生き生き箕面通信

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1959 ・「集団的自衛権」で改憲するためにかき集めた御用有識者の「安保法制懇」

2014-05-04 08:57:36 | 政治

お早うございます。
生き生き箕面通信1959(140504)をお届けします。

・「集団的自衛権」で改憲するためにかき集めた御用有識者の「安保法制懇」

 安倍晋三という男が進める「戦争ができる普通の国」プロジェクトは、いよいよ最終の仕上げに入りました。今月中にも「集団的自衛権は行使できる」と閣議決定するところまでこぎつけました。

 その区切りとなるのが、あ10日程で予定される安保法制懇の「集団的自衛権は憲法解釈上、正当に認められる」という内容の「答申」です。

 問題の安保法制懇は、単なる私的諮問機関にすぎません。個人がプライベートな相談をする場にすぎません。ところが日本では、この私的諮問委員会なるものが、権力を創出する異常な機構として働くのです。

 安保法制懇は、正式には「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」とい名称で、第一次安倍内閣が設置。しかし、安倍首相が「お腹が痛い」と内閣を投げ出したためたなざらしになり、その後の福田、野田内閣などでは一度も開かれなかった。それを二次安倍内閣で動き出させた「執念の集団的自衛権」です。

 メンバーは、次のような安倍晋三氏の”お友達”の面々です。

  • 座長は、柳井氏、座長代理は北岡氏です。

 私的諮問機関が出した内容が、まるで水戸黄門の「これが見えぬか」という印籠の役割としてまかり通る日本政治の実態。もしそれだけの権威を持たせるなら、メンバー決定の段階で、国民の意見、少なくとも国会での了承を経るようにすることが不可欠です。

 ひとりの男のお好みで決め、意のままの答申を出せる茶番政治はいい加減にしなければならないはずです。

 情けないのは、国会で野党も私的諮問委員会についてきちんとモノを申さない、議会を監視する役割を持つはずのメディアも黙って何も言わない。

 「私的諮問委員会政治」にピリオドを打つところから、日本の民主主義を立てなおす必要を感じます。

 


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