今週の一枚 The Sound Stylistics / Play Deep Funk

いやあ、こいつはご機嫌です。
名前が示す通り、強烈なディープ・ファンクです。
６０～７０年代の香りを漂わせつつ、いかにもＵＫジャズファンクらしい小気味良さも随所に聴く事が出来ます。

メンバーにはＵＫクラブシーンのエース級がズラリ。
James Taylor、Neil Robinson、Gary Crockett(JTQ)、Jim Watson（Incognito）、Mark Van der Gucht（Galliano）、Eddue Roberts（New Mastersounds）、Simon Lee（Dr.Seuss）、Andy Ross（The Herbaliser）、Mike Smith（Jamiroquai）、Nichol Thompson（Brand New Heavies）、Snowboy！
よくもまあこれだけ揃ったものだという感じ。
『サウンド・スタイリスティクスというのは凄く熱いんだ。別にオールスターバンドとして売上げを狙った訳じゃなくてさ、ＵＫファンクシーンの凄いミュージシャン達が協力を惜しまずに作られたアルバムなのさ』by Snowboy（ライナーノーツより管理人の猛烈な意訳）

元々は７インチ・シングルが数枚出ていたが、一般に販売されていなかったものらしく、『幻のアルバム』扱いされていたとか。
よくぞ日の目を見させてくれたな、という感じです。
ファンキーなブロウをかますサックス、チョイとチープな音が絶妙なギター、そしてここぞと言う時にハモンドとフルートが絡んできて滅茶苦茶クール！
とにかく全篇ファンキーの固まりです。

どうやら来月あたり新譜が出そうな予感。
これは要チェックだね！

巨星墜つ！忌野清志郎氏 死去

ここはファンクバンドのブログだから本当は場違いなんだけど、これは書いておきたい。
ジャパニーズ・ロック界の大御所、忌野清志郎氏ががん性リンパ管症のため亡くなりました。
彼は管理人が物心ついた時にデビューし、小学生の終わりごろに「雨上がりの夜空に」が大ヒットしました。
自分にとっては多分初めて聴く「日本のロック」でした。
その後も自分のスタイルを変える事無く、すげえカッコイイオヤジになっていきました。
常に音楽愛を感じさせるオヤジ。
ああいう歳のとり方をしたいと思ったものです。
昨年の秋、ブッカーＴがブルーノートに来た時、彼が飛び入り参加して歌いました。
あの場にたまたま居合わせる事ができて本当に良かったですし、もう見ることができないのは残念です。
享年５８歳。合掌。