Sr.ボスケの山野草日記

標高400mの“鈴張プチ高原”で見られる四季折々の山野草をシーズン中は毎朝撮影・紹介するつもりでしたが、・・・・

オヘビイチゴ(雄蛇苺)

2008-05-06 15:05:18 | バラ科
わが家の東側の庭に最近繁茂し始めたバラ科キジムシロ属のオヘビイチゴを撮りました(2008.5.6 13:15撮影)。このオヘビイチゴは5小葉が特徴でヘビイチゴと違って赤いイチゴ型の果実を作らないようです。赤い果実が成らないのは残念ですが、本種もヘビイチゴと同様に抜き取らないでグランドカバープランツとして育てるつもりです。


ヘビイチゴ(蛇苺)

2008-05-02 21:39:44 | バラ科
自宅の庭でバラ科ヘビイチゴ属ヘビイチゴを撮りました(2008.5.2 13:54撮影)。このヘビイチゴはもともと休耕田に繁茂していたものですが、その一部の株を庭木の根元周りに移植したものです。この株から四方八方に茎が這い出して別の子株を多数増殖し、わが家の庭のグランドカバープランツに成長しつつあります。



4日後の今朝、赤い果実が見つかりました(2008.5.6 13:27撮影)。撮った下の写真から赤いイチゴ型の果実が出来ないキジムシロ属のオヘビイチゴとは明らかに違うことが判ります。


ミヤマフユイチゴ(深山冬苺)その2

2007-09-04 19:45:47 | バラ科
裏山の倒木ヒノキ林の林床の随所で、バラ科キイチゴ属ミヤマフユイチゴの白い花が咲き始めました(2007.9.3 13:29撮影)。フユイチゴの葉は丸みを帯びていて葉の先端が鈍角ですがミヤマフユイチゴの葉は鋭角です。昨年10月28日には紅葉して赤い果実をつけたミヤマフユイチゴを撮っています。

クサイチゴ(草苺)その2

2007-04-03 21:30:03 | バラ科
棚田最上段にある堤(農業用溜め池)脇で見つけたバラ科キイチゴ属のクサイチゴを撮りました(2007.4.3 15:02撮影)。葉の感じが我が家の庭に植えられているラズベリーに似ていると思って調べてみたら、ラズベリーは英語(raspberry)で、広義にはバラ科キイチゴ属を示すようですね。両方の果実を食べ比べてみたいのですが、残念ながら我が家のラズベリーの花期はかなり遅いようです。

ワレモコウ(割木瓜)

2006-11-17 22:19:52 | バラ科
いつもは通らない農道脇で見つけたバラ科ワレモコウ属ワレモコウを撮りました(2006.11.17 10:46撮影)。花穂は赤褐色の小さな花が集まったもので楕円球状、長い枝の先にあって、風にゆらゆら揺れています。葉は鋸歯のある楕円状で下部にのみ付いています。名前の由来は山渓名前図鑑「野草の名前:秋冬」p.336にも記されているように難解で多説あるようです。詳しくは同図鑑を参照願います。

ミヤマフユイチゴ(深山冬苺)

2006-10-28 22:51:52 | バラ科
裏山の倒木ヒノキ林の林床でいつの間にか赤い果実を付け始めたバラ科キイチゴ属ミヤマフユイチゴを撮りました(2006.10.28 14:58撮影)。似たものにフユイチゴがありますが、ミヤマフユイチゴはフユイチゴと異なり、葉の先が尖っていて、花柄に毛がほとんど見られない反面、茎には刺があるという特徴があります。以前に詳しく観察、研究(?)したので、フユイチゴとミヤマフユイチゴの識別については自信があります。

ダイコンソウ(大根草)

2006-07-25 08:33:54 | バラ科
竹やぶの中、シダやクサイチゴなどにまぎれて一株のバラ科ダイコンソウ属ダイコンソウを見つけました(2006.7.25 7:21撮影)。まん丸で黄色い5枚の花弁と多数のシベ、一度見たら忘れられない花です。図鑑によると、よく似た種にオオダイコンソウがあるそうですが、分布が中部地方以北に限られているので、これは間違いなくダイコンソウでしょう。

キンミズヒキ(金水引)

2006-07-16 08:30:15 | バラ科
舗装林道脇の沢口で見つけたバラ科キンミズヒキ属キンミズヒキです(2006.7.16 6:55撮影)。キンミズヒキ(花期:8~10月)は秋の花です。もう少し待てばもっときれいに撮れるはずなのですが待てないのです。それはともかく、これから、アキノタムラソウ、アキチョウジ、イヌショウマ、ゲンノショウコなどの秋の花が続くはずです。楽しくなります。

ナワシロイチゴ(苗代苺)その2

2006-07-09 08:43:00 | バラ科
棚田の石垣に繁茂している赤い実のナワシロイチゴを撮りました(2006.7.9 7:07撮影)。昨夜降った強い雨で痛んだ実もありますが、赤い実は緑一色の林縁風景にちょっとしたアクセントとなっています。試しに一粒口に入れてみました。クサイチゴよりも甘味は少ないようでした。

ナワシロイチゴ(苗代苺)

2006-06-01 08:57:30 | バラ科
日当たりの良い農道脇のあちこちに咲き始めたナワシロイチゴです。ピンク色の蕾んだ花が朝露に濡れています(2006.6.1 6:33撮影)。他のキイチゴ属と違って開花しても萼片が開くだけで花弁は閉じたままのようです。だったら受粉はどうする? またもや疑問が湧いてきたのでちょっとネットで調べたところ、何と、閉じた花弁の隙間から蜂や蝶が吸蜜している画像が紹介されていました。

※山渓ハンディ図鑑「樹に咲く花:離弁花1」には「苗代をつくる6月頃に赤く熟し、食べられる」と記されています。それで苗代苺という名がついたのでしょうが、命名当時の田植えは今より大分遅かったのでしょうね。