田舎村・改

音楽、ケータイ、マンガ、ドラマをこよなく愛する稲稲作が送る雑記です。

けっこう見せます! 904SHのカスタムスクリーン

2006-04-30 23:46:15 | ケータイ

  むー。けっこう更新が滞ってしまいました。5月の連休もどうなることやらという感じですが、904SH熱が冷めないうちに、なるべく更新していきたいと思います。
 今回は「カスタムスクリーン」について。
 「カスタムスクリーン」は703SHから搭載されている機能で、壁紙やメニュー画面などの素材を一括で変更することができます。最近ではドコモのパナソニック端末が、カスタムジャケットに合わせた画面素材を用意したり、DやF端末も「トータルコーディネイト」という機能を搭載しています。
 904SHはデフォルトで3種類の「カスタムスクリーン」用の素材が用意されているのですが、そのほか、「カスタモ」というサイトから素材をダウンロードすることもできます。キャラクター、アニマル、クリエイターなどのジャンルがあり、たいていは有料なのですが、「904SHコンセプトデザイン」という無料の素材が5種類ほど用意されています。無料なので、これはダウンロードしない手はありません。
 で、さっそくダウンロードして試してみたのですが、これがなかなか面白い! 待受画面やメニュー画面はもちろん、発着信画面やミュージックプレイヤー、目覚ましなど、ありとあらゆる画面がカスタマイズされるのです。これはドコモ端末の機能より徹底してるなーという印象。
 とくに気に入ったのが「Japan」。メニュー画面がカッコイイー! カメラなら「写」、データフォルダなら「庫」という具合に、機能アイコンが漢字1文字で表示されているのです。しかし「写」「庫」はまだわかるとして、Vアプリ=「武」、ICアプリ=「愛」は完全な当て字(笑)。でもその強引さがオシャレ!(たぶん) ちなみにほかは、メディアプレイヤー=「像」、メール=「文」、ツール=「具」、通話履歴=「通」、電話帳=「電」、エンタテインメント=「宴」、Vodafone live!=「観」となっています。上下キーでしかカーソルを動かせないので実用性には乏しいですけど、見てるだけで飽きないのでよしてします。
 この徹底したカスタマイズはお見事。ケータイを使う楽しみが増すというものです。
 以下、無料で落とせる5種類のカスタムスクリーン素材の一部を公開(クリックすると拡大表示されます)。本当は全部集めて「全部見せます!」というタイトルにしたかったのですが、そこまではやってられんのでやめました。

■Japan

これぞジャパニーズビューティー! とくにお気に入りなのが、メール受信画面。画面一面に桜の花びらがぶわっと舞います。文字は「着」と表示されます。現在はこの「Japan」を設定しています。難点は、壁紙を見せても、「これ本当にVGA?」という反応をされることです。もう少し緻密な壁紙だったら、なおよかったなー。

■Bowling

ボーリング好きの友人が喜びそうだな。音声発信と着信画面でボウリングの軌道を分けているのが凝ってますね。壁紙にはボウリングのピンの倒し方の名称が。

■Fascination

"Fascination"は「魅惑」「魅了」の意。ブルーを基調とした、透明感あふれるテイストとなっています。個人的には、ちょっと地味かなーという印象。

■Relax

こちらはグリーンを基調とした癒し系素材が中心。これもちょっと控えめな印象ですね。

■Resort

夕暮れ時の海辺をモチーフにした素材。派手さはないものの、オシャレな雰囲気を演出しています。メインメニューは、次に選んだアイコンが前のアイコンを上から沈めるという面白い動きを見せてくれます。


904SH「手ぶれ補正」に要注意

2006-04-22 23:34:40 | ケータイ

 320万画素CCD、オートフォーカス、光学ズームなど、904SHはカメラ機能が優れているのも大きな特徴。カメラは903SHをベースとしていますが、904SHでは新たに「手ぶれ補正」機能が追加されています。静止画撮影時の手ブレを防いでくれるというわけです。

