indigo YOKOHAMA

横浜を拠点に活動する社会人JAZZ FUNK BAND "indigo YOKOHAMA"のバンドブログです。

驚いた

2011-11-30 01:14:17 | 徒然日記
gooのブログにはランキングというのがあって、10000位以内だと管理画面で順位が表示される。
このブログもいよいよ順位が表示されるようになってきました。
継続は力なり、ですね。
有り難うございます。

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今週の一枚 Incognito / Transatlantic RPM

2011-11-28 01:05:54 | FUNKY MUSIC
先日の東京JAZZでも来日したUKジャズ・ファンクの大御所Incognito。
このバンド、アルバムのみならずライヴにおいても、安定した(しかも高いレベルの)クオリティをずっと保ち続けている。
既に結成31年になるようだが、大したものである。

Incognitoが2010年、結成30周年のときに発表したアルバム『Transatlantic RPM』が今週の一枚。
ぶっちゃけてしまうが、ハッキリ言ってこの作品、何の新味も無い。
いや、そもそもこの辺の作品になってくると購入するのは完全に固定客。
ある程度先の楽しみが読めている客が買っている訳で、作品発表頻度の高いミステリー作家の読者にも似た感はある。
ただ、その作品の質の高さも読めているので、期待通りのリターンは間違いなく得られているのである。
制作者にとってもマーケットの反応がほぼ読めるというのは、未だに日本盤を発売している大きな理由になっているだろう。

『Transatlantic RPM』の場合、結成30周年を記念し、優秀なゲストを多数迎えたというのが一つの売りになっている。
チャカ・カーンやMario Biondi、Luckyjam、Ursula Rucker、Leon Were、元メンバーのMaysa等である。
ただ、そういう事で何かが変わっている訳ではないのだ。
何度も言ってしまうが、特筆すべきサウンドの変化は何もない。
ヴォーカリストによる味わいの違いはあるけれども。
印象としてはこれまでのインコグニートの要素がふんだんに詰まった良質のアルバムなのである。
そこが凄いところなのである。
今回は冒頭にボズ・スキャッグスの『Lowdown』のカバーを入れてきた。
これが原曲に負けず劣らずのオシャレな仕上がりである。
その後のナンバーもアーバンな香りをふんだんに感じさせるものばかりである。
時々、『あ、あの曲っぽい』というフレーズがポンポン飛び出すが、それも予測の範囲内。
『1975』なんかドラムの入りからホーンのイントロ、そしてインコの歌姫では一番のオシメン(笑)Joy Roseの歌声まで、完璧なインコ・ワールドだ。
(もちろんMaysaも良いのだが)
全般的に歌をキッチリ聴かせようという意図が伝わってくる印象で、まったりとゴージャスな時間に浸れること請け合いである。
ドライヴのお供に。


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ブランディングとしてのネーミング

2011-11-27 22:46:44 | 徒然日記
横浜ベイの売却問題絡みで球団名が変わるってのが騒ぎになりましたが、他球団の下品な争いでかき消されてしまいました。
自分はそもそも野球チームに企業名を冠するのは大反対。
とくにメディア系会社なんて、やり方が下品極まりない。
そういえばサッカー・チームにも自社の名前を付けてたな、あそこは。
いいかげん企業名を排除して頂けませんかね。
一見コマーシャリズムの典型のようなアメリカの4大スポーツなんか、オーナーは有名な企業の経営者だったりするが、それを絶対に宣伝しない。
ファンも知ってるが話題にもならない。
プロ・スポーツ・チームを持つ事の意味合いが全然違うって事です。

