バパのエンタプライズや社会事業のトークを読んでいると、どうしてもナフダトール・ウラマ(The Nahdlatul Ulama)の事が浮んできます。
「イスラムの考え方、そうしてそれに基づいてインドネシアが置かれている(あるいは、いた)状況を改善する為の行動方針というものは必然的に似たものになる」と言うことでしょうか。
いずれにしても、そこにバパが協会に期待したであろう姿が重なってくるのでありました。
事の始まり
インドネシアの伝統的イスラムの在り方に対抗する形でムハマディア(Muhammadiyah)という組織が1912年にジョグジャカルタで立ち上がり、「イスラム近代化運動」がはじまりました。
ナフダトール・ウラマはその近代化運動に対抗する形で、今度は伝統的イスラム側が立ち上げた組織の名称であります。
以下、WIKIから抜粋する形で概要を見ていきましょう。<--リンク
ーーーーーーーーーーーー
ナフダトール・ウラマ(宗教教師の復活/目覚め)が、イスラム前史のジャワの伝統を拒否するムハマディアという組織のモダニズム(近代化)の方針に反対する正統派イスラム教徒のための組織として、1926年に設立されました。
組織はHasjim Asjariという、東ジャワのイスラム宗教学校の校長により設立されました。
ナフダトール・ウラマ(NU)は、インドネシアの伝統イスラム教スンニ派の運動です。
NUは、サウジアラビアのWahabismの上昇とインドネシアのイスラムモダニズムへの対抗としてスラバヤで1926年1月31日に設立されました。[3] [4] [5]
NUは、2003年では4000万人のメンバーシップを持つ[6]インドネシアで最大の独立系のイスラム組織の一つである[1] [7]
NUは慈善機関として、社会におけるインドネシア政府の欠点の多くを埋めるために支援をします。
それは学校、病院に資金を提供し、貧困を支援するために、コミュニティを編成します。
NUはイスラムの教えを広めるために存在します。
同様に宗教教育としては、合計6830のイスラム寄宿学校(プサントレン)をもち、またはプサントレンのネットワークを通じて啓発活動を行っています。
また、44の大学を所有しており、経済や農業の研究、および家族計画などの社会活動にも関与している。[35]
(引用注:ナフダトール・ウラマ(NU)4000万人に対し、ムハマディア 2800万人の様である。
インドネシアの人口を2.4億人とすると、4人に1人はこの2つの内のいずれかの組織に所属していることになる。)
イデオロギー
ナフダトール・ウラマーは、極端naqli(聖書研究家)と極端aqli(合理主義)の中間派をとる、 Ahlussunah Wal Jama'ahのイデオロギーに従います。
アイデアの源はクルアーン、スンナだけではなく、経験的現実を参照する心の能力も認めるからであります。
このような神学でアブ・ハサン・アル・Ash'ariとアブ・アル・マンスールMaturidiとして以前の思想家のこのような考え方に言及しました。
そして、法学の次の4つの学派で。ハナフィー、マリキ、シャーフィイー学派、およびハンバリー。
スーフィズムの分野では、それはAl-Ghazali(ガザーリー)とJunaid al-Baghdadi(アルバグダッド)の経路をたどる。<--リンク
ーーーーーーーーーーーー
以上です。
シーア派かスンニー派かと問えばスンニー派でありましょう。
でもNUはスーフィーズムを受け入れているという点で「ほかの国のスンニー派とは一線を画す」のでありましょう。
この「イスラム神秘主義を受け入れる」という点でも、NUとムハマディアは鋭く対立しているのでありました。
さてNUはインドネシアに存在する、世界でも有数の巨大イスラム組織です。
その経済的な基盤は各地方の伝統的な実力者(富農)によっている様であります。
そうして、バパの描いた協会の最終的な到達目標をNUに見てしまうのは、少々複雑な思いがするのでありました。
PS
ちなみにバパが一時期勤めていたマシュミ(Masyumi )という組織は、ムハマディヤ(Muhammadiyah)とナフダトール・ウラマ(Nahdlatul Ulama or NU)を日本軍が一緒にまとめて誕生させたものでした。<--リンク
NUは伝統的イスラムであり、そうしてそれはワリソンゴを崇拝するものでもあり、「バパのイスラム」に親和性が高いのであります。<--リンク
PS
インドネシアの、そうしてジャワのイスラムも単色ではなく、いろいろな宗派が混在しています。
そうしてNUとは別の動きをしているイスラムに「ジャワSantriイスラム教」があります。<--リンク
こちらはジャワイスラム概論になります。
「インドネシアのイスラム教におけるグローバルとローカル」<--リンク
PS
文字サイズはページ右上で変更できます。