 で、何枚か写真を撮っていたのですが、室内の電気(明かり)の下で撮ると、妙に写りが暗くなるのです。ほかの機種だと問題なく撮れたので(903SHもキレイに撮れた)、むむ、もしやカメラ性能ダウン?という疑惑が浮かびました。
 しかしベースは903SHなのに、特定の条件下で904SHだけ暗く写るのはおかしいな…。ここで気付いたのが例の「手ぶれ補正」。これまでは「手ぶれ補正」をONにして撮影していたのですが、もしやこれが原因なのか? でOFFにして撮り直したところ、おお、キレイに写りました。なるほど、これが原因だったわけですね。取説の「手ぶれ補正の」項目にも、「薄暗い場所で『手ぶれ補正』を『On』にして撮影すると、『Off』のときに比べて、画像が暗くなることがあります」と明記されています。
 室内で撮影することが多い人は、覚えておいたほうがいいでしょう。


こちらは「手ぶれ補正」をONにして撮ったもの。モノクロか? というほど暗くなってしまいました。


こちらは「手ぶれ補正」OFFで撮ったもの。ちゃんとした発色になっています。ところで、「手ぶれ補正」ならぬ「手ぶら補正」なんてどうででょう。手ぶらで歩いていると、いつの間にか荷物を持っているという…。いや手が寂しいときってあるじゃないですか!…ハイ要りませんね。以上。


904SHインプレッション(その2)~これがVGA液晶だ!~

2006-04-21 01:49:12 | ケータイ

 904SHの最大の魅力は、やはりVGA液晶。もうこれに尽きます。会社の後輩に「どう?VGA液晶。キレイでしょう」と自慢したら、「VGAってなんですか?」というありがたい言葉をいただきました(←ちなみにケータイ誌経験者)。
 さておき、今回はこのVGA液晶がいかに美しく、利便性に優れているかを見ていきましょう。今回は画像の精細さを見るため、オリジナルサイズの画像も載せました。画像をクリックすると、拡大表示されます。

●比べると目立つ、QVGAのドット

 まずはお約束のネコ写真から。小さい画像だと一見同じですが、オリジナルデータを比べると、その違いが一目瞭然。右が904SH、左が903SHですが、明らかに右の画像のほうがキレイです。903SHの画像は、ドットなのかモアレなのかわかりませんが、線のようなものが目立ちます。904SHの画像も間近で凝視するとドットが見えなくもありませんが、ケータイの画面を撮影したものとは思えないほどクリアに表示できています。
 ちなみに、撮影に使ったカメラはW41CA。この機種のカメラは、ややシャープな絵作りが特徴。メーカーはカシオですが。1,600×900ピクセルのワイドサイズなので、2画面の比較を大きく撮るのには最適です。でもやっぱ、左右が曲がるんだよなぁ。


これはネコが私のひざに乗っかっている図です。右側にあるケータイはV603SH。とくに意味はありません。

 お次は人物。やはり左の903SHは、ドットが目立ちます。
 904SHは液晶の輝度も優れています。どちらも同じ最大の明るさにして比べても、904SHのほうが明るいです。また、色の再現性について、904SHはやや青っぽいかなーという印象もあります。目立つほどではありませんが。


昨年の夏に撮った、妹&富山城。なぜか会社に遊びに来たこともあります。なぜか(本人の希望により、アップ画像は外しました。ち。)


904SH付属のソフトに入っていたキウィの画像。右側の画像のほうが、フルーツらしい瑞々しさが伝わってきます。ちなみに、ベジータに瞬殺されたのは、「キュイ」です。

●サイトやメールの文字は、どの程度見やすい?

 VGA液晶は画像のみならず、文字表示にも大きな威力を発揮します。904SHと903SH、どちらもWebの文字サイズを「小」にしてボーダフォンライブ!のトップページを表示したところ、904SHのほうが3行ほど多く表示できました。もちろん文字もクリアで見やすい。細かい部分ですが、各メニュー名の左にある絵文字も、904SHのほうが鮮明に見えます。というか、絵文字の形そのものが違うようにも見えますが。


904SHのほうが903SHよりも行間が狭いですが、ほとんど違和感がありません。903SHの画面が904SHと同じ文字サイズと行間だったら、見づらいんでしょうなぁ。


