ラティハン日記

ラティハンと人生の散歩道

金貨50枚

2013-08-28 | 日記
出典はわすれましたが、小話をひとつ。


あるじが長い旅に出ることになりました。

2人の兄弟に金貨50枚づつ手渡して「帰ってくるまで預けておく。」と
言い残して出発です。


兄の方は「大事な金貨だ。しっかりと保管しておこう。」と
誰にも取られない様に土の中に埋めました。

一方弟の方は「大事な財産だ。あるじがよろこぶように増やしておこう。」と
金貨を元手に商売を始めました。


さて、長い旅も終わりあるじが帰ってきました。

さっそく「お前たち、あずけた金貨はどうなったかな。」とお尋ねです。

兄は金貨50枚、あるじの前に差し出しながら「言いつけに従いしっかりと
保管しておきました。」の返事です。

一方の弟は金貨100枚を差し出しながら「商売に使わせていただきました。」
の返事です。


さてあるじの結論はこうでした。

「土の中に埋めておくくらいなら利子がつく銀行の方がよかろうに。」といって
兄の金貨50枚を取り上げて弟に渡してしまいましたとさ。


13TKL2.21(ルンガンサリ)

PS

バパはバパの仕事をされて帰っていかれました。

そして二代目も二代目の仕事をしておられます。

さて、それではバパから大切な金貨を手渡された我々は
いったいどうすればいいのでしょうかねえ。


PS
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