おはようございます。
生き生き箕面通信2311(150422)をお届けします。
・愛川欽也のテレビ番組終了も権力側からの圧力だった!?
本日4月22日は「4.22」(よいふうふ)と読んで、ベスト・カップルなどをもてはやす日だそうですね。最近の「おしどり夫婦」で話題になったのは、キンキン・ケロンパの愛川欽也とうつみ宮土理。もっとも、最後はケロンパ黙認の存在もあったと週刊誌は伝えていますが。
その愛川欽也は、自ら認めるように「おしゃべり屋」として数々の司会を務めてきましたが、一面では「平和」のキャンペーンに強いこだわりを持ち続けて活動して面があり、改めて敬意を表します。
実は3年前、キンキンが司会をしていた「パックイン・ジャーナル」が打ち切りになる時、その打ち切りに不審を感じたのでテレビ局「朝日ニュースター」に問い合わせたことがありました。
「番組打ち切りの理由は?」と問うても、納得できる答えはなく、「番組編成が変わる」というだけでした。2012年3月末で打ち切りになったのですが、キンキン自身も打ち切り直前まで、「まさか自分の番組が打ち切られることはあるまい」と、のんびり構えていたようです。
しかし、政権側に都合の悪い批判番組だっただけに、あまりにも無防備、うかつといえばうかつ。ある意味では、自分のしゃべりに自信がありすぎたのかもしれません。
CS放送局「朝日ニュースター」は、テレビ朝日や朝日新聞などが親会社として「株式会社・衛生チャンネル」を作ったのですが、その後、テレビ朝日に支配権を移す中で、都合の悪い「パックイン・ジャーナル」などが一掃されたのでした。
いまから考えると、朝日新聞を政権側から言うことを聞かすのはなかなかやりにくいので、経営権をテレビ局に一本化させるように工作し、その上で目をつけた番組を打ち切らせる。このやり方のリハーサルが「パックイン・ジャーナル」で行われたと見えます。
第2次安倍政権が発足したのは、この年の12月。安倍政権発足の9か月前にこの打ち切りが行われているのです。ということは、ひとり安倍政権のみならず、自民党という組織が党全体の意志として「テレビ狩り」を行い、報道界を支配する戦略を展開してきたことがうかがえます。
キンキンならずとも、「まさか、そこまで」の展開が粛々と行われてきているといえるのです。
もっとも、キンキンもなにか得体の知れない空気はうすうす感じていたようです。CSテレビが打ち切りになったあと、自分でインターネットテレビ「キンキンTV」を立ち上げ、元気に政権批判を展開してきた愛川欽也。それが、「このまま政権批判を続けていると安倍(晋三)さんに殺される」と口にしていたそうです。これを取り上げた週刊文春は、愛川がまるで認知症でもあるかのような被害妄想扱いしていた。
自民党は、「報道ステーション」(テレビ朝日)や、「クローズアップ現代」(NHK)などを標的とし、テレビ局幹部を呼びつけて査問にかけるなど矢継ぎ早にテレビ攻撃を続けています。そしてついに、「放送倫理・番組向上機構(BPO)にも手を突っ込むことにしました。政府がBPOに関与できるようにしようと検討を始めたのです。
自民党は、本気です。テレビを完全に支配下に置く考えです。本気で「言論統制」するつもりです。「まさか、そこまで」とぬかっていると、キンキンの二の舞になります。気がついた時は「手遅れ。万事休す」です。
昔は第四の権力なんて言われたが、
今は第一権力じゃなぃのか。
なにせ「民意」の製造元だからね。
政府権力とマスメディア権力の戦い、
つまり権力同士の戦いだ。
かたや選挙で成立した権力
一方は選挙の洗礼を受けてない権力だ。
反権力でメシを食ってる権力者ってとこだな。
しかし、政権側に都合の悪い批判番組だっただけに、あまりにも無防備、うかつといえばうかつ。
お人柄が良い人を待ち構える落とし穴、陥れる計略。反共のマッカーシズムを想起させます。
あの指揮者のバーンスタインがマッカーシズムに執拗に苦しめられるのですね。
執拗なのはアカン。