ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2014.7.12 ご存じですか、ヘルプマーク

2014-07-12 17:56:50 | 日記
 先日、都バスに乗った時に、ヘルプマークの吊り広告を見て、思い切って頂いてきた。
 一昨年10月末から、既に都営大江戸線各駅で配布が始まっていたが、普段該当路線に乗ることも殆どなく、これまで付けている方を見たことはなかった。優先席付近にはステッカーも標示しているという。世間的な認知度はどのくらいなのだろう。
 
 今月8日から都バスをはじめ全都営交通で拡大実施するという告知を見て、ちょっと気になっていた。ヘルプマークとは、「義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、または妊娠初期の方など、援助や配慮を必要としていることが外見からは分からない方々が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることで、援助が得やすくなるよう、作成したマークです。ヘルプマークを身に着けた方を見かけた場合は、電車内で席をゆずる、困っているようであれば声をかける等、思いやりのある行動をお願いします。」というもの。
 頂く時、何か申出書のようなものを記載するのですか、と窓口で尋ねると、「いいえ、大丈夫ですよ。」とすっと手渡された。確かに、どうしてこのマークが必要なのか根掘り葉掘り訊かれたり、何か書かされるとしたら、ハードルが高くなって絵に描いた餅になってしまうだろう。ただでさえ、外見からはわからない、という前提のマークなのだから。

 赤いプラスチックの長方形タグには上半分に十字が下半分にハートマークが白抜きされている。「こんなのをもらってきたんだ」と夫に見せたら、「これは、スイス・ラブ、って感じだね」と。確かに上半分だけ見ればスイスの国旗でもある。裏表同じマークだが、片面にシールを貼って必要情報を伝えることも出来るようになっている。
 なぜ、私がヘルプマーク?と思われるだろうけれど、抗がん剤治療の帰り等、具合が悪くて優先席に座りたい時も、見た目が元気な50代なのでなかなか憚られる・・・というのがそのココロだ。もちろん立っていられないほど体調が悪い時には、通院等どうしても行かなければならない場所以外、敢えて電車に乗って外出するつもりもないし、基本的にまだ優先席のお世話にはなりたくはない。けれど、これはお守りとして持っておくつもりだ。もちろん今は大丈夫。
 そして、これからも出来るだけ長い間、このマークのお世話になることがないようにありたいが、私たちのような病気を持つ身のために、「お腹に赤ちゃんがいます」のマークのように、都内だけでなくもっと全国的に認知されるようになったらいいな、と思う。

 今日は久しぶりに青空の土曜日。これは!と早起きして、大洗濯に勤しむことに。大物も含めて3回洗濯機を回し、ベランダには洗濯物が大漁旗のようにたなびく。そして、朝一番にはお愉しみのマッサージに出かけ、全身すっかりリセットして頂く。
 その足で、3か月ぶりに父も揃って両親と私たち夫婦4人で昼食会。16日の母の誕生日祝いと先月の京都旅行のアルバムを渡し、いつものホテル内中華レストランでの時間を過ごした。

 義母の新盆にお花を買って帰宅すると、患者会のあけぼのニュースが届いていた。5月のパネルディスカッションの記事が沢山。私の原稿や写真もそこかしこに掲載されており、ちょっぴり面映ゆく拝見する。
コメント (4)
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