【タイ山岳民族の村に暮らす】

チェンマイ南西200キロ。オムコイの地でカレン族の嫁と綴る“泣き笑い異文化体験記”

【口舌マッスル地獄の特訓】

2006年01月31日 | ニューヨーク冬物語
 英会話力の限界を感じ、今日30日(月)からプライベートレッスンに通い始めた。  この学校(日本人経営)では、“耳から鍛える”手法、つまりリスニングを英会話の入り口に位置づけており、アジア諸国の中でももっとも英会話を苦手とする日本人向けの独自のメソッドを開発している。  確かに、相手の話が聴き取れなければ会話はできないし、教科書などには載っていないネイティブスピーカー独特の言い回しも耳で覚えて . . . 本文を読む
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【『魔笛』とタコス】

2006年01月27日 | ニューヨーク再び
 明日1月27日(金)は、モーツアルトの250回目の誕生日にあたる。  ここニューヨークでも、リンカーンセンターやカーネギーホールで“モーツアルト生誕250周年記念コンサート”が目白押しで、とりわけここ1~2週間のコンサートはどれを選んでいいか迷うほどの充実ぶりだ。  24日(火)には、メトロポリタンオペラハウスでもっともポピュラーなオペラ『魔笛』を観た。  奇想天外なストーリーと心躍る軽快 . . . 本文を読む
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【Brokeback Mountain】

2006年01月24日 | ニューヨーク冬物語
 日本でもすでに報道されているはずだが、ゴールデングローブ賞で7部門にノミネートされ、最優秀映画賞と最優秀監督賞をダブル受賞した『Brokeback Mountain』を観た。  タイトルはワイオミング州にある山の名前で、この山を背景に羊の放牧に従事した二人のカーボーイがキャンプ生活を重ねるうちに恋に落ちる。  1960年代の話なので、もちろんゲイは“禁断の”世界である。  放牧を終えた二人 . . . 本文を読む
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【過酷な冬をふたりで】

2006年01月21日 | ニューヨーク冬物語
  天気予報の通り、“マイルド”な過ごしやすい天気になった。  雪に備えた山歩き用の編み上げ靴を履くのが面倒なので、裸足のままサンダルを突っかけて近所のデリ(食料雑貨屋)にサンドイッチを買いに出かけたのだが、本当に春先のような陽気でちっとも寒くない。  デリの前にたむろする黒人たちは、俺の裸足を見て驚いた顔をしていたが、草履やサンダルを“突っかける”という文化は日本独特のものだろう。  それ . . . 本文を読む
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【俺たちのキング牧師記念日】

2006年01月19日 | ニューヨーク冬物語
 午前4時半を過ぎると、さすがに落ち着かなくなった。  最後に電話があったのが、16日の午前零時前後。 「これからアパートを出て、深夜勤務のレスリーに書類を届けなくちゃいけないの。それから地下鉄に乗って、あなたのアパートに向かう。明日はお昼の12時に教会に行かなくちゃならないけれど、それでも構わない?」 「オーッケイ、ワンダフル!Judy、気をつけてくるんだよ」  そんな会話を交わしたから . . . 本文を読む
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【I have a dream!】

2006年01月19日 | ニューヨーク冬物語
 16日(月)は、60年代の公民権運動を指導したマーチン ルーサー キング牧師記念日(国民の祝日)だった。  1968年に凶弾に倒れた彼が生きていれば、77歳になる。  テレビでは、週末から彼のドキュメンタリーフィルムが繰り返し放映され、博物館や教会で催される記念セレモニーの予定が告知され続けた。  それにしても、黒人の精神的支柱だった彼の誕生日が国民の祝日になること自体に、俺はアメリカと . . . 本文を読む
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【びしょ濡れハーレムタウン】

2006年01月15日 | ニューヨーク冬物語
 9日・月曜日にひいた風邪がこじれて、1週間も寝込んでしまった。  ニューヨークは異常な暖冬で、風邪をひくような寒さとは無縁だ。  原因は、アパートの暖房があまりにも効きすぎて薄着をして寝たら、夜明けに暖房がとまって一気に室温が下がったかららしい。  120年前に建てられたアパートは、ハーレム特有の“ブラウンストーン”造りで、ハーレムのランドマークに指定されるほど風情があるのだが、暖房設備も . . . 本文を読む
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【飛ぶがごとく】

2006年01月07日 | ニューヨーク冬物語
 6日金曜日、午後11時。  オペラ『ヴォツエック』がはねたあとで、メールチェックのためスターバックスに立ち寄ったところだ。    新年カウントダウンから、早くも1週間が過ぎようとしている。  リンカーンセンターのクリスマスツリーも撤去され、街は平常の素顔を取り戻し始めた。  クリスマス、そして新年と、完全夜型のJudyに付き合って明け方まで食べ語らう日々が続いたため、その後遺症がまだ尾を引いて . . . 本文を読む
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【もみくちゃカウントダウン】

2006年01月04日 | ニューヨーク冬物語
 2005年最後のオペラがはねた。  「タイムズスクエアのカウントダウンを見たい?」  風邪気味のJudyが、厳重にマフラーで髪を包み込みながら尋ねる。  「うーん、見たい気もするけど混雑してるだろうな」  「たぶん、世界中から集まった観光客で身動きできないと思う。私はテレビでしか見たことがないけど、あなたにはいい経験になるんじゃないかな」  「とにかく、行ってみるか。でも、風邪は大丈夫 . . . 本文を読む
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【ホワイト ニューイヤー】

2006年01月04日 | ニューヨーク再び
 電話をかけながら、ふと窓に目をやると雪が散らついている。 「Judy、雪だよ。雪が降って来た。窓の外を観てごらん。ホワイトニューイヤーになりそうだ」  クリスマス前後は思いのほか暖かく、期待した“ホワイトクリスマス”は楽しめなかった。  彼女の誕生日の26日にも雨が降ったが、雪になるほど気温は下がらなかった。  その代りに、天は大晦日に粋な計らいをしてくれるつもりのようだ。  電話の向 . . . 本文を読む
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