夢見がちな医者だということだけは分かった。
姑さんが2階の病棟から、3階の病棟に移動になるため
医師から簡単な現在の病状説明などがあった。
この医師、なんだかボーっとしてて自分で喋って自分で笑う、という感じの人。
2階病棟と3階病棟の違いなど、非常に分かりづらい説明を延々としたあと
『とまあ、あの、そういうワケで○○さんに白羽の矢が立ったということで、うほほほ』
何が可笑しいんだ・・・?
要するに2階が比較的手間のかからない人用で、3階が手間のかかる人用であり
まったく動かず文句も言わない姑さんを3階に移動させて、3階職員の負担を軽減させるってことね?
そう言えばいいじゃん。
「こちらとしては、意思の疎通もできず、動くこともできない母ですから
特別何か不自由さを感じることもないと思いますので、結構ですよ。
職員の方には何か反応するようなことはありますか?」
「う~ん、そうですね~たまに何か声を発してるような感じはありますね」
「耳が聞こえてるのは、ワタシも分かるんですよ、声も聞いてはいますが・・・。
先生から見て、声を出してるときに感情があると思いますか?」
「あ・・・うぅ~~ん。。。あると信じましょうよ、うひひひ」
だから何が可笑しいんだ・・・ていうか、そんな根拠のない妄想を語られても・・・。
それって、治る見込みのない病気に対して現実を受け入れることを拒絶するという
褒められたもんじゃない心理パターンとして習ったよ・・・。
ちなみに、次の段階では自分がもっと善人になれば病気が治るんじゃないかとか
何かを我慢すれば快方に向かうんじゃないかとかいう
「見えないものとの取り引き」という心理に走るらしい。
どうしたって現実はひとつで、信じようが、信じまいが、結果は変わらないと思う。
もしも本当に姑さんに感情があるなら、確認できたときに喜ぶだけだ。
ただ、ひとつだけ、この病院を高く評価できるのが
脳梗塞で寝たきりになって以来、こんなに長い間熱を出さないことが初めてということ。
室温も日当たりも、どこといって特別変化したとも思えないんだけど。
それを感謝の気持ちと共に医師に伝えたら
「いや~どうしてでしょうね~な~~んにもしてないんですけどね、うほほほほ」
と笑っていた。
ん。。まあ、そこは笑うことを許す・・・。
あとで看護師さんにも同じことを言ったら
「そうですねえ、自分のああいう状態に身体がやっと順応して
それで体調が落ち着いたってことかもしれませんね」
と、非常に納得できる説明をもらえた。
うう、ワタシはひょっとしたら、風水学上、よい時期によい方角に転院したからじゃないかと
思っていたのに。。。妄想レベルとしては医者並みか・・・。
姑さんが2階の病棟から、3階の病棟に移動になるため
医師から簡単な現在の病状説明などがあった。
この医師、なんだかボーっとしてて自分で喋って自分で笑う、という感じの人。
2階病棟と3階病棟の違いなど、非常に分かりづらい説明を延々としたあと
『とまあ、あの、そういうワケで○○さんに白羽の矢が立ったということで、うほほほ』
何が可笑しいんだ・・・?
要するに2階が比較的手間のかからない人用で、3階が手間のかかる人用であり
まったく動かず文句も言わない姑さんを3階に移動させて、3階職員の負担を軽減させるってことね?
そう言えばいいじゃん。
「こちらとしては、意思の疎通もできず、動くこともできない母ですから
特別何か不自由さを感じることもないと思いますので、結構ですよ。
職員の方には何か反応するようなことはありますか?」
「う~ん、そうですね~たまに何か声を発してるような感じはありますね」
「耳が聞こえてるのは、ワタシも分かるんですよ、声も聞いてはいますが・・・。
先生から見て、声を出してるときに感情があると思いますか?」
「あ・・・うぅ~~ん。。。あると信じましょうよ、うひひひ」
だから何が可笑しいんだ・・・ていうか、そんな根拠のない妄想を語られても・・・。
それって、治る見込みのない病気に対して現実を受け入れることを拒絶するという
褒められたもんじゃない心理パターンとして習ったよ・・・。
ちなみに、次の段階では自分がもっと善人になれば病気が治るんじゃないかとか
何かを我慢すれば快方に向かうんじゃないかとかいう
「見えないものとの取り引き」という心理に走るらしい。
どうしたって現実はひとつで、信じようが、信じまいが、結果は変わらないと思う。
もしも本当に姑さんに感情があるなら、確認できたときに喜ぶだけだ。
ただ、ひとつだけ、この病院を高く評価できるのが
脳梗塞で寝たきりになって以来、こんなに長い間熱を出さないことが初めてということ。
室温も日当たりも、どこといって特別変化したとも思えないんだけど。
それを感謝の気持ちと共に医師に伝えたら
「いや~どうしてでしょうね~な~~んにもしてないんですけどね、うほほほほ」
と笑っていた。
ん。。まあ、そこは笑うことを許す・・・。
あとで看護師さんにも同じことを言ったら
「そうですねえ、自分のああいう状態に身体がやっと順応して
それで体調が落ち着いたってことかもしれませんね」
と、非常に納得できる説明をもらえた。
うう、ワタシはひょっとしたら、風水学上、よい時期によい方角に転院したからじゃないかと
思っていたのに。。。妄想レベルとしては医者並みか・・・。