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生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

1883 ・文部科学大臣こそが「いじめ」の元凶といえます

2014-02-17 10:36:40 | 政治

おはようございます。
生き生き箕面通信1883(140217)をお届けします。

・文部科学大臣こそが「いじめ」の元凶といえます

 間もなく卒業式シーズンです。そして、4月の入学式と続きます。ボクガ住む大阪府の公立学校では、「日の丸」という国旗の掲揚と、「君が代」という国歌の斉唱が”強制”されるシーズンです。強制されるのは、主として公立学校の先生全員です。

 少なからぬ数の先生が、歌うべきか、歌わないべきか、悩み苦しんでいると聞きます。大阪府下の公立学校では、起立して口をパクパクと歌う振りをして逃れようとしても、容赦ありません。校長や教頭、あるいは教育委員会の事務局員などが学校に出向いて「口元チェック」をします。

 従わずに、3回処分をされたら、自動的に退職させられる厳しさです。だから最近は、抵抗することをあきらめてほとんどが従わさせているそうです。これは明らかに、教育現場に対する公権力の「いじめ」と断定できます。

 もともと、「国旗・国歌法が制定されたときは、「強制はしない」ということでした。ところが、法ができてしまえば、国家権力は次の段階へ進みます。

 恐ろしいのは、「なぜ、君が代」なのか、君が代にはどんな歴史があるのか、などは教えずに、ただ「何でもいいから、君が代を歌え」「つべこべ言わずに、日の丸を掲揚し、国旗に向かって敬意を示せ」と、行為を強制することです。そこには、なぜしなければいけないのかと、自分の頭で考えることは排除され、思考停止のなかでの押しつけをまかり通しているのです。

 先の大戦下では、多くの若者が、日の丸を打ち振られながら、「勝ってくるぞと勇ましくーー」と動員されて戦場に送られました。その兵隊たちは、アジア太平洋地域で2000万人に及ぶ人たちに犠牲を強いる行動をさせられたのでした。

 「靖国で逢おう」などという言葉で、戦死を強制されたのでした。

 そうした「日の丸」「君が代」がたどってきた歴史は隠して、起立・斉唱を強制する学校現場。そのトップは文科省の指導要領であり、学校長への監督強要で徹底されてきました。

 自分の信念と良心に従えば、「君が代」は起立・斉唱できないという先生がいるのは当たり前です。「『君が代』は国歌紳道にもとづくものだから、クリスチャンの私は歌えない」という先生にも、いやおうなく強制します。橋本徹という男などは、「別の職業を選べばいいのだ」と言ってのけます。

 ソチ・オリンピックで羽生選手が金メダルを取り、表彰台で「日の丸」が揚がるとともに、「君が代」が演奏され、感激した人は多かったそうです。

 こうして、「日の丸」「君が代」は日本社会の中に徹底が図られていきます。この二つに対しては思考停止のまま、国家権力による学校現場での強制が徹底化されています。

 3月、4月は「卒業・入学式」シーズン。学校の先生方はもちろんですが、学校に子供たちを通わせる親も、「日の丸・君が代」について、子供たちにきちんと理解させられるだけの説明力を持つことが求められています。

 


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1 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown ()
2014-02-17 21:40:33
<<< もともと、「国旗・国歌法が制定されたときは、「強制はしない」ということでした。
小渕首相が確かに言った。 
小渕さんの娘さんは現議員。
天皇夫妻もこの時の事情を熟知されけている筈。君が代の君は天皇ですからね。
(現)天皇のことを現人神と称する国立大学教授(哲学専攻?)が存在する現在、最後の頼みの綱は天皇かな?もう一度人間宣言を。
否否、やはり、まず、家庭での「歴史」のバトンタッチでしょう。
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