カメラ修理のため、うだるような暑さの中パンティッププラザを再訪した。
教えられた店に行って、女性店主に声をかける。
「カメラの修理、できますか?」
「はい、できます」
「ああ、よかった」
現在の問題点は、(1)使用中に突然電源が切れることがある(2)撮影はできるが圧縮したはずの画像がサイズオーバーでネットにアップできないことが多い(3)バッテリー押さえのピンが折れている(4)バッテリーとの接点のひとつが壊れてスプリングが飛び出している。
以上、4点である。
バッテリーを取り出して内部を見せると、
「ああ、ウチには部品がありませんよ」
「え、修理屋さんじゃないんですか?」
「はい、ウチはバッテリー専門店です」
どうやら、この女性店主、あんまり英語が分からないようである。
駄目ですよ、いい加減に「はい、できます」なんて言っちゃ。
*
ここで、問題点の(3)と(4)はいきなり解決不能となった。
「でも、大丈夫。ほら、こうして紙を折ってはさむと、ピンが折れててもスプリングが飛び出してても、カメラは使えます。ね、マイペンラーイ(大丈夫)」
「でもね、使用中に電源が切れるのはバッテリーが古いか、接続に問題があるからだと思うんだけど。それに、ネットにアップできないのは、読み込みの最中に同じ問題が起きているのかもしれないし」
「ふーん、でもいまは何の問題もありませんね。マイペンライ」
ここで、(2)も即座に諦めることになった。画像圧縮やネットへのアップは、彼女の守備範囲外である。
残るは、(1)のみ。
「バッテリーは古いですか?」
「そう、3~4年かな(最初にそう言ったはずですよ)」
「ふーん、でもちゃんとフルになってますねえ」
首をひねりながらバッテリーを取り出し、ショーケースの上に置いて軽く指ではじいた。
すると、独楽のようにくるくると回る。
「あ、これは駄目だ。軽くなってます。古いです」
そして、同規格の新品を取り出し同じようにすると、そちらは回らない。
「ね、新品は重いんです」
ほー、古いバッテリーは軽くなるんだ。
でも、何が消えてなくなるのだろう?
「文系人間は、これだから困るんだよなあ」
むかし、よく理系人間の友人にバカにされたものだ。
*
手品のような証拠を見せつけられては、もう疑いようもない。
890バーツの大枚をはたいて、バッテリーだけは交換することにした。
新しいバッテリーを装着して、彼女があちこちいじり回す。
各種の設定をチェックしているようだ。
途端に、電源が切れた。
「あれー、おかしいですねえ」
「だから、接点が・・・」
「あ、そうだ。紙をはさんで押さえるのを忘れていました。ほらね、大丈夫でしょ?」
確かに大丈夫になったが、今度は起動時にズームレンズがひっかかる。
「あれ、おかしいなあ。マイコッジャイ(分かりませんねえ)」
この人、夢中になるとタイ語しか喋ってくれない。
こっちこそ、マイコッジャイなんだけど・・・。
「あ、大丈夫です。レンズはひっかかかるけど、ズームボタンを押せば普通に動きます。つまり、写真を撮るにはなんの問題もありません。レンズを修理すると、2000バーツもかかるから、それなら新しいカメラを買った方がいいですよ。よかったですねえ」
よかったのか、悪かったのか、よく分からない。
あとは、これでしばらく試してみるしかなさそうだ。
宿に戻って、修理屋の場所を聞き忘れたことに気がついた。
なんだか、彼女の持つ不思議なパワーに圧倒されてしまった感じ。
でも、今のところは普通に動いているからなあ。
よかったんでしょうね、これで、たぶん。
でも、画像はやっぱり「規定サイズオーバー」と表示されてアップできない。
うーん。
こうなると、圧縮ソフトの問題ということになるのだろうか。
☆応援クリックを、よろしく。
教えられた店に行って、女性店主に声をかける。
「カメラの修理、できますか?」
「はい、できます」
「ああ、よかった」
現在の問題点は、(1)使用中に突然電源が切れることがある(2)撮影はできるが圧縮したはずの画像がサイズオーバーでネットにアップできないことが多い(3)バッテリー押さえのピンが折れている(4)バッテリーとの接点のひとつが壊れてスプリングが飛び出している。
以上、4点である。
バッテリーを取り出して内部を見せると、
「ああ、ウチには部品がありませんよ」
「え、修理屋さんじゃないんですか?」
