indigo YOKOHAMA

横浜を拠点に活動する社会人JAZZ FUNK BAND "indigo YOKOHAMA"のバンドブログです。

今週の一枚 Big Sam's Funky Nation / Peace , Love & Understanding

2013-09-29 22:54:10 | FUNKY MUSIC
今回は前回に続いてニュー・オーリンズ系のトローンボニストをご紹介。

ビッグ・サムズ・ファンキー・ネイションはビッグ・サムことサム・ウィリアムスが率いるジャズ・ファンク・バンドだ。
サム・ウィリアムスはダーディ・ダズン・ブラス・バンドの元メンバーだった。
このバンドはフジ・ロック出演歴があるから、知ってる方も多いはずだ。
サムは2000年代初頭に4年程在籍していたそうだが、その後自身の音楽をやりたくて脱退。
ビッグ・サムズ・ファンキー・ネイションを結成する。
04年にデビュー作『Birth Of A Nation』を発表。
その後アルバム発表のたびにメンバー変更を繰り返す。
『Peace , Love & Understanding』は08年に発表した3rdアルバムであるが、デビュー作のメンバーは皆無。
2ndアルバム『Take Me Back』から残ったのはトランペットとベースだけ。
4作目は総取替えとなっている。
つまり本当に彼個人のバンドなのである。
ただ、バンドの編成自体はホーン隊を前面に出し、ヘヴィ・ロック指向のギター、スラップとどす黒い重低音を聴かせるベース、そして小気味のよいオルガンがバックを支えるというスタイルを一貫して踏襲している。

今回紹介する『Peace , Love & Understanding』は過去2作と基本的には変わっていないが、冒頭のヴォーカル曲の後、前半の8曲目までひたすらインスト曲で押し、後半4曲をヴォーカル曲としているのが特徴。
この節目として『Up In Here』という曲を1曲目と9曲目に置いている。
これはアナログ盤の表裏のような切り替えを強く意識しているのかもしれない。

楽曲のスタイルは先週のトロンボーン・ショーティで触れたような、非常にロックの影響が濃く感じられるニュー・オーリンズ・スタイルである。
リフ自体はシンプルだが、このリフがかなりヘヴィなのが印象的である。
過去2作よりもヘヴィさが強調されている。
そして、そのヘヴィネスとファンクの軽快感が融合しているのがなかなか心地よい。
しかも、随所に仕掛けが施され、聴く者を飽きさせない。

全体としてなかなか完成度が高いと思うが、お薦めどころは個人的にはインスト編の前半。
『Dozenland』『T.M.P』『Yu Blockin'』の3連チャンがイイ感じだ。
インスト編の最後を飾る『Wishful Thangs』は却って意外とも言えるオーソドックスなブルース・ナンバー(14小節の変形版だが)。
ヴォーカル編はIvan NevilleとNick Danielsがそれぞれ2曲ずつ担当している。


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