さて、名前ってのはとても大事なんですよと。
そこで、自分がずっと奇異に感じている事を書きます。
以下の市名から、どういう市なのかイメージしてみて頂きたい。

・山梨県甲斐市
・山梨県甲州市
・山梨県中央市
・山梨県(新)山梨市
・山梨県南アルプス市

どうですか?
山梨県って事は判るけど、そこから先は?
まるでイメージできないでしょ。
これらは近年の市町村再編で出来た市です。
この中で唯一まともなのは、山梨市。
山梨市は『山梨郡』の中の市で、山梨村という村があった。
南アルプス市は南アルプスが含まれているのは事実だが、一部だけ。
他の3市なんか、もう訳が判らないですね。
甲斐も甲州も同じ意味だし。
そういえば平成大合併で『中央』を名乗る市が至る所で増えました。
この辺、もう少し工夫はできなかったんだろうか。

こんな名前になった理由はおおよそ見当がつく。
どこかの地域名を優先するのが鼻持ちならないってヤツね。
(一応、公募の形をとっていたりもするけどね)
だから中途半端な『とりあえず甲斐の国にあるって事は共通だから』『県の中央にあるから』的な名称になってしまったんだと思う。
でもね、本当に他所の人間はこれじゃイメージできないんですよ。
地域感が伝わってこないんですよ。

名は体を現す、ていうのがここで当てはまるのかは判らないのだが、名前を聞いたときに『あ、あの辺だな』とか『あ、○○の出身地で有名な』とか『△△っていう特産があるな』とか、そういうイメージを思い起こさせられるのは大事だと思う。
これはつまりブランディングを考えてネーミングをしましょうという事。
自分達の地域にアイデンティティを持っていく上でもこれは重要です。
長野県の安曇野市は東筑摩郡の明科町も含まれていたが、安曇郡に由来する名称を選択。
安曇一族が住んでいた(古代より馬を生産していた)地であり、旧穂高町や旧豊科町などのイメージを見事に包含している。
『あづみの』と聞くだけで、一面に広がる緑と山々が頭の中に浮かんでくる。
NHKの連続TV小説で舞台になった地域だなあ、などと連想も広がる。

という訳で、山梨県のセンスの無い市名の見直しを大真面目にお薦めする。
例えば甲州市だったら、行政区域としては旧塩山市が大きいし、塩山は干し柿で有名な地域。
塩山駅には特急あずさも停まる。
『塩山』を前面にするのは悪くない。
だが、旧勝沼町は『勝沼ワイン』の生産地。『勝沼』の方が知名度は高い。
このどちらかでしょう。
少なくとも『甲州市』よりは地域感がグッと伝わってくる。
今からでも遅くないから、検討してみては?
今のままだと本当に『どこだか判らない』のだから。

バンドにおいても、ネーミングってのは大事です。
例えアマチュアであっても、ブランディングは欠かせない。
我々が『indigo』というシンプルな名称にこだわるのもその点だし、『YOKOHAMA』と地域名を付けるのは明確なブランディングです。
少なくとも『横浜のバンド』とは思って頂ける。
これだけで、ウチのバンドに対する具体的な情報が一つ多く、皆さんの脳味噌に刻まれる訳です。
バンドを長く続けるなら、そういう事も考えて良いのではと思います。


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今週の一枚 Candy Dulfer / Crazy

2011-11-20 22:36:10 | FUNKY MUSIC
福岡ソフトバンクホークスが8年ぶりに日本一。
おめでとうございます。
ここまで長かったですねえ。
それにしても田村とか内川とかね、横浜ベイだったんだよね。
(まあ内川は一部のベイ・ファン相手にガキのケンカみたいな事やってるみたいだけど。残念だわ。)
あっ中日には谷繁もいるわ。
良い選手が流出する体質ってのがねえ。
来年(も)どうなるんですかね。
次は○田かよ…。

という訳で、今週の一枚。
Candy Dulferの新作ですよっと。

キャンダル・ファンは既にご存知の事だが、アルバム作りにおける彼女は打ち込みやエフェクト処理を積極的に導入している。
ライヴの時は、よりストレートで生々しいファンクを強調している。
彼女は、手段を使い分けて様々な自分を表現しようという事を考えているようである。
前作『Funked Up & Chilled Out』の場合、CDを2分割してそれぞれのCDに違う表情を与えたのもその例だ。

