こんにちは。生き生き箕面通信161123(2811)をお送りいたします。
・TPPは潰れ、北方四島は失敗。安倍外交の無様なありさまです
次期米大統領のトランプ氏はビデオ声明で、来年1月20日の就任演説でTPP(環太平洋経済連携協定)から離脱する方針を明らかにしました。これは選挙戦で、TPPに批判的な、「ラストベルト」(さびついた工業地帯)と呼ばれる一帯を重視した戦略が当たったためで、「TPP離脱方針の転換はむずかしい」との見方が出ていました。
一方、プーチン大統領も、あれだけ一生懸命に安倍首相が尽くしていたにもかかわらず、何の進展もしないようです。安倍氏の故郷である山口県に“お招き”して、至れりつくせりしたにもかかわらず、回答は「ゼロ」。いくら会っても、回答がこれじゃ、何の足しにもならない。
朝日新聞のこの日の朝刊に、マンガで「日本はなみなみならぬ意欲でぶつかってくるけど、この冷めきったココロが読めんのかね?」(14面)とありました。漫画の主人公はプーチンさん。まったくいやらしい。
一方、読売新聞の朝刊は、3面では「TPP『漂流』強まる」と打ち、4面では「『離脱』に与党困惑・失望」としました。野党は今国会で審議する意義が失われたとして採決見送りを求め、批判を強めています。
それでも、安倍首相は今国会で採決を行う方針です。このTPPはアメリカが参加しなければどうにもならないにもかかわらず、なんとか頑張ればということのようです。ちょうど敗戦末期、本土決戦だと息巻いた旧帝国陸軍並みです。
内政、憲法に向かって来て、悪らつなことをするのでは危惧されます。
トランプがTPP以上の収奪を仕掛けて来る、その時こそ日本の「米国の属国」から脱する千載一遇の機会です。
数えきれない嘘をつき、好き勝手に日本を軍事国家に仕上げてきました。潮時です。消えていなくなれ!