昨日のことだが、ずっと調子の悪いデジカメの修理に出かけることにした。
まずは近所のラボで相談してみると、ナイトバザール近くのパンティッププラザに行けという。
以前、誰かさんにパソコンを破壊されたときには、ここの修理屋に見てもらったことがある(結局、生き返らなかったが)。
さっそく顔を出すと、「カメラの修理屋は2階にあるけど、ずっと休みだよ」いう返事。
あらららら。
そうか、今年のソンクラーン休みは18日までと長いのだった。
*
やむなく閑散としたビル内をぶらぶらしていると、1階にDVDショップを発見。
「日本の映画、ある?」
女店主に声をかけると、「ポルノならありませんよ」
え、いきなりそれはないでしょう。
私の顔はそんなに、すけべに見えるのだろうか。
少しムッとしたが、まあ、すけべな日本人がよく来るのだろうと責任転嫁して自分を慰めた。
*
すけべ目的じゃないと分かった店主、嬉しそうな顔をして
「はい、これ日本の映画ね」
どさっと置かれたものは、ほとんど中国映画と韓国映画だ。
日本のものは、数点しかない。
しかも、映画は『GOEMON』と『ROOKIES』だけ。
あとは、テレビドラマの『海猿』、それに『のだめカンタービレ』。
『のだめ』はずっと以前、原作漫画の方をパラパラッとめくったことがある。
クラシック音楽に飢えているので興味が湧いて、キャストなどを確かめていると、店主がしきりに声をかけてきて、いっこうに集中できない。
「ねえ、ねえ、これは中国映画、それとも韓国映画?ねえ、これはどっち?ねえ、これは?」
私がそれを判別できると知って、商品の仕分けをしようというのである。
こらこら。
こっちは今商品を選んでいるところなのだから、終わるまで静かに待っていなさい。
物事には、優先順位というものがあるのですぞ。
店主の顔が誰かさんの顔に見えてきて、思わず笑ってしまった。
『GOEMON』と『ROOKIES』と『のだめ』、それに数点の洋画を選び、仕分けを手伝ってから店を出た。
*
『のだめ』はわれわれの年代にとってはおふざけが過ぎるが、随所に流れる名曲の数々には思わず聞き惚れた。
何よりも、私の大好きなベートーヴェンの『第七交響曲』とガーシュインの『ラプソディー・イン・ブルー』がタイトル曲になっているのがいい。
ドラマの中でも、落ちこぼれの学生オケが初めて取り組む曲は『第七』という設定だ。
続いて、ブラームスの『第一交響曲』。
うーん、もう、たまらん。
普段は意識しないのであるが、長い書き物に疲れたときに日本語のドラマを観るとすーっと疲れがとれていくのがよく分かる(最近の映画はちょっと気張り過ぎで、かえって疲れる)。
その上、普段はなかなか聴けないクラシックが流れるとなるとなおさらだ。
まあ、竹中直人を中心とする過剰なギャクには困ってしまうが、それにも次第に慣れてきて、いつもはふにゃふにゃしている“のだめちゃん“が、いきなり九州弁で啖呵を切ったときには、思わず喝采してしまった。
モーツアルトなんて、このドラマを観たら大喜びするかもしれない。
『魔笛』なんぞは、滅茶苦茶なエンターテインメントだからなあ。
☆応援クリックを、よろしく。
まずは近所のラボで相談してみると、ナイトバザール近くのパンティッププラザに行けという。
以前、誰かさんにパソコンを破壊されたときには、ここの修理屋に見てもらったことがある(結局、生き返らなかったが)。
さっそく顔を出すと、「カメラの修理屋は2階にあるけど、ずっと休みだよ」いう返事。
あらららら。
そうか、今年のソンクラーン休みは18日までと長いのだった。
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やむなく閑散としたビル内をぶらぶらしていると、1階にDVDショップを発見。
「日本の映画、ある?」
女店主に声をかけると、「ポルノならありませんよ」
え、いきなりそれはないでしょう。
私の顔はそんなに、すけべに見えるのだろうか。
少しムッとしたが、まあ、すけべな日本人がよく来るのだろうと責任転嫁して自分を慰めた。
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すけべ目的じゃないと分かった店主、嬉しそうな顔をして