今回の目玉はBlack Eyed Peasのプロデューサー、Printz Boardが作曲、制作に関わっているという事だ。
余談だが、Black Eyed Peasといえば2010~11年シーズンのNFLスーパー・ボウルのハーフタイムに出演した、言わずもがなの人気グループである。
今まではUlco Bedとその仲間達が中心になって曲作りを支えていたが、今回は15曲中10曲でPrintz Boardが絡んでいる。
その影響はハッキリと現れる。
一聴してUlcoの楽曲とは違うアプローチが展開される。
Ulcoの楽曲を聴くと何となく安心してしまう(?)くらいだ。
うねる音とアクセント的に絡んでくるシンセ、独特の残響感が印象的である。
これまでならヴォーカルもキャンディ押しだったが、今回はPrintz Boardが大活躍。
Perfumeでお馴染みのオートチューンも使いまくっている。
そんな今までにない舞台の中、キャンディのサックスはキレのあるブロウを今回もバリッと決めてくる。
この辺は保証付と言って良いだろう。

ボーナスDVDにはキャンディがメイシオ・パーカーを訪ね、ファンクについて語る再会ドキュメントがっ!
これ、むしろメイシオのDVDと言った方が良い。
オランダのTV曲NTRの制作によるもので、キャンディは基本的にレポーターに徹している。
ファンクを目指すサックス奏者には、こちらの方がお宝度が高い。
私は輸入盤なのでオランダ語の彼女のトークに英語のキャプションがついていたが、日本盤はどうなっているのだろうか。
購入された方教えてください。

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いつの間にか100000PV突破

2011-11-15 01:19:44 | 徒然日記
若干放置気味のこちらのブログですが、知らない間に100000PVを突破してましたっ!

どうも有り難うございます。

継続は力なりという事で、今後もよろしくお願いします。


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今週の一枚 Hummingbird / Diamond Nights(ダイアモンドの夜)

2011-11-14 00:29:44 | FUNKY MUSIC
待ちに待っていたPhat Phunktionのライヴ。
…と思っていたら延期になっちゃったよっ!
せっかく予約してたのに~っ!

そういう訳でね、もう神も仏もありゃしない世の中をですね、ズバッと切り裂こうってんで、今週の一枚。
(本当はPhat Phunktion応援企画にしようと思ってたんだよねぇ)

70年代ロック・ファンの間では知る人ぞ知るなバンド、Hummingbird。
彼らの作品の中で最も有名なのは2作目『We Can't Go On Meeting Like This(密会)』だが、今回はファンク度が最高潮に達した3作目『Diamond Nights(ダイアモンドの夜)』を紹介する。

Hummingbirdは1974年にイギリスで結成されたロック・バンドである。
だがこのバンド、ロック・バンドと一言で片付ける訳にはいかないような多彩な音楽性を持っているのである。
何と言ってもメンバーのBobby Tench(ギター、ヴォーカル)、Max Middleton(キーボード)、Clive Charman(ベース、フルート、ハーモニカ)の3人は、Jeff Beck GroupのOBである。
この時点で凄いバンドだって判るでしょ。
そして2枚目の『We Can't Go On Meeting Like This』からドラムのBernard Purdieが参加!
凄い、凄すぎる。
彼らのサウンドはロックにジャズ(それもクロスオーヴァー的な)、ファンク、ソウル等が渾然一体と溶け込んでいて絶妙なグルーヴを醸し出す。
はっきり言って、黒っぽさで言ったら最近のイギリス系ディープ・ファンクなんて彼らと較べたら全然黒くないっ!
R&Bファンもこのバンドは押さえるべきだと思う、マジで。

