生き生き箕面通信

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1846 ・安倍つぶしに強烈パンチの都知事選になるか――細川氏出馬へ

2014-01-11 07:29:19 | 政治

おはようございます。
生き生き箕面通信1846(140111)をお届けします。

・安倍つぶしに強烈パンチの都知事選になるかーー細川氏出馬へ

 安倍官邸が真っ青だそうです。最も恐れていた細川氏の出馬が現実味を帯びてきたからです。しかも、後ろには、安倍氏に激怒し、安倍つぶしを決意したとも思える小泉純一郎氏が控えている。

 さらに、原発ゼロが最大の争点になりそうだ。安倍氏が最も避けたい争点です。

 そのうえ、直前に名護市長選挙の結果が出ます。名護市長選挙の投開票日8日後の今月19日。東京都知事選の告示日はその4日後の23日。名護市長選で現職の稲嶺進氏が再選されれば、辺野古の埋め立てが難しくなり、それは反安倍ムードとして都知事選に大きな影響がおよびそうです。

 ルンルン気分で正月のゴルフを楽しんだ安倍氏には、思いもしない展開になってきました。安倍官邸に強烈パンチ。官邸が真っ青にあるのも、むべなるかな。政治の世界は、一寸先は闇ですね。

 昨年末、小泉氏は安倍氏に「原発ゼロへかじを切るべきだ。いまからでも遅くない。総理が決断すれば、実現できる」と、真剣に呼びかけました。ところが、安倍氏はそれを無視。全く応えることなく、原発再稼働と原発輸出に取り組んでいる。プライドが高い小泉氏は激怒。「よ~し、それなら見ていろ」となったようです。

 週明けと見られる細川・小泉会談で、細川立候補の結論が出るようですが、ここまで来ると、もう止まらない。すでに大きなうねりが起こり始めたといえます。

 それはともかく、「原発ゼロ社会の実現」をいち早く、本格的に打ち出したのは小沢一郎氏でした。小沢氏は、原発ゼロ社会を打ち出したドイツへおもむき、その実現の現実性を自らの目で見、学んできました。小泉氏や、細川氏の脱原発表明はそれよりずっと後になってからです。

 ここで大事なことは誰が先だとかを争うのではなく、互いに連携して「原発ゼロ社会」を実現することのはずです。

 では、小沢・細川・小泉の大三角形連携は実現するでしょうか。冬の夜空に大三角形星座は明るく輝くでしょうか。

 問題は、小沢アレルギーです。小泉氏がいまだに、「小沢だけは嫌いだ」を取り下げていないようです。しかし、日本の先行きはそんなちっぽけないさかいをしている場合ではないですよね。私たち心ある有権者にとっては、原発ゼロ社会を実現することこそが重要です。小異を捨てて大同につくことこそ急務です。

 願わくは、この大三角形が、対安倍政権の対抗勢力結集のパワーを生み出すことを。

 細川氏の動きに対し、安倍氏の茶坊主、甘利明・経済再生相は、「殿、ご乱心」と冷やかしました。その程度のことしかコメントできない茶坊主の程度の低さに唖然とします。「ご乱心」かどうか、これからの動きが実証します。

 ところで、僕はこれまで宇都宮健児氏を推してきました。それは「原発ゼロ社会」の実現のためであり、また平和憲法をまもり、人々の人権が尊重される社会の実現のためでした。

 だから細川氏の立候補が決まれば、この際、細川・宇都宮の一本化を望む立場に変更します。そしてできれば、細川氏が当選した場合、宇都宮氏が副知事として起用され、都政に人権重視の路線が定着することを期待したい。

 魑魅魍魎(ちみもうりょう)が跋扈(ばっこ)する東京都庁。そこに清風を吹き込み、利権横行を払しょくする地方自治のモデルを実現してほしいと望みます。

 ところで、ボクが大阪が目を通す読売新聞はこの間、細川氏の動きは全く報じません。東京都という一自治体の動きだから扱わないのでしょうか。しかし、舛添氏に対し自民党がどうするなどということは、本日も取り上げています。相変わらず極めて偏向した紙面です。