1画面をまるまる文字で表示した場合、904SHのほうが4行ほど多く表示できました。904SHは行間、字間ともに違和感ありません。

●メモ代わりにもVGA液晶は重宝する

 ケータイで画像を表示すると、通常は画像の上下にメニューのバーが表示され、特定のキーを押すと画像が全画面表示されます。しかし904SHは、ファイル一覧から画像を開くと、イキナリ全画面表示されます。欲を言うと「バー付き」か「全画面」か選べるようにしてほしかったけど、個人的にこの仕様は好き。
 で、画像を表示してから決定キーを押すと、画像がズームアップされます。VGA以下のサイズだと、ズームするほどに(目に見える)解像度は下がりますが、SXGA~3Mサイズだったら、ある程度ズームしても画質は劣化しません。最大の3Mで撮った画像は、けっこうズームしても大丈夫。これはメモ代わりに使うのに、非常に役立ちます。
 今日は「フラットディスプレイ展」というイベントに行ってきたのですが、各ブースにはパンフレットなどはほとんどなく、スペックなどはパネルに明記されているのみ。そんなとき、カメラでパネルとを撮っておけば、メモ代わりになるわけです。3Mサイズの画像なら、細かい文字もズームすることでちゃんと読めます。


左側のQVGAサイズの画像も、文字は読めなくはありませんが、小さい文字はやや苦しい。VGA液晶は、こうした実用性も兼ねているというわけです。




決定キーでズーム。この間の処理はやや遅い印象。世界最大の103インチディスプレイ。電気代いくらかかるんだろ。


903SHと904SHの比較もついでに。903SHは全画面でズームできないのが不便。

●QVGAサイズの画像をVGA液晶で表示すると?

 かつてQVGA液晶が登場し始めたころ、120×160ドットなどQVGA未満の画像を表示させると、四隅にスペースが空いてしまいました。QVGA画像をVGA液晶で表示させるとどうなるのか…。904SHの場合、QVGA画像でも全画面で表示されます。もちろんVGA用に画像を引き伸ばしているので、解像度はVGA画像よりも落ちます。ただし思ったほど違和感はない印象。表示中にサブメニュー→「等倍」を選ぶと、四隅の空いたサイズで表示されます。ここまで小さくなるのなら、全画面のほうがいいですね。

 
左が全画面、右が等倍。

 というわけで、"No VGA, NO ケータイ"くらい、自分の中ではVGAがスタンダード化しつつあります。VGAの美しさに慣れると、もうQVGAには戻れませんね。


904SHでパソコンサイトが見られる?

2006-04-20 01:21:03 | ケータイ

 さる3月に、ACCESS社から、ボーダフォンの904SH、804SS、804Nが「NetFront Mobile Client Suite」を搭載したと発表しました。ム、NetFront…てことは、フルブラウザ対応?PCサイトが見られるの? ということでさっそくACCESSに問い合わせたところ、「フルブラウザを載せるかどうかはキャリアが決めること」とのこと。でボーダフォンに問い合わせると、「PCサイトを見られることがあるかもしれないが、あくまでケータイ用のサイトを見られるよう設計してある」とのこと。む~、「技術的にはフルブラ可能だが、仕様として対応していない」といったところでしょうか。

 で、ためしにいろんなパソコンサイトに904SHからアクセスしてみたんですが……サイトによっては904SHで表示できました。おおー! もちろんVGAサイズ対応なので、表示はかなりキレイ。ただしデータ容量の多いページは表示できませんでした。
 試したなかで表示できたサイトは、「mixi」「Google」「asahi.com」「語源由来辞典」「日刊スポーツ」「毎日新聞」「産経新聞」「夕刊フジ」など。ただしJavaScriptやFlashは表示できません。ちなみに当ブログは自動的にケータイ版サイトに変換されてしまいました。表示できなかったのは「眞鍋かをりのここだけの話」「ITmedia」「ケータイWatch」「日経新聞」「価格.com」など。ただし「ITmedia」はトップページは表示できませんでしたが、Googleの検索結果からアクセスした、1つの記事は表示できることもありました。明確に「00KBまでのページは表示できる」というのがわかればいいんですけどね。

 PCブラウザ用に設計されていないためか、表示速度はあまり速くはありません。とくにW41CAの「PCサイトビューアー」と比べると、かなり遅いです。それでも、ちょっとした調べものに役立つ「Google」が使えるは便利。アクセスできるページをブックマークして覚えておくのもいいでしょう。いざというときに役立つはずです。もちろんPCサイトの表示には膨大なパケ代がかかるので、「デュアルパケット定額」の加入は必須です。


「Google」を表示。「Googleニュース」は残念ながら表示できませんでした。


「日刊スポーツ」はそこそこ速く表示できていいかも。ナイターの結果が気になる人は、使ってみては? 新庄は何考えてるんでしょうねぇ全く。
 
「2ちゃんねる」のようにフレームがあるページは、文字キーを押すとカーソルの位置を切り替えられます。…てこのアラートは、PCサイトが見られることを前提としているような…。ケータイ用サイトにもフレームってありましたっけ?

