すでに2月も半ばにさしかかり、今さら感が漂いつつありますが、アルバムに続き、2008年に印象に残った曲も発表したいと思います。シングルではなく“曲”です。こちらはウォークマンの履歴トップ10を抜粋したもので、なおかつ去年音楽を聴いた機器の95%ほどがウォークマンなので、かなり正確なデータかと思います(ま、どうでもいいですが)。
1位
未来/HY(アルバム「HeartY HY」収録)
この「未来」は、再生履歴では2位が指定席だったのですが、大晦日に大どんでん返しで(2位の)「学校」を逆転し、トップに躍り出ました。まるで去年の巨人の奇跡の逆転劇のようです(やはりどうでもいいですが)。
HYはアルバム全曲をみっちり聴くほどコアなファンではないんですが、この「未来」はよく聴きました(だから1位なんですけど)。
「長い長い道のりを2人肩並べて まだ見たことのない未来へ」という歌詞が物語るとおり、結婚を連想させる温かいラブソング。大切な人との出会いはまさに“奇跡”。そんなことを改めて考えさせてくれる曲です。
こういうテーマの曲って壮大なバラードが多いですが、この曲はミディアムテンポでかなりポップ。結婚が日常の延長にあると考えれば、こういう曲調の方が合っているのかもしれませんね。あと、ボーカルが男女(新里英之と仲宗根泉)のデュオになっているのも、メリハリがあってよいです。
2位
学校/aiko(アルバム「彼女」収録)
何でしょう。
「本当にすごい!感動した!」という評価とは少し違うかな? というのが、この「学校」に対する正直な感想です。2位に挙げておきながら失礼な物言いですが。
この曲はアルバム「彼女」の3曲目にあるのですが、1曲目の「You & Me both」と2曲目の「二人」の後に来る流れとして、ものすごく自然なんです。2曲目の「二人」で止めるのではなく、その後の「学校」を聴かないと収まりが悪いというか。なので、その“流れ”の一環で聴いたというのはあると思います。
もちろん「学校」から再生したことも多く、特に通勤中(行き)によく聴きました(「学校」ではなく「会社」ではありますが)。「今日も1日頑張ろう」と思える曲でした。曲調はけっこうノリノリですが、演奏がやかましくなく、ほどよく控えめ。だからテンションの低い朝でも聴けたんでしょうね。
3位
二人/aiko(シングル「二人」、アルバム「彼女」収録)
シングルも買ったんですが、よく聴いたのはアルバムが出てからですね(つまりアルバム収録曲のほう。バージョンは同じですが)。
最初は「なんだか変なメロディだな」という感じであまり積極的には聴かなかったんですが、そこはaikoマジック。スルメイカのように、聴けば聴くほど味が出てくるというやつです。片思い/妄想というaiko節全開の歌詞も健在。ためてためてサビでドーン、というのもカタルシスがあっていいですね。
4位
ナイトダイビング/ASIAN KUNG-FU GENERATION(アルバム「ワールドワールドワールド」収録)
そこはかとなくカッコイイ曲。あまり同意を得られそうにありませんが、「ワールドワールドワールド」の中で一番好きです。やはり?夜道で聴くことが多いですね。
5位
キョウモハレ/aiko(アルバム「彼女」収録)
切なさ全開の失恋ソング。
「今日も晴れ」じゃなくて「キョウモハレ」なのは……自分に何が起きようと、世界は当たり前のように回り続けている。晴れ、雨、曇……毎日の天候も例外ではない。そんな救いのない気持ちを言い表しているのかなと。
ああ、「コトシモカフンショウ」……(意味違う!?)
