お茶のことはわかりませんので、本当は書く資格はありません。ただ、昔の今戸焼について知りたいので、すすめていきます。 「橋本三治郎」の印が裏にあります。大きさからすると、お煎茶用の涼炉の下に敷いたものか、香炉でも乗せたものか?
作られた当時は磨きでもっと光沢があったと思います。やはり、先⑩⑪と同様な桜のつぼみの模様が刻まれており、「隅田川」という文字もあります。今戸焼が発展する背景には隅田川の向こう岸の向島の賑わいなどもあっただろうし、今戸橋のそばには「竹屋の渡し」というのもあったので、船を待つ人々の土産としてこういうものも、あったということなのか、「隅田川」というデザインのスタイルがあったのか?
この製品には漆は塗られていないようで、①の猫こたつのような、黒みがきの一種だと思うのですが、ひとつだけちがうのは肌に黒と灰色のムラのような模様。これこそ「村雲焼」というんですかね?白井善次郎作の「雲華」の模様とも違うし。どうやって、こういう効果を出すのか?①ふたつの違った土を練り込んでわざとマーブル調の地肌の色を出す方法?それとも②磨いたあと黒鉛をつける特別なやり方がある?①α 生土へ黒鉛を予め練り込み、色の黒い土とそうでない土とを練り込む?、、、、どれも想像の域を出ないのですが、、。
おわかりの方いらっしゃいましたら、ご教示ください。
「桜=隅田川」という趣向なのかわかりませんが桜の花の陰刻のある今戸焼の器物について他にも記事にとりあげていますのでお時間ありましたらご覧ください。
隅田川の灰器(白井善次郎作)→
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