  
残念ながら、ケータイ関連のトピックはすべてサイズが大きすぎて表示できず。

 
画面表示はケータイ用に合わせてくれますが、レイアウトが崩れてしまうことも。テキストがシンプルに並んでいるだけなら問題ないんですけど。「mixi」のPC版はキツイですね。右側は夕刊フジの「ZAKZAK」。エロサイトではありません。

 ブラウザ設定はわりと標準的な内容。Cookieにも対応しています。スクロールは行単位、半画面単位、全画面単位の3パターンから設定できますが、やはり、必要に応じて半画面程度スクロールできる専用ボタンを付けてほしかった。ドコモのSHにはあるのに、なぜかボーダのSHにはないんだよなー…。


ブラウザの設定画面。903SHとほぼ同じだったかと。


シャープの904SHの紹介サイトは表示できました。うむ。


電源を入れると、一瞬ですがこの画面が出ます。さり気なく「NetFront」をアピールといったところでしょうか。

 
個人のサイトはデータ量もそれほどないためか、比較的表示しやすいですね。ところで、今回の画面撮影はおもにW41CAを使ったんですが、どうも両端が曲がるだよなぁ。これはCMOSの弱点? あと、開いた状態よりビューアポジションのほうがまっすぐ撮りやすいです。今回は開いて撮ったのが多いので、けっこう傾いてしまいました。


904SHインプレッション~基本インターフェイス編~

2006-04-18 02:24:28 | ケータイ

 間髪いれずいきます。もうここ数日は904SHオンリーで行くのでよろしくです(誰に?)。まずは基本インターフェイスから行きましょう。

●割り当て機能が増えたキー

 ベースは903SHを踏襲しながらも、細かい部分でブラッシュアップが図られています。まずはキーの表記。903SHでは4方向キーと右上&左上ソフトキーに何も表記がなく、このキーを待受時に押すと何が起きるの?という感じでしたが、904SHでは各キーに、利用できる機能アイコンが刻印されています。これだけで操作性アップです。まあPDCなんかではフツーの仕様ですけどね。


左が903SH、右が904SH。しかし903SHは、なぜこのボタン仕様だったのでしょうか?

 さらに、各キーに割り当てられた機能も異なります。903SHは上下キーで電話帳呼出でしたが、904SHでは上キーでカレンダー呼び出し、下キーで電話帳呼出が可能。また下キーの長押しで電話帳の新規作成も可能。左右キーで着信&発信履歴を呼び出せるのは同じ。長押しで送受信メール履歴を呼び出せるとなおよかったですが。
 メールボタン長押しでメールの新規作成画面へジャンプ、ボーダフォンライブ!ボタンの長押しでボーダフォンライブ!メニューの呼出が可能になりました(903SHは、それぞれ長押しは非対応)。ボーダフォンライブ!ボタンの短押しでいきなりトップメニューにアクセスできますが、これは長押しにしてほしかった。短押しでボーダフォンライブ!メニューにアクセスできるほうがいいでしょう。このあたりはauやドコモ端末では当たり前の仕様です。
 ちなみに、受話音量の調節はサイドキーから。これが最初わからず、通話中に「声が聞こえないよー」てな状況でした。たいていの機種は上下キーから調整できるので、この仕様は疑問です。

 閉じたときの誤作動防止は、903SHは*キーの長押しですが、904SHは決定キーの長押しで。これはPDCを使い慣れた人には嬉しい仕様。
 また、文字ボタンの長押しで「でか文字モード」に変更します。クリアキーの長押しで簡易留守録のON/OFF、短押しで録音データの再生が可能。いずれも903SHにはない仕様。PDC慣れした者としては、マナーモードが#キーの長押しというのがちと戸惑いました。クリアキーが中央にあるのもPDCとは違います。まあ慣れれば問題ありませんが。

