JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

「痴漢電車 オタクな快感」

2010-04-27 | 映画(DVD)
「痴漢電車 オタクな快感」新東宝 監督:友松直之
(痴漢電車 挑発する淫ら尻 )2005年 改題

あの世へ行く順番待ちをしている幽霊たち。彼らは死神に
「年齢=彼女いない歴」の男に童貞を捨てさせれば地獄行きを免除すると言われ…。

これは当時、書籍化されベストセラーとなった「電車男」をベースにしたピンク映画。
と、言っても実は私、「電車男」についてほとんど知りません。漏れ伝わってくる情報と、この映画によって、ほぼ電車男の内容を理解したという事にしておこう。

アキバ系オタクっぽい主人公、優治(武田勝晴)が電車内でOL(北川明花)に痴漢行為を働き、正しい「痴漢電車もの」が発端。
しかしこの痴漢電車が何故か急に幽霊電車になり、成仏して地獄、極楽の住人になる事に踏ん切りがつかない亡霊たちが登場。
死神車掌から一ヶ月以内に優治を筆おろしさせれば地獄行きを免れるという条件が提示される。
なんとか優治とOLの恋愛を成就させようとアドバイスしたり励ましたりしているうちに自分たちも勇気を得て亡霊としての成長(?)を果たすという心温まるお話・・・

残念なのは亡霊たちがそのキャラを活かしきれていない事。
ヤクザ風の姐さんのために命を落としたヤマダ(天川真澄)、浪人生で童貞のまま死んだタナカ(吉川けんじ)、三十代で夫からかまわれずアルコール依存気味ののリョウコ(北川絵美)、引きこもりのトモヤ(小泉充裕)
せっかくの設定なのに、特に優治同様童貞の男はもう少しそのキャラの特徴を発揮できそう。
ピンク映画なのでひきこもり君にもちゃんと彼女が居てエッチシーンがある。
死んだあとだからなのかリョウコも夫とちゃんといいエッチを見せる。

北川明花が痴漢君に対して常に敬語という態度がとてもよろしい。

2005年の傑作ピンク映画。面白かった。
タイトルは2005年当時のものより今回の方が合っているよね。

上野オークラ劇場

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