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柔軟剤が、日本を救う?

2015年04月25日 03時21分10秒 | 時事放談: 国内編

昨日、最も笑った記事です。柔軟剤の記事で、ここまで笑えるとは思いませんでした。勉強になります。

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本当は恐ろしい柔軟剤「男をおびき寄せて囲い込む」罠
プレジデント探検隊女子部!【34】
女の欲望ラボ代表 山本 貴代
PRESIDENT Online 2015年04月23日(Thu)  

「柔軟剤戦争」が巻き起こされていた

COSTCOで購入していたジャンボサイズの柔軟剤が切れたので、応急処置的に近所のドラッグストアへ足を運んだときのことだ。奥の柔軟剤が置かれている棚を見て、思わずひっくり返りそうになった。

そこは上下3段に渡り、「柔軟剤戦争」が巻き起こされていたのだ。

ざっと数えただけでも12ブランドほどあり、それぞれが細かくシリーズ化されている。小さな町のドラッグストアに43種類の柔軟剤である。2日に1回は店を訪れ、定点観測をしているつもりだったが、柔軟剤部門だけすっかり見落としていた。いつの間にか、じわじわと領域を増やしていたのだ。

「もぎたてパッションベリーの香り」
「心晴れるヒーリングオアシスの香り」
「トリップドバイ アラビアンムスクの香り」
「トリップフィンランド ノルディックグリーンの香り」
「高級ホテルのルームフレグランスのような洗練された香り」
「映画の台詞のようにインスパイアされた、温かいカクテルのようにロマンティックな香り」

いったいどんな香りなんだぁぁぁぁぁ。自分は想像力はあるほうだと思っていたが、もはや想像を超えたコピーライティングに、頭は妄想混乱状態である。完全にトリップしてしまった。

値段の幅も、168円から880円までと幅広い。1回90円のお試しパックもある。安いのは安っぽい香りなのか。高ければみんなを振り向かせられるのか。文字だけで選ぶのは危険すぎる。

もはや嗅いでみるしかない。さあ、どれにしよう。香り戦争に参戦すべく、くんくん端から嗅いでいったら、途中で気分が悪くなった。結局、無難な「花粉ガード 加齢臭も防ぐ1日防臭 自然な香り ユーカリ消臭」などと書かれているものを購入してしまった。負けた。

あとで、ママ友に話したら、「失敗しても、サイズが小さいから、気軽に買い換えればいいのよ」「いろいろと試せるから、楽しいわよ。娘たちはベリー派ね」。COSTCOジャンボサイズから卒業して、すっかり詰め替え用柔軟剤の虜になってしまった筆者である。

柔軟剤の香りで瞳孔が大きく開く

調べてみれば、日本で「香り系柔軟剤」ブームが始まったのは、2008年頃からだそうで、その頃に大手3社(花王、P&G、ライオン)が相次いで新発売したという。その後、2012年には第2次ブームが訪れ、衣服を柔らかくする機能だけでなく、「香り付け専用」というカテゴリーが生まれている。

そして、現在。第3次ブームなのではないかと思うほど、柔軟剤市場は過熱している。今年に入って、売れっ子女優たちが香りのトンネルをくぐったり、いい香りを振りまいたりと柔軟剤のCMを見ない日はないほどだ。おばさんおじさんまで巻き込み、日本国民みないい香りに包まれていく。1000億円は優に超える市場らしい。

驚くべきは、その進化系柔軟剤の「効能」だ。

ライオンのファブリックケア研究所の調査では、柔軟剤の香りで女性の見た目の印象は変わり、「(その女性を)眺めていたい」「近づきたい」という関心度まで高まり、香りの違いによって同じ女性でも異なった印象を与えることができるという結果が出ている。

極めつけには、柔軟剤の香りがする女性を見る人の瞳孔は大きく開き、興味・関心が高まる傾向もみられたとか。もはや柔軟剤がやわらげるのは、衣服ではなく、場の空気のようである。

体臭が少ない日本人にとって、香水は香りが強すぎて敬遠されるふしがあるけれど、衣服からふわっと香ってくる柔軟剤の香りに罪はなく、女の私でも引き寄せられてしまう。満員電車に乗っていても鼻をつまむのではなく、むしろその場の雰囲気を和らげる。

香水が魅惑の香りだとしたら、柔軟剤には、安心感を与える香りの要素がある。計算高い女性ならば、それを逆手にとって、安心させて引き寄せて……という罠を巧みにしかけられるだろう。若い主婦たちの間では単品では満足できず、オリジナルな香りをつくるべく、数種を買い込み自分でブレンド、カスタマイズすることも流行っているのだという。洗濯しながら、魅惑の媚薬を調合しているのである。

柔軟剤は浮気防止剤である

男性はどうか。若い男性の間では、最近では香水より、香り付き柔軟剤を好む「微香男子」も増えているという。一人暮らしの男性は「着るフレグランス ファーファ オム」など男性用で差別化できるので、「ぎゅっとされたい」なんていう妄想女子もいるのかもしれない。

普通のおじさんサラリーマンは、家族の洗濯で1人だけ柔軟剤を分けるなんてことはしてもらえないので、きっとお嬢さんか奥さん好みのベリーの香りになったり、摘み立てフローラルの香りになったりするのだろう。そんな親近感漂ういい香りのおじさんなら、ハゲていても太っていても、以前より印象はいいだろう。汗臭いデブハゲおじさんから女性たちは逃げていくが、いい香り漂うおじさんを突き放したりはしない

しかし、これは、妻の夫に対する見えない浮気防止策だ、という穿った男性の意見もある。

「妻が『ダウニー』を愛用していることで、私は社内で『いい匂いしますね』ってたまに女性社員に言われます。悪い気はしないのですが、『この男は、私がニオイづけしたのだから近づくな』と妻が無言のバリアをはっているのかもしれないとも思っています」

柔軟剤で男を誘い込み、囲い込みが完了したら、今度は別の柔軟剤によって犬がおしっこでマーキングするように「この男(夫)は自分のテリトリー(所有物)だ」と主張する。恐るべし、女子。しかも、ほとんどの男子はそうやって女子に手玉に取られていることにさえ全く気づいていないに違いない。

「柔軟剤って、もっと母親的で牧歌的なイメージだったですよね……」

と動揺を隠せない本欄の男性編集担当者(40代)。今や、「柔軟剤」はその商品名のおっとりしたソフトさとは裏腹に、極めて戦略的で攻撃的なツールに進化しているのである。

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いやあ、貧乏英語塾長も168円から880円の柔軟剤でもてだすのなら、絶対に買います。柔軟剤は、オジサンの希望の星であり、日本の星です。ある意味、柔軟剤は、アベノミクスのシークレット・ウェポンかもしれません(笑)。


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