●「戻る」操作はクリアキーに集約されたが…

 903SHでは前の画面に戻る操作は、右ソフトキーで「戻る」を選択するか、クリアキーから行う仕様でしたが、904SHではクリアキーのみで行える仕様に変更されています。右ソフトキーの「戻る」をなくした代わりに、右ソフトキーで操作できる項目が増えている場合があります。たとえばメールの送信目の画面。903SHでは「戻る」だったところが、904SHでは「送信」が加わっています。ただ、右ソフトキーの項目が空欄になっている場合も多く(アラーム、カレンダー、ファイル一覧、メディアプレイヤー…etc)、せっかく「戻る」を廃止したのだから、代わりのコマンドをもっと採用してもよかったのではと思いました。このあたりはPDCのほうが優秀ですね。

●ショートカットと連動した「マルチアプリ」

 904SHでは、ダイヤルキーの下にマルチアプリキーが新たに備えられています。お、もしやFOMAのマルチタスクみたいなことができるの?と期待していたのですが、マルチタスクほど強力なものではありませんでした。ほかの機能を立ち上げている最中にショートカットボタンを押すと、ショートカットを呼び出せます。このショートカットからメインメニューにアクセスすることもできるので、ショートカットに登録していない機能も利用できます。サイト閲覧中にカメラを撮ったりメールを送ることはできました。が、アプリの起動は不可。
 で、複数のメニューの起動中にマルチアプリボタンを押すと、起動中のメニューを切り替えられるというわけです。ただしドコモのFOMAのように、起動中の機能を一覧表示はしてくれません。しかも同時に使えるのはたいてい2つまでで、3つ目は「電話番号入力」のみという場合がほとんど。むー。要するにかつてのドコモSHの「アシスタントビュー」のボーダ版といったところでしょうか。メールとサイトを同時に使えるのは便利ですが。3つまで使えて、なおかつアプリも同時起動できれば、なおよかったですね。


いろいろと期待が膨らむ、この「新ボタン」。


使えない機能はグレーで表示されます。「切替」から、起動中の機能を替えることも可能。…てボタンの意味がないような…。

 ちなみに、マルチアプリキーを長押しすると、マナーモードに設定できます。が、先述の通り、#キーの長押しでもマナーモードに設定できます。マナーのロゴが描かれているのはマルチアプリキーで、かつマニュアルにも#キーでマナーモード設定できるという記述はないので、マルチアプリキーが正式なマナーモード設定ボタンになります。おそらく担当者が外し忘れたのではないかと笑。

●数字の表記がないメニュー一覧

 PDCでは当たり前の仕様なのですが、904SHではメニュー一覧に数字の表記がありません。たとえば1画面に9つのメニューが表示された場合、9キーを押せば、9番目のメニューにアクセスできます。904SHでもダイヤルキーからアクセスすることは可能ですが、数字の表記がないので、「えーとこのメニューは8番目にあるから8キーを押して…と」という具合でいささか面倒。メニューの右側にはご丁寧にアイコンがありますが、アイコンではなくシンプルに数字にしてほしかったところです。これだけで操作性はずいぶん変わりますよ。


アイコンじゃなくて、数字がいい!

 ちなみに、待受時にダイヤルキーを長押しすると、「スピードダイヤル」に登録した人へ電話をかけられます。これは903SHと同じ仕様。個人的には、ダイヤルボタンの長押しで、ショートカットに登録した機能を呼び出せるほうが便利です。

 また、PDCでは右キーで(奥の階層へ)進む、左キーで(前の階層へ)戻る…という操作が可能でしたが、904SHは非対応。進むは決定キー、戻るはクリアキーオンリーなので、左右キー操作に慣れた人にはやや不満を感じる部分です。

●スッキリまとまったけど「設定」が強引?なメインメニュー

 お次はメニュー構成を見ていきましょう。903SHにあった「オーナー情報」「外部接続」がなくなった代わりに、904SHでは「エンタテインメント」「ICアプリ」が加わっています。「エンタテインメント」から呼び出せるのは「キャスト」と「ちかチャット」の2つ。…て少ないよ! 「メディアプレイヤー」は文字ボタンからも呼び出せるから、メインメニューから外して「エンタテインメント」内に入れてもよかったのでは? で、代わりに「外部接続」を復活させてほしかった。
 この「外部接続」がどこに行ったかというと、「設定」内の「外部接続」タブに移っています。「設定」は4つのタブに分かれていて見やすくはあるんですが、「外部接続」が「設定」内にあるのはどう考えても不自然。これは絶対迷う。とくに、頻繁に使うであろう赤外線通信がここにあるのは不親切。「ツール」にも入れるべきです。V603SHは「ツール」から赤外線通信を呼べますよ。


