一昨日、健さんの朗読CD『南極のペンギン』をやっと手に入れました!もう7回聴きました。そして泣けました。
すごい男です、健さんは。
冒頭、伴奏なしに語る声を聴くだけで、しびれまくります。
ぼくの名前は、高倉健。
映画俳優のしごとをしている。
もう四十年以上も、映画のしごとをしている。
健さんを「演技の人」だとかつて書いたことがあります。「渋い」の一言だけで、男・高倉を語ろうとする人は、このCDを聴いてもらわねばなりません。声だけで、しかも自作の朗読だけで、人をこれほど感動させられる役者がこの日本に幾人いるでしょうか。
70歳を過ぎた健さんの発音は、決して滑らかではありません。若き日の健さんが映画の中歯切れのよく捲くし立てていたことを知っている方には、少し頼りなさを感じるかもしれません。しかし、その幾分甘い滑舌が、健さんの温もりを表していて、ホッとするのも事実です。
若き日の有無を言わせぬ力強さにも舌を巻きますが、いまのたおやかに老いた健さんの声にも鳥肌が立ちます。同じ九州の男だからでしょうか、年老いた健さんの声が熊本に住む父の声にダブります。おそらく九州出身の方は、このCDを聴けば、すべてご自身のお父上を思い出されるのではないでしょうか。
しかも、健さんの朗読を支えるのが、宇崎竜童さんのオリジナル曲です。すべての音楽が素晴らしいがゆえに、健さんの三次元的文章を見事に四次元的なドラマに再構築してくれています。
健さんの声だけでも十分感動できたかもしれませんが、宇崎さんの音楽があることで、そのよさが二倍にも三倍にもなっているのです。
自慢ではありませんが、Gump Theatreのオーディオ装置も半端なものではありません。そこで聴くこのCDの音楽デザインは、いかに丁寧にこのCDが作られたか分かります。
まず中央前よりに健さんが堂々と現れます。そしてその後方に伴奏の楽器陣が控えています。音の定位が実に正確で、オーディオ・ファイルの方のオーディオ・チェック用にも使えるレベルのものです。
ああ、このCDを買えて手元に置いておけたらいいのに・・・。
ところで、このCD、2914というシリアル番号がついていました。3500枚の中の2914番という意味なのでしょう。しかし、嬉しくなるではないですか。ゴウ先生の気持ちを代弁しています。ですから。本当に「健さん、あんたはニクイヨ」と叫びたくなるくらいに、鳥肌を立たされっぱなしなのです。(冗談ではなく、本当の話です、これ。)
いま、本を目で追いながら、朗読を聴く作業をしています。健さんがどこに変更を加えているのか、興味深いですから。しかし、気分で動かない人です。アドリブは極めて少なそうです。短文をたたみかけ、リズム感を引き出した、完成度が高い本だからだと解釈しています。
CDが入手できる方は、ぜひCDを。そうでない方は、まず本を手に取ってみてください。小学校の教科書に採用されているのもうなずけるはずです。音読に最高です。
昨夜、我が家の子供たちに、聞かせました。そして今夕定期上映会の後INDECの会員諸君に、このCDを聴いてもらおうと思います。この幸せをみんなに分けてあげないとバチが当たります。
どうぞ最寄の公立図書館にお問い合わせください。きっと幸せになれますよ。
すごい男です、健さんは。
冒頭、伴奏なしに語る声を聴くだけで、しびれまくります。
ぼくの名前は、高倉健。
映画俳優のしごとをしている。
もう四十年以上も、映画のしごとをしている。
健さんを「演技の人」だとかつて書いたことがあります。「渋い」の一言だけで、男・高倉を語ろうとする人は、このCDを聴いてもらわねばなりません。声だけで、しかも自作の朗読だけで、人をこれほど感動させられる役者がこの日本に幾人いるでしょうか。
70歳を過ぎた健さんの発音は、決して滑らかではありません。若き日の健さんが映画の中歯切れのよく捲くし立てていたことを知っている方には、少し頼りなさを感じるかもしれません。しかし、その幾分甘い滑舌が、健さんの温もりを表していて、ホッとするのも事実です。
若き日の有無を言わせぬ力強さにも舌を巻きますが、いまのたおやかに老いた健さんの声にも鳥肌が立ちます。同じ九州の男だからでしょうか、年老いた健さんの声が熊本に住む父の声にダブります。おそらく九州出身の方は、このCDを聴けば、すべてご自身のお父上を思い出されるのではないでしょうか。
しかも、健さんの朗読を支えるのが、宇崎竜童さんのオリジナル曲です。すべての音楽が素晴らしいがゆえに、健さんの三次元的文章を見事に四次元的なドラマに再構築してくれています。
健さんの声だけでも十分感動できたかもしれませんが、宇崎さんの音楽があることで、そのよさが二倍にも三倍にもなっているのです。
自慢ではありませんが、Gump Theatreのオーディオ装置も半端なものではありません。そこで聴くこのCDの音楽デザインは、いかに丁寧にこのCDが作られたか分かります。
まず中央前よりに健さんが堂々と現れます。そしてその後方に伴奏の楽器陣が控えています。音の定位が実に正確で、オーディオ・ファイルの方のオーディオ・チェック用にも使えるレベルのものです。
ああ、このCDを買えて手元に置いておけたらいいのに・・・。
ところで、このCD、2914というシリアル番号がついていました。3500枚の中の2914番という意味なのでしょう。しかし、嬉しくなるではないですか。ゴウ先生の気持ちを代弁しています。ですから。本当に「健さん、あんたはニクイヨ」と叫びたくなるくらいに、鳥肌を立たされっぱなしなのです。(冗談ではなく、本当の話です、これ。)
いま、本を目で追いながら、朗読を聴く作業をしています。健さんがどこに変更を加えているのか、興味深いですから。しかし、気分で動かない人です。アドリブは極めて少なそうです。短文をたたみかけ、リズム感を引き出した、完成度が高い本だからだと解釈しています。
CDが入手できる方は、ぜひCDを。そうでない方は、まず本を手に取ってみてください。小学校の教科書に採用されているのもうなずけるはずです。音読に最高です。
南極のペンギン集英社このアイテムの詳細を見る |
昨夜、我が家の子供たちに、聞かせました。そして今夕定期上映会の後INDECの会員諸君に、このCDを聴いてもらおうと思います。この幸せをみんなに分けてあげないとバチが当たります。
どうぞ最寄の公立図書館にお問い合わせください。きっと幸せになれますよ。
本日はサプライズがある、とのことでしたので
ブログにアクセスしたところ、
タイトルを見ただけで鳥肌立ちました。
本当に驚きです。
自分も『南極のペンギン』を読んでいましたので、朗読CDをどうにかして聞きたいと考えておりました。
しかし、自宅の近くには図書館がなく、あきらめておりました。
本日、このCDをお聞かせいただけるとのこと、
本当にありがとうございます。
どうぞよろしくお願いいたします。
本日、上映会の後に拝聴出来ること大変楽しみにしております。
よろしくお願いします。
健さんのすばらしさはともかく・・・。
おかげさまで、良いブログに出会わせて頂きました。
実は、事情があって英語力upは必須なのです。もがいていますが、ぜひこちらのブログも参考にさせて下さいませ。
どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。
私は本を読んでいないので、急いで手にとって、感動の続きに浸りたいと思います。
高倉健さんの一つ一つの御言葉。宇崎竜童さんのオリジナル曲。情景が目に浮かび、胸が締め付けられました。本当に感動致しました。
遅ればせながら、本を注文致しました。来週の土曜日に近くの公立図書館に行って、CDを捜してまりいます。