6位
恋バス~colorhythm ver.~/矢井田瞳(アルバム「colorhythm」収録)
小田和正とのコラボ曲。後でシングルカットされましたが、この曲を聴けただけでも、アルバムを聴いてよかったと思います。クリスマスソングのようですが、それを意識することなく聴けるんじゃないかと。
テーマは遠距離恋愛ですが、切ない感情よりも、ハートウォーミングな世界であふれています。
7位
Unchanging Love~君がいれば~/JYONGRI(シングル「Unchanging Love~君がいれば~」、アルバム「Love Forever」収録)
150km直球のラブソングです。曲もミディアムテンポで聴きやすい。彼女はバラードの方が声が生きますね。等身大の歌詞も感情移入できます。
8位
茜色の約束/いきものがかり(シングル「茜色の約束」、アルバム「ライフアルバム」収録)
切ないけど前向きになれる「別れ」の歌。卒業ソングにも合いますね。いきものがかりでは一番好きな曲です。
9位
深呼吸/ASIAN KUNG-FU GENERATION(ミニアルバム「未だ見ぬ明日に」収録)
去年のアジカンはアルバム2枚とミニアルバム1枚をリリースするなど、かつてのtrfもビックリの超ハイスペースな活動が印象的でした。
そしてこの「深呼吸」が収録されたミニアルバム「未だ見ぬ明日に」では、「ワールドワールドワールド」とはまた違った濃密な世界観が確立されています。「現実の中の混沌」とでも言いましょうか。前回のアルバムランキングに入れようか迷ったのですが、ミニアルバムとしての完成度は文句なし!です。
で、このアルバムの中核を成す曲は、アルバム表題曲でもある「未だ見ぬ明日に」なのですが、再生回数はこの「深呼吸」がトップでした。
まず、「呼吸」を「人生」に置き換えているのが面白い。宇宙規模で見れば人生なんぞ、一呼吸するうちに終わるくらい短くはかないもの。でもそんな一瞬だからこそ、花火のように鮮明な印象を残して(=「深い呼吸をして」)散りたいもの。そんな比喩表現が秀逸でした。
あと、この曲は自分の好きな「徒然草」の無常観と通じるところがあるのも引かれた理由かも。“現代版徒然草”として興味深い曲です。
10位
旅立つ君へ/ASIAN KUNG-FU GENERATION(アルバム「ワールドワールドワールド」収録)
「ワールドワールドワールド」の前半を盛り上げる、勢いのある曲。でもこの曲の対象でもある「旅立つ君」と、アジカンのリスナーって合致するのかどうか、微妙な気もします。とはいえ、純粋に自分を鼓舞する曲としては好きです。
1位
未来/HY(アルバム「HeartY HY」収録)
この「未来」は、再生履歴では2位が指定席だったのですが、大晦日に大どんでん返しで(2位の)「学校」を逆転し、トップに躍り出ました。まるで去年の巨人の奇跡の逆転劇のようです(やはりどうでもいいですが)。
HYはアルバム全曲をみっちり聴くほどコアなファンではないんですが、この「未来」はよく聴きました(だから1位なんですけど)。
「長い長い道のりを2人肩並べて まだ見たことのない未来へ」という歌詞が物語るとおり、結婚を連想させる温かいラブソング。大切な人との出会いはまさに“奇跡”。そんなことを改めて考えさせてくれる曲です。
こういうテーマの曲って壮大なバラードが多いですが、この曲はミディアムテンポでかなりポップ。結婚が日常の延長にあると考えれば、こういう曲調の方が合っているのかもしれませんね。あと、ボーカルが男女(新里英之と仲宗根泉)のデュオになっているのも、メリハリがあってよいです。
2位
学校/aiko(アルバム「彼女」収録)
何でしょう。
「本当にすごい!感動した!」という評価とは少し違うかな? というのが、この「学校」に対する正直な感想です。2位に挙げておきながら失礼な物言いですが。
この曲はアルバム「彼女」の3曲目にあるのですが、1曲目の「You & Me both」と2曲目の「二人」の後に来る流れとして、ものすごく自然なんです。2曲目の「二人」で止めるのではなく、その後の「学校」を聴かないと収まりが悪いというか。なので、その“流れ”の一環で聴いたというのはあると思います。
