古代日本の歴史を謎解き

日本の古代史の謎に挑戦します。

古代の火山・温泉

2018-03-17 21:45:18 | 歴史
前投稿で、古代と変わらない物で
古代の樹木について
九州の地形から倭国を考える。
を紹介しましたが、もう一つ、日本の火山と温泉について、九州と近畿を比較してみます。

の様に西日本に限ると九州は火山地帯
近畿には、火山が無い事がわかります。
これは、現在でも2000年前でも変わっていない事実でしょう。
温泉でみても、九州北部では
武雄温泉、嬉野温泉などから、別府の地獄温泉などがあります。
しかし、魏志倭人伝には、地震、火山、温泉に関する記事が見当たりません。
魏志倭人伝に紹介される時代(1~3世紀)には、倭人の生活を変えるような大きな火山活動、地震はなかったようです。
温泉についても、古い記述が出てくるのは平安時代位
1300年の歴史を持つ武雄温泉や万葉集に出てくる別府温泉です。
やはり、弥生時代の人々にとっては、湯けむりを上げる温泉は不吉なのだったのでしょうか。
当時の事を想像すると、体を癒す温泉より、魚介類など食料を提供してくれる河川が重要でした。
人口の分布も湾岸、河川に集中していますし、農耕に有利な平地での生活が優先されたのでしょう。
温泉の普及は平安時代まで待つことになるようです。
元々、お風呂の代わりに温泉で裸で入る文化も日本独特の様です。
火山の噴火や地震に常に気を配らなくてはならないのも日本の特徴です。
ちょっと残念ですが、これも日本の文化であると受け止めましょう。

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