903SHのメニューはアイコンが並ぶだけメニュー名の表記はありませんでしたが、904SHではメニュー名が表記されています。


この右隣のタブに「外部接続」があります。設定ではないよなぁ…。

●レスポンスはいかが?

 気になるキーレスポンスは、PDCよりは遅いかなーという印象ですが、ストレスを感じほどではありません。ドコモのかつてのN、PのFOMAで不評だった「もっさり」感もありません。903SHと比べると、メールメニューの呼び出しは劇的に速くなりました。いや903SHが遅すぎたんだな…(メールメニュー呼び出しが)。
 ただレスポンスからはやや逸れますが、画像サムネイルの表示遅いですね。

●まとめ

 903SHからの改善点は多数見られましたが、やはりPDCと比べると「もう一歩」という部分もあります。
・メニュー一覧の数字表記
・右ソフトキーの機能割り当て
・左右キーの進む/戻る操作
 せめてこの3つはしっかり対応してほしかったですね。でもまあ、基本的には使いやすいです。


ビューアポジションにしても画面は回転しません。また、回転する設定も見当たりませんでした。V603SHではできたのに。むぅ。


V603SH→904SH…データ移行の失敗

2006-04-17 23:15:08 | ケータイ

 ケータイ購入時にまず行うのがデータ移行。アドレス帳の移行はショップで行ってくれますが、それ以外のたいていのデータは自分で移行することになります。
 V601SHからV603SHに替えたときは、どちらの機種もSDメモリーカードを採用していたので、移したいデータをすべてSDメモリーカードに保存して、スケジュールやメールはV603SHで読み込み、画像や着メロなんかはそのまま外部メモリーから閲覧したり再生できます。着メロは、設定するものは本体へ移動すればOKでした。
 しかし904SHが採用しているのはminiSDメモリーカード。スケジュールやメールデータは、いったんV603SHからSDメモリーカードに保存。そのデータをPCへ移し、904SHで使うminiSDメモリーカードへデータをコピーします。それを904SHで読み込めば移行完了。もしくは、付属ソフトを使えば、SD→miniSDへのデータ移行が簡単に行えるようです。自分はまだ使ってませんが。カメラで撮った画像についても同様。フォルダへ直でコピーするか、付属ソフトを使います。3Gと2Gケータイはフォルダの構造が違うので、ソフトを使うほうが便利でしょうね。
 しかし問題は、着メロや着うたなどの著作権保護されたデータ。ボーダフォン端末は著作権ありのデータを外部メモリーへ保存できるので、今回もそれで移行しようと思っていたのですが、思わぬ落とし穴にはまってしまいました。機種変更後、すでに白ロムとなったV603SHから着メロ、着うたデータをSDメモリーカードに移そうとしたところ、なぜか転送できないのです。「メモリカード」→「データ一括転送」→「メモリカードへ保存」だと、転送作業が行われたかと思いきや、最後に「転送できませんでした」と表示。データフォルダから移動の操作をすると、「本機の情報が取得されていません。ネットワーク自動調整を行ってください」と表示されて移行できず。スケジュールやメールデータは白ロム状態でもSDに転送できただけに謎です。ぐーむ、どうやら著作権ありのデータは電話番号が入っていないと転送できないようです。
 ハ!電話番号と紐付けされているからか! そういうことですね。ハイ単純な話でした。つまり、著作権ありの画像や音楽などを機種変更後も利用できるのは、「電話番号」がある種カギの役割りを果たしているから。「解約したケータイ」=「カギのないケータイ」ということになるので、電話番号の入っていない白ロムだとデータ移行ができなくなるわけですね。うーしまった。機種変前にSDに移しておくべきだった~…。ということで、約80曲の着メロ&着うたが、V603SHに眠りっぱなしです(涙)。皆さんもお気をつけください。


何度見ても悲しい画面。ハー。そうか! もう一度V603SHに機種変してSDにデータ移して、さらにもう一度904SHに機種変し直せばいいんだ! ってダウンロードし直したほうが安上がりだよボケェェェ!(逆切れ)


904SH購入!