もちろん「学校」から再生したことも多く、特に通勤中(行き)によく聴きました(「学校」ではなく「会社」ではありますが)。「今日も1日頑張ろう」と思える曲でした。曲調はけっこうノリノリですが、演奏がやかましくなく、ほどよく控えめ。だからテンションの低い朝でも聴けたんでしょうね。
3位
二人/aiko(シングル「二人」、アルバム「彼女」収録)
シングルも買ったんですが、よく聴いたのはアルバムが出てからですね(つまりアルバム収録曲のほう。バージョンは同じですが)。
最初は「なんだか変なメロディだな」という感じであまり積極的には聴かなかったんですが、そこはaikoマジック。スルメイカのように、聴けば聴くほど味が出てくるというやつです。片思い/妄想というaiko節全開の歌詞も健在。ためてためてサビでドーン、というのもカタルシスがあっていいですね。
4位
ナイトダイビング/ASIAN KUNG-FU GENERATION(アルバム「ワールドワールドワールド」収録)
そこはかとなくカッコイイ曲。あまり同意を得られそうにありませんが、「ワールドワールドワールド」の中で一番好きです。やはり?夜道で聴くことが多いですね。
5位
キョウモハレ/aiko(アルバム「彼女」収録)
切なさ全開の失恋ソング。
「今日も晴れ」じゃなくて「キョウモハレ」なのは……自分に何が起きようと、世界は当たり前のように回り続けている。晴れ、雨、曇……毎日の天候も例外ではない。そんな救いのない気持ちを言い表しているのかなと。
ああ、「コトシモカフンショウ」……(意味違う!?)
6位
恋バス~colorhythm ver.~/矢井田瞳(アルバム「colorhythm」収録)
小田和正とのコラボ曲。後でシングルカットされましたが、この曲を聴けただけでも、アルバムを聴いてよかったと思います。クリスマスソングのようですが、それを意識することなく聴けるんじゃないかと。
テーマは遠距離恋愛ですが、切ない感情よりも、ハートウォーミングな世界であふれています。
7位
Unchanging Love~君がいれば~/JYONGRI(シングル「Unchanging Love~君がいれば~」、アルバム「Love Forever」収録)
150km直球のラブソングです。曲もミディアムテンポで聴きやすい。彼女はバラードの方が声が生きますね。等身大の歌詞も感情移入できます。
8位
茜色の約束/いきものがかり(シングル「茜色の約束」、アルバム「ライフアルバム」収録)
切ないけど前向きになれる「別れ」の歌。卒業ソングにも合いますね。いきものがかりでは一番好きな曲です。
9位
深呼吸/ASIAN KUNG-FU GENERATION(ミニアルバム「未だ見ぬ明日に」収録)
去年のアジカンはアルバム2枚とミニアルバム1枚をリリースするなど、かつてのtrfもビックリの超ハイスペースな活動が印象的でした。
そしてこの「深呼吸」が収録されたミニアルバム「未だ見ぬ明日に」では、「ワールドワールドワールド」とはまた違った濃密な世界観が確立されています。「現実の中の混沌」とでも言いましょうか。前回のアルバムランキングに入れようか迷ったのですが、ミニアルバムとしての完成度は文句なし!です。
で、このアルバムの中核を成す曲は、アルバム表題曲でもある「未だ見ぬ明日に」なのですが、再生回数はこの「深呼吸」がトップでした。
まず、「呼吸」を「人生」に置き換えているのが面白い。宇宙規模で見れば人生なんぞ、一呼吸するうちに終わるくらい短くはかないもの。でもそんな一瞬だからこそ、花火のように鮮明な印象を残して(=「深い呼吸をして」)散りたいもの。そんな比喩表現が秀逸でした。
あと、この曲は自分の好きな「徒然草」の無常観と通じるところがあるのも引かれた理由かも。“現代版徒然草”として興味深い曲です。
10位
旅立つ君へ/ASIAN KUNG-FU GENERATION(アルバム「ワールドワールドワールド」収録)
「ワールドワールドワールド」の前半を盛り上げる、勢いのある曲。でもこの曲の対象でもある「旅立つ君」と、アジカンのリスナーって合致するのかどうか、微妙な気もします。とはいえ、純粋に自分を鼓舞する曲としては好きです。