立派です。
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最古の陸上日本記録を更新 男子円盤投げで38年ぶり
朝日新聞 2017年7月22日23時47分
陸上で38年間破られなかった最古の日本記録が塗り替えられた。男子円盤投げで日本選手権4連覇中の堤雄司(27=群馬綜合ガードシステム)が22日、東京・国士舘大で開催された国士舘大競技会で60メートル37の日本新記録を樹立した。従来の日本記録は、1979年に川崎清貴が出した60メートル22だった。堤は「天気など条件が良ければ日本記録が出せると思って小さな大会でも準備してきた。東京五輪で良い結果を出せるよう、実力が足りないのでもっと強くなりたい」と話した。
堤が破った川崎の記録は、陸上で男女の全種目を通じて最古の日本記録だった。更新されるまでの38年3カ月は、男子走り幅跳びで1931年に南部忠平がマークした7メートル98の日本記録が、1970年に山田宏臣が8メートル01で破るまでの38年7カ月に次いで長かった。
堤は北海道出身。6月の日本選手権で4年連続5度目の優勝。これまでは60メートル05が自己ベスト記録で、日本記録の更新を期待されていた。
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日本の円盤投げ選手で60mを超える選手は、もはや出ないのではないかとおもっていましたから、堤選手の成長には驚かされます。
男子円盤投げは、一時の低調から復活して、今年の6月29日にスウェーデンのダニエル・スタールが、世界歴代9位となる71m29を投げています。これが、現在の世界ランキング1位記録です。
したがって、世界との距離はまだありますが、ドーピング検査が厳しくなって、世界上位の選手の記録も伸び悩んでいるのも、事実です。堤選手には、ぜひとも詰めていってもらい、室伏広治選手のように、オリンピック・世界選手権のファイナリストになってほしいものです。