「山」旅の途中

40代後半になって始めた山歩き。自分はどこから来てどこに行くのか。光、空気、花々の記憶を留めたい。

コメバツガザクラ満開の樽前山(1)

2009-05-24 21:10:26 | 支笏湖周辺の山々
(支笏湖畔。左が樽前山、右が風不死岳)

天気予報によると、昼から晴れそうな支笏湖畔へ。きょうは、手軽だが1000m超の登山が楽しめる樽前山に登ろう。

札幌はどんよりとした曇り空だったが、支笏湖畔に入ると見事な青空が広がっていた。

樽前山には少々、雲がかかっていたが、登る頃にはきっと晴れているだろう。読みはばっちりと、気持ちも晴れやか。

登山口の七合目まで道路が延びているが、シーズン前ということで五合目のゲートが、閉じられていた。

2キロほどの林道歩きも白樺の新緑ロードが楽しく、苦にならず。


(写真:五合目ゲートから七合目までの林道歩き)

七合目の登山口から少し登ると、すぐに森林限界に達し、活火山の山肌がむき出しになる。荒々しい砂礫が続くが、ところどころ淡いピンク色に染まっていた。

コメバツガザクラ。その名のように米粒のように小さな壺型の高山植物だ。春一番に咲くこの花が見たかった。

ひとつ、ひとつは小さくても数が集まると、広い絨毯となる。その群落は山のいたるところで、大きく広がっていた。


(写真:斜面を染めるコメバツガザクラの群落)


(写真:砂礫帯に咲く コメバツガザクラ)


(写真:コメバツガザクラ)