『Diamond Nights(ダイアモンドの夜)』は77年に発表された彼らの3枚目にしてラスト・アルバムである。
特筆すべきはホーン・セクションやストリング、女性コーラス等がふんだんに導入され、よりゴージャスに、そしてより黒っぽさが増している事である。
更にパーカッションのAirto Moreiraがゲストで参加し、グルーヴ感がパワーアップしている。
懐の深いBernard Purdieのドラム、リリカルなMax MiddletonのキーボードとブリッとしたClive Charmanのベースが楽曲を際立たせる。
その上に乗るBobby Tenchの歌声はとてもソウルフルだ。
ギターは基本的にカッティング大好きなRobert Ahwaiだが、Bobby Tenchが3曲でブルージィなギター・ソロも聴かせる。
楽曲は『Anaconda』と『Anna's Song』がインストで残りがヴォーカル・ナンバー。
『Get My "Led Boots" On』はジェフ・ベック『Wired』にMiddletonが提供した楽曲に歌詞を乗せたもの。
『Spirit』はミドルテンポが心地よい、ムーディでソウルフルな一曲。
『Cryin' For Love』はクラビが効いてる。
『She Is My Lady』はMorgan Aimesのカバー。George Clintonのでは無い。
『You Can't Hide Love』はいかにもアースっぽいホーンが入る…っていうかアースがやってる曲。
『Madatcha』はベースがブリブリでギターが結構ロックしてる。
関係ないがタイトルの『まだっちゃ』っていう響きが仙台弁&小倉弁っぽいなあ。
『Losing You』は元々『I Think I'm Losing You』というタイトルだった。
このアルバムでも特に印象的なバラードナンバー。
『Spread Your Wings』はフルートが心地よい爽やかなナンバー。

因みにこちらの作品、日本で初CD化されている(しかも紙ジャケ)。
こういう再発環境が存在する日本って凄いと思う。
皆さんも日本に生まれた事に感謝して、このCDを買ってみてはいかが?

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今週の一枚 Breakwater / Splashdown

2011-11-07 00:10:48 | FUNKY MUSIC
新番組『妖怪人間ベム』なかなか良いですねぇ。
主役の3人が思った以上に良い味出してます。

さて、今週の一枚はちょっとフリーソウルで見直されたグループである。
Breakwaterは黒人白人混成の8人編成のR&Bバンド。
結成は71年であるが、アルバム・デビューは78年、そしてアルバムをたった2枚しか残さず解散してしまった。
デビュー・アルバム『Breakwater』の『Work It Out』がフリー・ソウルのコンピに取り上げられる等、再評価されるようになり、そのセンスあふれるアーバンな楽曲がオールドR&Bファンやクラブ系の人のハートを鷲づかみにした。
確かに彼らの楽曲はオシャレの一言。
だが、決してメロウ一辺倒なバンドではなくファンキーな楽曲もしっかりやっていて、非常に幅のある、楽しい構成のアルバムを作っている。

2枚目のアルバム『Splashdown』80年に発表された。
1枚目同様にこちらでもメロウとファンキーをバランスよく散りばめており、聴くものを飽きさせない。
冒頭は(『Splashdown Time』R&B部門59位)いかにも80年代を感じるスペイシー(笑)なファンクから攻めてくる。
そういえばジャケットもスペイシー感たっぷりだ。
こればかりはどう考えてもデビュー作のエロジャケの方が良かったと思うぞ。
まさかジャケットのダメさ加減が解散に繋がったのではなかろうな。
でも当時はこれカッコ良かったんだろうね。
『Splashdown』はサンプリングのネタ元としても知られており、『You』がMursに『Release The Beast』がDaft Punkにそれぞれ使われている。
この2曲はファンクの方。
個人的なお薦めは、ファンキーな『You』、メロウな『Say You Love Me Girl』(R&B部門79位)から続く後半のライン。
特に『Let Love In』はさり気なくリズムに凝った楽曲でカッコイイ。

アルバムはR&B部門で33位を記録した。



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