久方ぶりの帰郷は豊穣なる出会いと新鮮なる発見に充ち満ちて、我が唯一の発表媒体ブログの存在すら意識の埒外に追いやる程の痛快さであった。
数えてみれば、掲示カレンダーの空白が既に5個。
九州高速道を時速160キロでぶっ飛ばし、そのまま離陸して舞い戻った東京には間抜けな輩が多すぎて“腕ひしぎ”で肘へし折りたき数多の愚行、我が頭蓋より溢れ出んばかりなのだが、待ちに待ったり和服美女、別名千の才自在 . . . 本文を読む
「ピンポーン」と鳴った。金属探知器である。身構えた。このところ、常に胸底深く世相えぐるドス忍ばせた身ゆえの性であろうか。
ごつい警備員が近づき、南国の雪に備えた編み上げキャラバン・シューズを脱げという。
自慢じゃないが、こちとら筋金入りの腰痛持ちだ。
貧弱なパイプ椅子に座らされ靴ひもなんぞ結び直した日にゃあ、涙がちょちょぎれる。
「糞ったれめ!」
思わず、悪態が口をつく。
おまけ . . . 本文を読む
世の中には“eメール”という名のまったく新しい通信手段を、従来の「電話」「葉書」「手紙」「FAX」等の代替物と勘違いしておられる御仁がずいぶんと多いようだ。
“eメールは、従来の概念を塗りかえるまったく新しい通信手段であり、その本質はスピード・ラリーにある”
この貴重な本質を今を遡ること6年前、1999年の時点で教えて下さったのは、私が尊敬するビジネス・コンサルタントの校條 浩(めんじょ . . . 本文を読む
昨日から今日にかけて、カミさんと二人、雪の仙台・水沢・江刺を巡る愉快な旅と心躍る新たな出会いを楽しんできた。
ところが、自宅に近いJR宇都宮線蓮田駅で改札口に向かうと前方に5~6名のむさい男どもが立ちふさがり、なにやら騒いでいる。
どうやら、ひとりの酔っぱらいオヤジが駅員にからんで、おまわりが出動してきたらしい。
「邪魔だ、どいてくれ」
私が静かに言うと、若造おまわりが酔っぱ . . . 本文を読む
反省を知らぬ役人どもが、アルツハイマー病を中心とする記憶障害症状のことを「認知症」などという訳の分からぬ呼称に決めたらしい。
どうせ、御用学者や世間知らずの「見識者」をご招待しての諮問委員会で、国民から預かった貴重な時間と税金を無駄づかいした結果に決まっているが、それにしても今回の「認知症」という呼称は、かつて、あの例えようもなく美しき海と心優しき海の民を地獄の底にたたき落とした“水俣病”を . . . 本文を読む
“腕ひしぎ逆十字固め”といえば、格闘技ファンにはお馴染みの関節技である。
最近では、PRIDEヘビー級王者“氷の拳”ことロシアのヒョードル選手が、すっかりショーマンマンシップ・プロレスにはまってしまった「柔道ハッスル王」こと小川直也選手を、いとも簡単に仕留めた手際の良さが印象深い。
私は、この関節技を中学時代から始めた柔道の練習で覚えた。
技の原理は、きわめて簡単だ。相手の右腕を決め . . . 本文を読む