ラティハン日記 目次 にはこちらから入れます。<--リンク
「イスラムの考え方、そうしてそれに基づいてインドネシアが置かれている(あるいは、いた)状況を改善する為の行動方針というものは必然的に似たものになる」と言うことでしょうか。
いずれにしても、そこにバパが協会に期待したであろう姿が重なってくるのでありました。
事の始まり
インドネシアの伝統的イスラムの在り方に対抗する形でムハマディア(Muhammadiyah)という組織が1912年にジョグジャカルタで立ち上がり、「イスラム近代化運動」がはじまりました。
ナフダトール・ウラマはその近代化運動に対抗する形で、今度は伝統的イスラム側が立ち上げた組織の名称であります。
以下、WIKIから抜粋する形で概要を見ていきましょう。<--リンク
ーーーーーーーーーーーー
ナフダトール・ウラマ(宗教教師の復活/目覚め)が、イスラム前史のジャワの伝統を拒否するムハマディアという組織のモダニズム(近代化)の方針に反対する正統派イスラム教徒のための組織として、1926年に設立されました。
組織はHasjim Asjariという、東ジャワのイスラム宗教学校の校長により設立されました。
ナフダトール・ウラマ(NU)は、インドネシアの伝統イスラム教スンニ派の運動です。
NUは、サウジアラビアのWahabismの上昇とインドネシアのイスラムモダニズムへの対抗としてスラバヤで1926年1月31日に設立されました。[3] [4] [5]
NUは、2003年では4000万人のメンバーシップを持つ[6]インドネシアで最大の独立系のイスラム組織の一つである[1] [7]
NUは慈善機関として、社会におけるインドネシア政府の欠点の多くを埋めるために支援をします。
それは学校、病院に資金を提供し、貧困を支援するために、コミュニティを編成します。
NUはイスラムの教えを広めるために存在します。
同様に宗教教育としては、合計6830のイスラム寄宿学校(プサントレン)をもち、またはプサントレンのネットワークを通じて啓発活動を行っています。
また、44の大学を所有しており、経済や農業の研究、および家族計画などの社会活動にも関与している。[35]
(引用注:ナフダトール・ウラマ(NU)4000万人に対し、ムハマディア 2800万人の様である。
インドネシアの人口を2.4億人とすると、4人に1人はこの2つの内のいずれかの組織に所属していることになる。)
イデオロギー
ナフダトール・ウラマーは、極端naqli(聖書研究家)と極端aqli(合理主義)の中間派をとる、 Ahlussunah Wal Jama'ahのイデオロギーに従います。
アイデアの源はクルアーン、スンナだけではなく、経験的現実を参照する心の能力も認めるからであります。
このような神学でアブ・ハサン・アル・Ash'ariとアブ・アル・マンスールMaturidiとして以前の思想家のこのような考え方に言及しました。
そして、法学の次の4つの学派で。ハナフィー、マリキ、シャーフィイー学派、およびハンバリー。
スーフィズムの分野では、それはAl-Ghazali(ガザーリー)とJunaid al-Baghdadi(アルバグダッド)の経路をたどる。<--リンク
ーーーーーーーーーーーー
以上です。
シーア派かスンニー派かと問えばスンニー派でありましょう。
でもNUはスーフィーズムを受け入れているという点で「ほかの国のスンニー派とは一線を画す」のでありましょう。
この「イスラム神秘主義を受け入れる」という点でも、NUとムハマディアは鋭く対立しているのでありました。
さてNUはインドネシアに存在する、世界でも有数の巨大イスラム組織です。
その経済的な基盤は各地方の伝統的な実力者(富農)によっている様であります。
そうして、バパの描いた協会の最終的な到達目標をNUに見てしまうのは、少々複雑な思いがするのでありました。
PS
ちなみにバパが一時期勤めていたマシュミ(Masyumi )という組織は、ムハマディヤ(Muhammadiyah)とナフダトール・ウラマ(Nahdlatul Ulama or NU)を日本軍が一緒にまとめて誕生させたものでした。<--リンク
NUは伝統的イスラムであり、そうしてそれはワリソンゴを崇拝するものでもあり、「バパのイスラム」に親和性が高いのであります。<--リンク
PS
インドネシアの、そうしてジャワのイスラムも単色ではなく、いろいろな宗派が混在しています。
そうしてNUとは別の動きをしているイスラムに「ジャワSantriイスラム教」があります。<--リンク
こちらはジャワイスラム概論になります。
「インドネシアのイスラム教におけるグローバルとローカル」<--リンク
PS
文字サイズはページ右上で変更できます。
ラティハン日記 目次 にはこちらから入れます。<--リンク