生き生き箕面通信

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1957 ・「平和国家」という日本のブランドを泥まみれにする安倍晋三――明日は憲法記念日

2014-05-02 10:01:48 | 政治

おはようございます。
生き生き箕面通信1957(140502)をお届けします。

・「平和国家」という日本のブランドを泥まみれにする安倍晋三――明日は憲法記念日

 いまや「日本国憲法」は、世界に誇るべき価値ある力を放つようになったといえます。ところが安倍晋三という男は、それをちぎっては捨て、破っては土足で踏みつけにしようとしています。

 朝日新聞の本日5月2日の朝刊トップは、安倍首相が「集団的自衛権は現憲法下で解釈を変えれば行使できる」とする個人的見解を「政府見解」と称して発表、「今国会期末までに閣議決定めざす」と報じました。

 公明党の根強い反対があるため、それをスル―するための姑息な手段です。ともかく、閣議決定にこぎつけようとしゃにむにアクセルを踏んでいます。政権党の自民党の中にも、古参のベテラン議員を中心に慎重な意見があり、連立を組む公明党が反対しているにもかかわらず、装甲車で踏みつぶして制圧前進するような暴走ぶりです。

 安倍氏の個人的見解は、政府全体のまとまった見解ではありません。しかし、それを「政府方針」と銘打って権威づけ、他の閣僚にも「右へならえ」させて、実質的に憲法を変更する企てです。自分の見解を憲法よりも力の強いものとする、憲法違反の行為です。総理大臣を含め、憲法を順守する義務がありますが、「そんなもん、ボクちゃん知らんもん」というのが安倍流です。

 「平和憲法の理想主義は、いまだに色あせておりません」というのは、脚本家のジェームス三木さん。やはり本日の同紙オピニオンのページ(11面)にインタビュー記事が掲載されました。その中で、「『戦争放棄』『主権在民』『基本的人権の尊重』などの理念を土台に民主主義と平和の防波堤として機能している憲法を、空気が変わっても守り抜き、大切なバトンとして子孫に渡さなければならないと思っています。人間はだれもが歴史の中継ランナーですから」と、訴えています。

 ジェームス三木さんは、「政治に求められているのは『武力』ではなく、『外交力』です。今は居丈高な方が人気が出るのかもしれませんが、質の高い妥協ができる『大人のしたたかさ』が、政治家の真骨頂のはずです」と、どなたかに向けて発言しています。

 同時に、「我々も地味な政治決着に異議を見いだす冷静さと、知性が求められています」とも指摘しています。

 じっくり考えてみましょう。そして明日を有意義な一日としましょう。

 


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