生き生き箕面通信

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1448 ・本日は真珠湾攻撃の日――今日の対米従属はここが起点

2012-12-08 06:51:14 | 日記

おはようございます。                                                                              生き生き箕面通信1448(121208)をお届けします。

・本日は真珠湾攻撃の日――今日の対米従属はここが起点

 71年前の本日12月8日(ハワイ時間は12月7日)早朝、日本海軍の機動部隊(航空機部隊)がアメリカのハワイ真珠湾に停泊していた艦船を空から攻撃、奇襲を成功させました。しかし、アメリカはその後、日本軍を徹底的にたたきのめし、マッカーサーによる日本占領となり、アメリカへの従属がいまだに続くことになりました。サンフランシスコ条約による「独立の回復」は、当時、朝鮮戦争に手を焼くアメリカから与えられたものでした。日本を戦争遂行の後方基地とするためのおためごかしでした。つまり、日本のアメリカによるポチ化は、真珠湾攻撃が起点といえます。

 攻撃に先立つ12月2日、「ニイタカヤマ、ノボレ一二〇八」(12月8日午前零時を期して戦争行動を開始せよ)の攻撃暗号が打電されました。ちなみに、攻撃中止は「ツクバヤマ、ハレ」でしたが、この戦争回避暗号はついに打電されることはありませんでした。

 真珠湾を攻撃した攻撃隊総司令官、淵田美津雄海軍中佐は旗艦赤城に対し、「トラトラトラ」(われ奇襲に成功せり)と打電。日本国内にはこの日朝からラジオ放送で繰り返し、「対米開戦の臨時ニュース」が流されました。その時は、日本中が庶民もこぞって「バンザイ、バンザイ」と戦勝気分に浸りました。その後は、中国大陸でも戦闘が繰り返され、大きな戦果をあげるたびに全国津々浦々でちょうちん行列が行われました。

 しかし、戦勝気分もつかの間、太平洋上のミッドウェー海戦で主力艦船を失う大敗北を喫してからは、戦うたびに敗れて後退に継ぐ後退となり、首都東京もB29によるじゅうたん爆撃で焼け野原、最終的にはヒロシマ、ナガサキへの原爆投下で無条件降伏となりました。

 昭和20年8月15日、無条件降伏。マッカーサーによる日本占領の時代となり、天皇制を国体とする日本は徹底的に解体、腑分けされました。農地解放で大地主制度は消滅、教育改革、選挙制度改革などが矢継ぎ早に行われ、主権在民、民主主義、平和主義の新しい日本国憲法が押し付けの形で施行されました。その後もアメリカは、日本を二度と再びアメリカに立ち向かうことのない国柄にするためあらゆる手を打ち、今日に至っています。政界をはじめ有力官僚、学会、さらには報道界にアメリカの”友人”(手先)を数多くつくり、そうした人々を通じて日本をコントロールするソフト・パワーを発達させました。現在、あらゆるところにアメリカの”友人”がうごめいています。そうした一種のスパイを操るのが、ジャパン・ハンドラーズといわれる人々です。

 具体的には、次期日本大使の有力候補、ハーバード大のジョセフ・ナイ氏、元国務副長官のリチャード・アーミテージ氏、戦略国際問題研究所のマイケル・グリーン上級顧問・日本部長らです。とくにアーミテージ・リポートでは、尖閣周辺に眠る膨大な資源をめぐって日本と中国の対立関係を激化させ、ついには軍事的衝突に導く詳細な計画が記されています。アメリカの世界戦略としての中国封じ込めを達するため、日本を先頭に立てる作戦です。

 そのアメリカの尻馬に乗って、行け行けと威勢よく声をあげているのが安倍晋三・自民党総裁であり、尖閣問題に火をつける役割を果たさせられた石原慎太郎などという男も同じお調子者です。

 来年は、アメリカさまのお計らいにより、日中間の対立はより先鋭化させられそうです。それを阻止するためにも、今回の選挙で、「日本未来の党」を伸ばす必要に迫られています。

*写真は、病室から望む箕面の山並みです。ボクは箕面の山が好きです。この平和な風景を次世代の人々に無事に引き継ぎたい。戦争には絶対反対です。しかし、時代はきなくさい臭いが立ちこめてきました。

  


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