「はい、ウチはバッテリー専門店です」
どうやら、この女性店主、あんまり英語が分からないようである。
駄目ですよ、いい加減に「はい、できます」なんて言っちゃ。
*
ここで、問題点の(3)と(4)はいきなり解決不能となった。
「でも、大丈夫。ほら、こうして紙を折ってはさむと、ピンが折れててもスプリングが飛び出してても、カメラは使えます。ね、マイペンラーイ(大丈夫)」
「でもね、使用中に電源が切れるのはバッテリーが古いか、接続に問題があるからだと思うんだけど。それに、ネットにアップできないのは、読み込みの最中に同じ問題が起きているのかもしれないし」
「ふーん、でもいまは何の問題もありませんね。マイペンライ」
ここで、(2)も即座に諦めることになった。画像圧縮やネットへのアップは、彼女の守備範囲外である。
残るは、(1)のみ。
「バッテリーは古いですか?」
「そう、3~4年かな(最初にそう言ったはずですよ)」
「ふーん、でもちゃんとフルになってますねえ」
首をひねりながらバッテリーを取り出し、ショーケースの上に置いて軽く指ではじいた。
すると、独楽のようにくるくると回る。
「あ、これは駄目だ。軽くなってます。古いです」
そして、同規格の新品を取り出し同じようにすると、そちらは回らない。
「ね、新品は重いんです」
ほー、古いバッテリーは軽くなるんだ。
でも、何が消えてなくなるのだろう?
「文系人間は、これだから困るんだよなあ」
むかし、よく理系人間の友人にバカにされたものだ。
*
手品のような証拠を見せつけられては、もう疑いようもない。
890バーツの大枚をはたいて、バッテリーだけは交換することにした。
新しいバッテリーを装着して、彼女があちこちいじり回す。
各種の設定をチェックしているようだ。
途端に、電源が切れた。
「あれー、おかしいですねえ」
「だから、接点が・・・」
「あ、そうだ。紙をはさんで押さえるのを忘れていました。ほらね、大丈夫でしょ?」
確かに大丈夫になったが、今度は起動時にズームレンズがひっかかる。
「あれ、おかしいなあ。マイコッジャイ(分かりませんねえ)」
この人、夢中になるとタイ語しか喋ってくれない。
こっちこそ、マイコッジャイなんだけど・・・。
「あ、大丈夫です。レンズはひっかかかるけど、ズームボタンを押せば普通に動きます。つまり、写真を撮るにはなんの問題もありません。レンズを修理すると、2000バーツもかかるから、それなら新しいカメラを買った方がいいですよ。よかったですねえ」
よかったのか、悪かったのか、よく分からない。
あとは、これでしばらく試してみるしかなさそうだ。
宿に戻って、修理屋の場所を聞き忘れたことに気がついた。
なんだか、彼女の持つ不思議なパワーに圧倒されてしまった感じ。
でも、今のところは普通に動いているからなあ。
よかったんでしょうね、これで、たぶん。
でも、画像はやっぱり「規定サイズオーバー」と表示されてアップできない。
うーん。
こうなると、圧縮ソフトの問題ということになるのだろうか。
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いや~素晴らしいですね、この店員の女性。(^^)こういうタイ人独特の(と言っていいのか解りませんが..)使えるものは何でも使っちゃおう精神が大好きなんですよね、僕。
結果、4つの問題点のうち3つを難なく?クリアしちゃってんですからね、素敵です。
『型にハマらず臨機応変に、小さな事は気にしちゃダメ!』的な事を教えて頂いた様な気がします。(^^)
SHQ:3072x2304が最大なんですが通常UPするのにでかすぎるのでSQ2:1280x960にしてあります。
バッテリーが時々切れたりする時にデフォルトでデカいサイズの画質に変わってないですかね?
さすが技術部。カメラやバッテリーの手入れ、参考にさせていただきます。
*
なかちゃん
なかちゃんは、本当にタイやタイの人(特に女性)がお好きなんですねえ。この店員さんに、ぜひ会っていただきたいものです。お店は、その後順調ですか?
*
バンコクじいさん(さん)
水掛け祭りは、チェンマイで楽しまれたようですね。
カメラの件、ご指摘のようにバッテリーの調子によって画質設定が変わっていたようです。昨日から、安定してきました。ありがとうございました。