生き生き箕面通信

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1967 ・漫画「美味しんぼ」が、フクシマ原発事故による鼻血症状を連載し、福島県が抗議

2014-05-12 10:24:05 | 政治

お早うございます。
生き生き箕面通信1967(140512)をお届けします。

・漫画「美味しんぼ」が、フクシマ原発事故による鼻血症状を連載し、福島県が抗議

 漫画週刊誌ビッグコミックスピリッツに連載されている「美味しんぼ」が、石原伸晃・環境相や福島県当局から遺憾の意や抗議を受け、一種の事件になっています。

 「美味しんぼ」(雁屋哲・作、花咲アキラ・画)は、福島県で鼻血を出す人が大勢出ており、対策が必要であるにもかかわらず、関係当局はできるだけ知らぬ顔で通そうとしている実態を浮かび上がらせるものだそうです。

 美味しんぼは4月28日、5月12日号に連載され、5月19日号までフクシマ原発のことが描かれることになっていますが、実はぼくは読んでいません。 だから、この「箕面通信」で取り上げることは無責任のそしりは免れませんが、あえてこの際、触れることにしました。

 「美味しんぼ」の中で登場する、双葉町の井戸川克隆・前町長は、自身も鼻血が出ている姿で描かれ、「今の福島に住んではいけない」と話しているそうです。

 お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志は昨日5月11日のフジテレビ・ワイドショウ(午前10時)で、「作者が描く内容を叩いて変更させようとするような批判の仕方は疑問」と語ったとか。

 石原環境相は、「風評被害を引き起こすようなことがあってはならない」と、美味しんぼの内容を批判。福島県も本日のホームページに、「(美味しんぼは)本件への風評被害を助長するものとして断固容認できず、きわめて遺憾であります」とコメントを出しました。

 要するに体制側は、「臭いものにフタ」をして取り繕うとしている意図がありありです。

 ボクは以前にも「、フクシマの子どもたちは全員、被ばくしていないか、被ばくしているとしたらどう対応するのか、全身検査をし、国あるいは県が実態を明らかにすべき「と書きました。フクシマの子どもたちが今も日々、被ばくし続けていることは明らかであるにもかかわらず、県も国もあえて放置しています。本当なら、フクシマの子どもたちは、全員疎開させるべきだという意見がありますが、この意見に賛同します。何年後かには、甲状腺がんなどの子どもが続出する事態が心配です。

 コミック誌を批判する暇があるなら、一人でも多く、子どもたちの健康診断をすべきではないでしょうか。

 放射能の影響は、実は東京にも日々、影響をもたらしていることが確実視されています。2020年の東京オリンピック開催があやぶまれる事態も想定されます。安倍首相はオリンピック誘致のために、「放射能は完全にコントロールしている」と、世界に向かってウソのスピーチをしました。フクシマの鼻血も「なかったことにする」ようです。

 


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