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生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

1881 ・「浜岡」を動かしたいって! 国民全体の安心・安全はどうなる! 

2014-02-15 07:48:53 | 政治

おはようございます。
生き生き箕面通信1881(140215)をお届けします。

・「浜岡」を動かしたいって! 国民全体の安心・安全はどうなる!

 中部電力が昨日2月14日に、浜岡原発4号機を動かしたいと「再稼働の申請」をしました。狂気の沙汰というほかありません。浜岡原発が立地しているのは、南海トラフ巨大地震の巣窟内です。ちゃちな活断層ではありません。

 にもかかわらず、最大の対策が、津波対策にわい小化され、防波壁を高くした程度でごまかすように見えます。その壁も薄っぺらだから、ひとたび大津波に襲われればひとたまりもなさそうな頼りない壁。明らかに「対策をしました」という言い訳のためだけの代物といえます。

 巨大地震に襲われたら、原子炉建屋そのものも破壊されかねない。原子炉そのものが壊れ、水が抜けることも想定されます。複雑な配管・配線で管理・操作しているから、それらが壊れ制御不能になることは充分想定されます。

 「浜岡」が苛酷事故に陥ったら、日本列島が二分されかねない深刻な事態となります。ちょうど、列島のほぼ真ん中に位置しているから、この地域が広く高濃度放射能で汚染されると、日本列島は西と東にまさに泣き別れです。日本が著しく機能不全に陥ることが想定されます。

 朝日新聞が本日の社説で「浜岡原発 動かしてはならない」というタイトルで論評しました。それによると、浜岡から30キロ圏内の防災重点区域の人口は約86万人だそうです。「事実上、避難は不可能と考えるべきだ」と、明快に断定しています。朝日の社説は、「『そもそも建てるべきではなかった場所にある原発』といわれるゆえんである」とも指摘しています。

 そんな問題原発に対し、中電は対策費として3000億円もの巨費をつぎ込み再稼働しようとしています。新設原発1基分に相当する巨費です。何ゆえそんなムリまでしてうごかそうとするのか、まったく信じられません。

 そもそも浜岡の運転停止は、福島原発の苛酷事故を見て、菅直人首相(当時)が超法規的に止めたのでした。その時は、菅氏のパフォーマンスに過ぎないとみて、この「箕面通信」では、「またすぐに動かすだろう」という見方を書きました。今も動いていない事実の前に、ボクの間違いだったことを認め、この点については遅まきながらここでお詫びします。

 浜岡の再稼働を認めない運動を強める必要があります。浜岡が立地する静岡県の川勝平太知事は、「(再稼働をみとめるかどうか)住民が判断するのは当然のこと」と、住民投票を実施すべきという考え方を示しています。もし、住民投票となれば、投票対象者にはきちんとまともな情報が提供され、歴史に耐える判断を願いたいものです。

 まだ避難計画すらできていない。そんな対策不十分な原発の再稼働だけを急ぐ。安倍政権を含む原発ムラは、地球上の人類全体に対する罪を犯そうとしていると断言できます。

 


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