「はい、これ日本の映画ね」
どさっと置かれたものは、ほとんど中国映画と韓国映画だ。
日本のものは、数点しかない。
しかも、映画は『GOEMON』と『ROOKIES』だけ。
あとは、テレビドラマの『海猿』、それに『のだめカンタービレ』。
『のだめ』はずっと以前、原作漫画の方をパラパラッとめくったことがある。
クラシック音楽に飢えているので興味が湧いて、キャストなどを確かめていると、店主がしきりに声をかけてきて、いっこうに集中できない。
「ねえ、ねえ、これは中国映画、それとも韓国映画?ねえ、これはどっち?ねえ、これは?」
私がそれを判別できると知って、商品の仕分けをしようというのである。
こらこら。
こっちは今商品を選んでいるところなのだから、終わるまで静かに待っていなさい。
物事には、優先順位というものがあるのですぞ。
店主の顔が誰かさんの顔に見えてきて、思わず笑ってしまった。
『GOEMON』と『ROOKIES』と『のだめ』、それに数点の洋画を選び、仕分けを手伝ってから店を出た。
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『のだめ』はわれわれの年代にとってはおふざけが過ぎるが、随所に流れる名曲の数々には思わず聞き惚れた。
何よりも、私の大好きなベートーヴェンの『第七交響曲』とガーシュインの『ラプソディー・イン・ブルー』がタイトル曲になっているのがいい。
ドラマの中でも、落ちこぼれの学生オケが初めて取り組む曲は『第七』という設定だ。
続いて、ブラームスの『第一交響曲』。
うーん、もう、たまらん。
普段は意識しないのであるが、長い書き物に疲れたときに日本語のドラマを観るとすーっと疲れがとれていくのがよく分かる(最近の映画はちょっと気張り過ぎで、かえって疲れる)。
その上、普段はなかなか聴けないクラシックが流れるとなるとなおさらだ。
まあ、竹中直人を中心とする過剰なギャクには困ってしまうが、それにも次第に慣れてきて、いつもはふにゃふにゃしている“のだめちゃん“が、いきなり九州弁で啖呵を切ったときには、思わず喝采してしまった。
モーツアルトなんて、このドラマを観たら大喜びするかもしれない。
『魔笛』なんぞは、滅茶苦茶なエンターテインメントだからなあ。
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僕はまだまだ,仕事をしっかりする時期ですかね(ちなみに72年に漸くこの世に生を受けました...内のスタッフには驚きの平成生まれもいたりする).
ishi様
ご無沙汰です!先日のコメントの『固ゆで』の意味するところとは..!?気になって夜も眠れずな睡眠不足な僕をお救いくださ~い!(^.^;)
おひさしぶりです.お店,いけなくてごめんなさい.なかなか外出がままなりません.
さて,固ゆで,あそこに書いたとおりなのですが,a lot of water under the bridgeという台詞が,カサブランカでも使われている,ということと,クンターさんの書かれた文章全体に流れる雰囲気が,何か寂寞とした感じがあり,hard-boiledな雰囲気を感じたこと,そして現在意志を変えないようですので,硬い意志だなぁと思いましたものですから,固ゆで.と表現しました.
寝られなくなるほどのしっかりした理由があるわけではなくてごめんなさいm(_ _)m.
まずは有り難う御座いました!ス~ッキリ致しました。(^^)...っていうか今確認したら前回のコメントでキチンと説明されてましたね、すいませんです。(^.^;)
吉田拓郎の曲の題名か何かかと思った自分が凄く恥ずかしいぃ~です...。(-。-;)
お店の件ですが、全くお気になさらずに!本当についでの時にでもお気軽にコーヒーでも飲みにいらして下さいね!(^^)
オペラは敬遠する人が多いですが、たとえばワーグナーの『神々の黄昏』なんて、神様が黄金に目がくらんで嫉妬はするわ、妖怪をだまし討ちにするわ、なんとも人間臭いストーリーが展開します。もっとも、これは上演に4日もかかりますが(笑)。
*
なかちゃん
「固ゆで」の件、ishiさんに質問してくださったおかげで、私もすっきりしました。