2006-04-16 03:48:16 | ケータイ

 思ったよりも早く発売された904SH。ニュースリリースが発表されてから即行ショップに予約を入れました。いや、本当は「ステーション使えないけど…会社だと電波入りづらいけど…いいよね?」という微妙なためらいもあったんですけどね。しかしボーダフォン史に大きく名を刻むであろう(ボーダフォンブランドとしては最後のフラッグシップモデルという意味も含む)904SHを買い逃す手はありません。
 そして本日(日付的には昨日)、無事ゲットしました。しかし「入荷し次第お電話します」と予約時に伝えられたのですが、入荷日になっても連絡が来なかったショップの対応にはいささか疑問ですが。

 以下数時間触ってみた雑感です。
・色はブルー。V603SHのブルーと同系統の色です。マットな質感も同様。バイオレットは個人的には無しだなーという色。ブラックは定番ですが、やはり個人的に好きではありません。シルバーやオレンジもバリエーションに加えてほしかったところ。夏ごろに追加カラーが出るかもしれませんが。
・なんといってもVGA液晶!美しい画像、見やすいフォント、緻密な地図&ドキュメントファイル…とにかく凄い。百聞は一見にしかずということで、ぜひ見てもらいたいです。もうこれは一度使い始めたらQVGA液晶には戻れないですね。ということでシャープさん、これからはVGA液晶をデフォルトでお願いします。

内蔵壁紙のトラ。画面から飛び出してきてグワォ~と襲ってきそうな勢いです。

・フォントはLCフォントのよう。解像度が高いだけでなく、フォント自体もなめらかというわけです。
・ヒンジと反対側は意外と厚みがなく、ポケットに入れても違和感ありません。重さもV603SHとさほど変わらないので許容範囲。
・メールは送信者名(または件名)+本文を一画面に表示されて便利。
・アドレス帳は、文字サイズを「小」にしても、一画面に表示されるのは8件で、12件のV603SHよりもなぜか少ない。ただ、検索画面でいつでもフリガナ入力できるのは便利。(V603SHはフリガナ入力は検索画面のみだったので)
・カメラはオートフォーカスが速くて使いやすい。同じボタンで光学ズーム+デジタルズームできるのも◎。そしてVGA以上の画像でも保存が速い。
・ただしVGA以降の画像の表示はやや遅い印象。ズームアップ表示するのもやや時間がかかる。ここはやや残念。
・デルモジ表示は面白いんですが、絵文字も顔文字も使っていないフツーのメールもデルモジ表示されて、表示に時間がかかってうざったいかも。OFFにもできるけど、それも寂しいし。絵文字+顔文字付きメールのみデルモジ表示するというのも選択肢に入れてほしい。
・ミュージックプレイヤーの音質がいい!めちゃくちゃいい!褒めまくったW41CAよりいいかも。両サイドにスピーカーがあるので、どの体勢でどんなところに置いても音質に差が出ないのもいい。
・サウンド効果も豊富。804SHから新たに「ロック」「ホール」「ヒップホップ」が追加。個人的には「ホール」がお気に入り。ボーカルがOFFになる「カラオケ」も面白い。
・903SHではできなかった、音楽再生中にサイトを見られるようになった。
・音楽再生中にプレイリストを見られるのも便利。
・残念なのはスケジュール。PDCのシャープ端末ではおなじみの「カレンダー」+「選択した日にちのスケジュール」を一画面に表示することはできず、表示は「カレンダー」+「アイコン」のみ。そしてV604SHやV403SHでは対応している祝日表示も非対応。VGA液晶を生かして2か月分のカレンダー+選択したに日にちのスケジュール表示などが余裕でできたはずなのに…。待受画面に6か月分のカレンダーを表示できるだけに残念な仕様です。
・予想以上に面白かったのが「カスタムスクリーン」。壁紙やメニューアイコンや着信画面などはもちろん、電波アイコンやミュージックプレイヤー画面なんかも変わります。「カスタモ」から5種類を無料でダウンロードできます。「Japan」がオススメ。
・サイト閲覧の操作はやや不便。左右キーで戻る/進むができず、高速スクロールキーも無し。
・mixiはパソコン版のサイトが見られました。ただしページ表示を「画面幅に合わせる」だと異様に見づらい。
・キーレスポンスはまずまず。ただ、最初のメインメニューの表示がやや遅い。