 それはともかく、今度の都知事選は、日本政治に清風を吹き込む選挙であってほしいと望みます。ゆめゆめ、不正選挙にしないでいただきたいと強く望みます。

 


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2 コメント

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呉越同舟 (えちごや智)
2014-01-11 08:54:38
「脱原発」のうねりを!! 2007年の轍を踏むな



報道をみれば顔ぶれは見えてきた。
都知事選はすでに始まっている。

が私には既に終わっているようにも見える。
社会を変えるエネルギーを感じない。
今の図式では社会は変えられない。

今回の選挙は東京という一地方の首長を決める選挙ではない。
議員の皆様なら当然その認識と思う。

東京をテコにして国を変える、
怪しげな方向に走り始めている反動的な動きにストップをかける、
東京電力大株主の地位を利用し、脱原発への道筋をつける -------
これがあればこそ、この選挙のために奔走されておられるはずだ。

しかし「脱原発」を訴える事が目的というような人はこの時点で舞台から降りていただきたい。
選挙の目的は「脱原発」を訴える事ではない。
「脱原発」を成し遂げることだ。
少なくともその第一歩を確実にすることだ。

確かに負け戦を承知で訴えねばならぬ時もある。
そういう選挙戦をしてきた政党には心より心より敬意を表したい。
しかし潮時を読めぬようでは政党ではなく、たんなるサークル活動でしかない。
天王山の戦に「我が道の正当性」を主張し続ければ迷惑するのは市民であろう。

2007年の都知事選。敗戦の弁を語る吉田万三氏に強い憤りをおぼえたのは私一人ではないだろう。
「結果には満足しています」 ????  冗談はやめてくれ 何を寝ぼけたことを言うか!!
敗れたことを悔しく思え!! 残念に思え!! 歯を食いしばり涙を流せ!!
何のための、誰のための選挙だったのか。
党勢が拡大できればそれでいいのか!!
全国の人間が様々な形で支援し、かたずをのんで見守っているにもかかわらず、
反動的な石原都政を止めることもできず「満足」とは何事か!!

結果的には石原の当選を助けることになった選挙のありかたは猛省しなければならない。
しかし吉田氏を推した党だけが責められるべきではない。
統一候補を立てられないさまざまな要因(私はただの言い訳としか思わないが・・・)を払拭できないことが問題だった。
市民の願いよりそちらを優先していたのでは社会は100年経っても変えられない。
統一戦線をはればあの選挙は勝てたはずだ。

議員を送ることと首長を決めることは違う。
市民の最も切実な願いのために統一候補を立てられなければ政党人の器量を疑う。政党の本質も怪しくなってくる。

「統一候補」を立てるということはあの天敵と呉越同舟ということである。
それがどうだというのか。脱原発は今日の最重要課題だ。待ったなしだ。議論をしている余地などない。
天敵のいう「脱原発」が本心なら連携して事に当たるべきだ。
海千山千の言うことだ。裏事情もあるかも知れない。脱原発利権も当然視野に入っていよう。
それだからといって原発推進に手を貸すようであってはならない。

今のままいけば善戦はしても原発推進を止められはしない。
過去の数字をよく見てみることだ。
戦前の軍部じゃあるまいし、「やってみなければわからない」が通用しないことが理解できないはずはなかろう。
脱原発派の票の合計が自公票を上回っていたら笑い話ではすまない。

もう地球はもたない。これ以上海を暖め続ければ異常気象で人間社会は壊滅する。

原発推進にブレーキを!! 最大にして最後のチャンスだ。心して対処していただきたい。

失敗すれば志位、吉田両氏が腹を切ればいいだけのことではないか。

選挙の目的は「脱原発」を訴える事ではない。
「脱原発」を成し遂げることだ。

呉越同舟はお嫌? (えちごや智)
2014-01-11 23:00:46
呉越同舟でいこうではないか



「脱原発」のうねりをつくることが最大の急務のはず。

きっかけを選択できる余裕はない。

無論、人を選ぶことも。

機を逃せば「脱原発」はならない。

裏にどんな化け物が隠れていようとも原発推進を止めなければならない。

呉越同舟けっこうではないか。

呉越同舟でいこうではないか。



そんな度量は・・・・・??

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