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旧精神科医療は思想警察なのか?

自主性自立性の回復 社会的入院患者の看護計画について

2024年01月30日 | 精神看護実習向け

人間はどうしたら自主性や自立性を失うのでしょうか?

1年以上入院している人を長期入院患者と呼びます。

刑務所の受刑者もここ最近は、再犯率が50%近くになり、刑務所リピーターが増え、「住めば都」となって、「監守の言う事に従っていれば、死ぬまで仕事もせず3食昼寝付きの生活ができること」に満足し、社会に戻って生活しようとせず、意図的に再犯を繰り返す人が増えています。

ある意味、国に管理してもらう生き方を自分の意志で選択しています。

これではまるで動物園にいる動物たちと同じ状態です。

動物園の動物は、本来の野生の能力をなくし、檻の中をぐるぐると徘徊しているだけで、元気がありません。

意図せず、衣食住が満たされていても、動物たちには幸せな環境とはいえないのです。

「#波風立てず心穏やかに生活できればいい」という考えが一見正しそうに思えます。そして幸せな生き方に思えます。

精神科病院に長期入院している人達は、極限の安定の中で生活していると言えるでしょう。

しかし、もし病院が倒産したら?

3.11の東北大震災のように地震や津波で病院が水浸しになってしまって、精神科病院に暮らせなくなったり、次の転院先が見つからなかったら?

自力で社会で生活しなくてはならなくなります。

「そうなったら考えるしかない。警察に捕まって刑務所暮らしするか、自殺するしかないかな」

と絶望して投げやりな選択しかない。

安定した生活を失ったら、「野垂れ死にか自殺」しかない人生が、人間にとって本当に幸せだと思いますか?

動物園の動物も、精神科病院長期入院患者も、「幸せになること」を諦めてしまいます。

「ここから絶対出てやろう」と必死に努力することなく、飼いならされてしまうことで、人間は自分のことを他人に委ね、「奴隷」となってしまいます。

自由意志を明け渡してしまった人は、自分で考えて行動しなくなります。

精神科病院に長期入院している大半の人が家族に無理やり入院させられた人たちばかりで、誰も応援してくれたり味方になってくれる人はいませんので、病院職員を敵に回したら居心地が悪くなるため、職員と患者との間に上下関係ができてきます。

その関係が長く続けば、自分で考えることを止めてしまいます。

どうすれば、自由意志を取り戻し、自主性や自立性を回復することができるのでしょうか?

「夢や希望を持つこと」です。

一度諦めた人生に、もう一度夢や希望を持つにはどうすればいいのでしょうか?

「過去に諦めた夢を思い出すこと」が最初のステップになります。

そして、その夢を叶えるために、「今日1日何ができるだろうか?」「1年後、どこまでできるようになっていないといけないのだろうか?」「5年後は?」と長期的な展望、未来の予定や計画を立てることが重要になってきます。

毎日が日曜日の生活、看守に言われたまま従う生活をしていると、「計画的に行動すること」をしなくなります。

自分で計画しても、怠惰な考えに負けて、その通りに生活できないからです。そして時間管理も監守にしてもらう。

看守の指示に従っていれば、3食昼寝できる生活が半永久的に許される、という生活に慣れてしまうからです。

人間は霊的な存在であるため、単に肉体維持のために

「食べれて、寝れて、排泄さえできていれば幸せだ」とはなりません。

霊的な存在とは「神にかたどって作られた」という意味で、神のように成長発展しつづけることで、より大きな幸せを感じるように創られているという意味です。

動物園の動物や刑務所の囚人のように、最低限の衣食住が満たされるだけの、ただ単調に生きていても、日常生活に飽きてきて、

「自分なんていてもいなくてもどちらでもよい存在かもしれない」と思い始め、生きる意味を見いだせなくなるのです。

私たちは100年の人生が終われば、肉体を脱ぎ捨て、霊体だけの人生が始まります。この世の100年の人生は、アゲハチョウでいえば、蛹(サナギ)の期間で、この時に栄養不足や運動不足があり正常に成長しなければ

「アゲハチョウとして」羽ばたくことなく、醜いサナギのまま生きるしかないのです。

人間も同じで、「サナギの期間に怠惰に暮らし、欲望のままに生きていると、アゲハチョウのように自由に飛び回ることもできない」とラプトブログでは教えてくださっています。

能力をつける、個性才能を磨き、昨日できなかったことが今日できるようになる、去年できなかったことが今年できるようになる、何事も努力する体質を身に着ける、苦労の先に喜びを強く感じるように人間は作られています。

私たちの人生には意味があり、神に向かって常に成長し続ける先に幸せが待っているのです。

RAPT有料記事284(2018年6月11日)我々人間がこの世に生まれてきた目的は、霊魂の救いと成長のためだ。https://rapt-neo.com/?p=47936

RAPT有料記事685(2022年9月26日)私たち人間は神に象って創られたから、私たち人間にとって、神のようになることが真の人生のゴールだ。https://rapt-neo.com/?p=57309

 

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