…と以上がファーストインプレッション。今回は本気でいろいろレビューしてみようと思います。しかしスケジュールに関しては903SHから手を加えていませんね。なぜ? ここは手抜きと思われても仕方ないでしょう。まあもちろん、それを補って余りあるほどの完成度ですけどね。


ドラマ「赤い奇跡」感想

2006-04-13 03:36:13 | ドラマ
「赤い」シリーズの最新作として、リメイクではなく、深田恭子用に新しく作られたドラマ。一応けっこうフカキョンファンなんですが、彼女のドラマをまともに見るのは久しぶり。「富豪刑事」や「リモート」はほとんど見ていなかったので、えーと「First Love」以来か…てけっこう前だな。相手役の徳重聡の演技もまともに見るのは初めて。

 で感想ですが、いい意味で「これぞドラマだよ!」という内容だったと思います。いやもう、突っ込みどころ満載ですよ。現実ではあり得ませんからね。でも恋愛とスケートを軸にしてストーリーにもしっかりと波があり、途中で寝るような事態にはなりませんでした。それだけ構成がうまくまとまっていたといえましょう。恋愛にスケートに頑張る倫子(深田恭子)、それを真っ向から受け止めて自分も変わろうとする透(徳重聡)、そして宝石屋の息子・西川(ライオンズの松坂似)の陰謀、両親の反対、倫子に恨みを持つ芸能雑誌記者、アスリートに恋愛は言語道断のコーチなど、2人の愛を阻む構図もしっかりしています。んで極めつけは、かつて殺人を犯したという透の暗い過去。それを穿り返す悪友?なんてのも登場します。まあもうお約束の連続なんですが、変にリアリティーを追求するよりも、これくらいやってくれたほうがドラマらしくてよかったかと思います。
 …とはいえ、ラストはやっぱり突っ込まずにはいられませんけどね。まず婚約発表に瞬間移動したかのように駆けつけた透。大原コーチ(竹中直人)の一声で目覚めたかのように会見場に向かいましたが、場所はどうやって知ったの?関係者でもないのにどうやって会場に入れたの?、絶妙すぎるタイミングで登場した神田うの、金の受け渡しを白昼の車内で堂々とやらんだろ(>西川&山田)、とか。透が会場で愛の告白をしてから、これまで反対していた両親が手のひらを返したように賛成し始め、極めつけは母親の「会社の1つや2つ、つぶれてもなんとかなるわよ」って、とても社長の言葉とは思えん(笑)。いやいやいや、やめましょう!そんな揚げ足取りはこのドラマには不要!野暮!なのです。純粋に物語の世界に入るのが、このドラマの正しい楽しみ方だといえます。

 透の悪友役の池内博之、かつて「First Love」ではフカキョンを想う好青年を演じてたのに、今回はまたエラく堕ちた人間の役ですね~。本人は楽しんで演じてたみたいですけど、ちょっと悲しくなりましたw。
 フカキョンはやっぱりフカキョンだなぁ、という感じで、まぁやっぱり可愛いですね。たまーにセリフが聞き取りづらい箇所もありましたけど。彼女の魅力って、「健気さ」にあるんじゃないかと今回改めて思いました。フツーにしっかりした子が今回の倫子を演じても、あまり応援する気にはなれなかったと思います。どこか儚げで、放っておけない…そうした彼女の魅力は、逆境(というシチュエーション)でこそ活きますね。残念なのが、今回はフィギュアスケートも大きなテーマでしたが、フィギュアの躍動感のようなものが感じられなかったことです。浅田舞とエライ差が出てますってw。しかしまあ、ストーリーを楽しめたから、よしとしますか。

こうすると

2006-04-11 23:17:25 | ネコ

 なぜか微動だにしません。
 そのまま四方八方に振り回しても、ポカーンとしています。
 なにかのスイッチがOFFになるようです。


腕を折りたたんだバージョン。アラ不思議、手が短くなっちゃいました。