活動しているんだろうなと勝手に確信している。
『新しい』アルバム出さないかねえ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今週の一枚 Ricky Fante / Rewind

2011-01-16 23:49:20 | FUNKY MUSIC
最近、i-Pod用に新しいプレイリストを作ったんですな。
これがですね、歌謡曲やJ-POPをごちゃごちゃに入れたものなんですが、ところどころに演歌を挟むんですわ。
五木ひろしとか八代亜紀とか坂本冬美とか…。
結構これが良いんです。

前置きはこれくらいにして今週の一枚。
う~ん、これは渋い。
現代のソウル・シンガーでありながら、バリバリのオールド・スクールを聴かせてくれる。

リッキー・ファンテはワシントン出身の歌手。
教会音楽の影響を受けて育った彼は、LAの大学在学中に地方のインディーズ・レーベルのコンテストで優勝したらしい。
その後大学を中退して音楽活動を本格化。
白人のスコット・リケットとデュオを結成し、01年にアルバムを発表。
ヴァージンの副社長ジョシュ・デューシュの目に留まり、ソロ契約を結んだ。
ノラ・ジョーンズの楽曲に携わったジェシー・ハリスのバックアップを受け、03年に最初の4曲入りCD(わざわざ『EP』を称した)を発表。
翌年には1stアルバムを発表、それが本作である。

声が少ししゃがれていて、そこが何とも渋い。
若いくせに味がある。
楽曲はネオ・ソウルと言われている、オールド・スクールなR&Bに由来するアーシーなものである。
ライナー・ノーツにあるように、楽曲は全てオリジナルでありながら、過去の名曲を思い起こさせるような断片の挿入などが意識的に行われている。
パクリ?などという話もあるが、個人的にはその点はあまり気にならなかった。

考えてみると、この頃は彼の所属するヴァージンがジョス・ストーンを世に出した時期と重なっており、レーベルの狙いも透けて見えるのである。

ファンクで踊り疲れたら、こういうのもちょっと良いでしょ。
まったりとソウルを聴きたいあなたに。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『けいおん!』恐るべし…

2011-01-15 02:42:06 | 徒然日記
ども、管理人です。

いやあ、先日は御茶ノ水の某楽器店に行ってきました。
実は私の姪がギターを始めたいと。
小学生のくせにって言ったらいけないんですが、理由がですね、例の『けいおん!』ですよ。
家では深夜番組って事で見せてなかったようですが、友達の家で録画かなんか観ていたようですな。
で、ファンになったらしい。
しかも年末に母親の知人からちょっとばかり弾き方を教わってその気になっちまったんです。
正月なんか皆でカラオケに行ったらですね、『けいおん!』の歌ばっかり歌うんですよ。
『ごはんはおかず』とかですね、まあそんな歌です。

本気でやるならって事でプレゼントしてやったんですが、やはりと言うか、欲しい楽器は主人公のヤツです。
レスポール・スタンダード。
そう言うと思ったよ。
まずは主人公が持ってる本物を見せてやりまして、お前がマンガに出ているってだけで欲しいと言ってる楽器はどれだけ高いかってのをよ~く認識させてやりました。
その上で、下から数えた方が早い廉価コピーモデルのコーナーに連れて行って、比較的良さげなヤツを選び、アンプ、チューナーの他、メトロノームも加えて購入。
これから始める方は絶対メトロノームを買うように。
で、その後は個人的にベースを見たり弾かせてもらったりしてから別れました。

数時間後、電話がかかってきまして、チューニングが判らんと。
お前、初心者用の教則本があったろ。ちゃんと読んで理解したか?
『理解したと思う』
全然、してねえじゃねえかっ!

…って怒っちゃあいけないのよ。
そもそも世の中の大半の人間は、楽器をちょっとかじってはみてもすぐに挫折してしまう。
修行が大変なのはスポーツも学業も仕事も楽器も同じだっつーの。
だから、せめて最初のうちは間口を広げてやってですね、多少はだまくらかしてでも『楽しい』と思いこませて、続けさせないと未来の音楽産業が育たないのよ。
俺の若い頃は…とかそういうのは言っても無駄。
それに相手は小学生。
自分が何をやりたいって言ってるのかさえ、あんまり理解してないんだから。

という訳で懇切丁寧な手書きマニュアル(チューニングからドレミ、コードまで)を作成し、FAXしてやるやさしい伯父。
取り敢えずはスタート地点に着けたろうと一安心。
でも、もし続かなかったら真っ先にギターを没収しようと心に誓っているのであった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今週の一枚 The Propositions / Funky Disposition

2011-01-10 21:23:22 | FUNKY MUSIC
成人式という事で、振袖の女性が目にまぶしいですなあ。
新成人の皆様、世の中は、とかくままならないものですが、希望は失っちゃあいけませんぜ。
若さは最大の武器。
何でもやってみなはれ。

という訳で新春一発目の『今週の一枚』はですね、ウチの大先輩みたいなバンドです。
ちょっとレア・グルーヴすぎるかも知れないがデトロイトのThe Propositionsをご紹介。
正直なところ、詳細が判らないバンドなのだが、Luv N' Haightレーベルから復刻盤として完全版のコンピレーションが出ている。

バンドとしてはたった3枚のシングル盤を残していつの間にか消えてしまったようである。
当初の名前は『Prepositions』だったようだ。
プロデューサーのMilt Harrisに見出された彼らはJames Ponderというヴォーカルと共に1stシングル『Funky Disposition』を発表。
続いて2枚目もヴォーカル曲の『Do What Ever Turns You On』を発表した。
だが、彼らの本質はジャズに影響を受けたインスト・ファンクにあったようである。
ちょっとFabulous Countsにも相通ずるものを感じるが、Fabulous Countsよりも攻撃的で、随所に仕掛けを挟み込んだ意欲的なインスト・ナンバーがCDの大半を占める。
3枚目に発表したシングル『Africana』もアフロ感を感じさせるインスト・ナンバーであった。

バンドのメンバーは全員10代のようであるが、とてもそんな若さとは思えない技術。
『Africana』のオルガンや『Sweet Lucy』のギターなど、グイグイとリズムを引っ張っていくカッコよさがある。
アフロ感満載のパーカッションも利いている。
『Groovin For The Groove』なんかグイグイ押し込んでくるぞ。

こんなバンドでも成功はなかなか難しいんだねえ。
デトロイトで地道に活動していたが、アルバムを発表することなく一部のメンバーが脱退してバンドは解散となったようだ。

2枚組の構成は1枚目にインスト、2枚目にヴォーカル曲、いくつかの曲の別ヴァージョンやデモ音源が入っている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新ドラマー加入!

2011-01-07 01:28:56 | バンド情報
久しぶりのバンド情報です。
ドラマーのイチヂが惜しまれながらも脱退しました。
indigo YOKOHAMAの創設以来のメンバーとしてバンドを支えてくれましたが、
社会人ってのはいろいろ事情があるんでございます。
そしてindigoの新メンバーとしてヨシオカが加入しました。
管理人と同じ40代。
社会に出る直前にバブルが崩壊して、いい目を見る前におあずけを食らった世代でございます。
バンドの平均年齢は上がりましたが、これでオヤジ・バンド・コンテストにも出られるぞと。
という訳で、皆さんよろしくお願いします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

謹賀新年

2011-01-01 23:10:39 | 徒然日記
ファンク好きの皆さん、明けましておめでとうございます。

indigo YOKOHAMAは、更にパワーアップして活動してまいります。
今年もよろしくお願いいたします!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする