Sr.ボスケの山野草日記

標高400mの“鈴張プチ高原”で見られる四季折々の山野草をシーズン中は毎朝撮影・紹介するつもりでしたが、・・・・

ヒガンバナ(彼岸花)その2

2008-09-19 21:34:33 | その他の草本
堤(つつみ、農業用水池)の土手の法面に咲き始めたヒガンバナ科ヒガンバナ属ヒガンバナを撮りました(2008.9.19 14:16撮影)。法面保護のためにもヒガンバナの株が増殖するのを期待しています。ところで、昨年12月に法面崩壊を防ぐ目的で試験的に球根を植え付けた場所はこの下の田んぼの法面ですが、残念ながらヒガンバナの開花は確認できませんでした。植え付け時期を間違った可能性もありますが、来年こそ開花してくれることを願っています。


イタドリ(虎杖)

2008-09-19 20:51:53 | タデ科
堤(つつみ、農業用水池)の土手で咲いていたタデ科タデ属イタドリを撮りました(2008.9.19撮影)。別名スカンポと呼ばれ、若い茎は太く柔らかく適度に酸味があって、生で食べられます。なぜ「虎杖」と書くかについては、山渓名前図鑑「野草の名前:秋冬」に詳しく説明されています。若い茎が虎の尻尾に似ていて、しかも杖になりそうだからだそうです。山渓ハンディ図鑑「野に咲く花」によると、イタドリは雌雄異株だそうで、雄花には雄しべが8個あって雌しべはごく小さいそうです。写真のものは雄株のようですね。




アキチョウジ(秋丁字)その3

2008-09-19 20:20:15 | シソ科
栗林下の農道沿いで一株だけ見つけたシソ科ヤマハッカ属のアキチョウジです(2008.9.19 14:03撮影)。出来るだけ近づいて大きく撮ってみました。紫色の清楚な野草ですね。正面から見ると私には狐の顔のように見えます。




デワノタツナミソウ(出羽の立浪草)その3

2008-06-03 22:42:06 | シソ科
ほとんど人が通ることの無いヒノキ林内の山路を覆うように繁茂しているシソ科タツナミソウ属のデワノタツナミソウを撮りました(2008.6.1 14:46撮影)。残念ながら最盛期を過ぎていて約半数の花冠は散り落ちてしまっていました。


別のところでデワノタツナミソウが渓流脇の岩にへばりつくように生えていました(2008.5.30 15:37撮影)。当地においてデワノタツナミソウはかなり広範囲に分布しているように思えます。

ニガナ(苦菜)その2

2008-05-13 22:07:22 | キク科
隣りの谷の土手で見つけたキク科ニガナ属のニガナを撮りました(2008.5.11 14:18撮影)。いずれの頭花も舌状花は5個ですからニガナ(苦菜)に間違い無さそうですが、その名の通り苦いのかは未確認です。




ハナニガナ(花苦菜)

2008-05-13 21:28:08 | キク科
棚田最上段の廃田で見つけたキク科ニガナ属のハナニガナを撮りました(2008.5.9 15:30撮影)。舌状花は6-8個で、舌状花が5個のニガナと共存していました。舌状花が黄色で5個ならニガナ、舌状花が黄色で8-10個ならハナニガナ(山渓ハンディ図鑑「野に咲く花」による)ということで、舌状花が6個あるいは7個の場合、厳密にはハナニガナかどうか明らかではありません。ハナニガナはニガナの変種であるシロバナニガナ(舌状花が白色で8-10個)の1品種という位置づけになっており、ニガナとの間の交雑種も多いのではないかと推測されます。


マツバウンラン(松葉雲蘭)その2

2008-05-09 22:45:41 | ゴマノハグサ科
いつの間にか我が家の庭にやって来たゴマノハグサ科ウンラン属のマツバウンランです(2008.5.9 15:49撮影)。北米原産で1941年に京都で最初に発見された帰化植物のようです。いつの間にかやって来て、いつの間にか去って行く、一見ひ弱で可憐な花です。それほど邪魔にならないため、とても雑草扱い出来ません。


ジシバリ(地縛り)その2

2008-05-06 15:27:05 | キク科
わが家の庭のかつて肥料を施して植栽した常緑樹の下に、昨年移植したキク科ニガナ属ジシバリが思惑通り繁茂し始めました(2008.5.6 13:16撮影)。農地に生えれば雑草でも庭に植えれば立派な可愛い花ですね。ニガナ属は私の好きな花です。本種もわが家のグランドカバープランツとして大事に育てるつもりです。


オヘビイチゴ(雄蛇苺)

2008-05-06 15:05:18 | バラ科
わが家の東側の庭に最近繁茂し始めたバラ科キジムシロ属のオヘビイチゴを撮りました(2008.5.6 13:15撮影)。このオヘビイチゴは5小葉が特徴でヘビイチゴと違って赤いイチゴ型の果実を作らないようです。赤い果実が成らないのは残念ですが、本種もヘビイチゴと同様に抜き取らないでグランドカバープランツとして育てるつもりです。


サルトリイバラ(猿捕茨)その3

2008-05-03 17:08:42 | つる性木本
裏山の山路脇に繁茂する熊笹の中でユリ科シオデ属サルトリイバラの雌株を見つけました(2008.5.3 15:02撮影)。花柱が基部から3裂している雌花の特徴がよく判りました。この株には秋になったら赤い球形の果実が見られるはずですが、刈り払われないで残っていられるでしょうか?