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必ずコメントに参ります by iina

たいこもち

2005年05月24日 | 東京エリア
太鼓持ちは、屏風やふすまを楯に一人二役を手拭一つで早変わりの独創的?芸と手踊り等でたのしませてくれます。
正式には「幇間」(ほうかん)といい、幇間の「幇」は「助ける」という意味があり「間を幇ける」から幇間。では「幇間」が、どうして「太鼓持ち」といわれるようになったと思いますか?

お側衆(おそばしゅう)が太閤様(豊臣秀吉)のご機嫌伺いをして、「太閤様を持ち上げる」を縮めて「太閤持ち上げ」やがて「太鼓持ち」になったとか。

二つには、太鼓演奏の名人が太鼓を演奏しやすい様に持つお弟子さんが、常に師匠から演奏の時には持つ様に指名されたので、相手を気分良く満足させたので「太鼓持ち」となったとか。

三つには、1678年「色道大鏡」に羽目をはずして遊ぶ事を「ドンチャン騒ぎ」ともいい、太鼓の音は「ドン」と鉦の音は「チャン」と表現し、「鉦」は「お金」と同じ発音なのでお金を出して遊ぶ人がお客様で、お金は無く「太鼓」を持って「ドンドン」と面白く騒ぐので「太鼓持ち」と言われる様になったとか。

四つには、春に水田の中を一列に並んで腰を屈めて稲苗を植える「田植え」を村事に行なう時に、男達が太鼓を打ち鳴らし唄を唄い舞う「田楽(でんがく)」から、お賑やかに囃し立てる人を「太鼓持ち」と言われる様になったとか。

説は四つもあったのですね。
道理で、幇間は現在四人しか残っていないのだ。
          .
本物のたいこもち
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10 コメント

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Unknown (しんすけ)
2005-05-24 21:14:13
トラバサンクスです。

いやぁー勉強になります。
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 (チューチューマウスと仲間たちb)
2005-05-25 10:05:37
子供の頃、近所の八百屋の親爺が、元・太鼓持ちでした。カワイイ娘さんがいて、同級生だったのです。どうしているかなあ? ナツカシイ…



太鼓もちとは「常に心の上に刃を乗せているようなもの」とはウマイことを言ったものですね。「忍」の一字だそうです。



TBしました。
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TBありがとうございます (gaishi-goro)
2005-05-25 13:13:06
私は落語好きなもんで幇間の話が出るたびに、こんなサラリーマンいる!と思ってしまいます
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たいこもち (Kous37)
2006-11-23 10:54:30
トラックバックありがとうございます。
面白い話を読ませていただきました。
どうぞまたご訪問ください。
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(Kous37)さん へ (iina)
2006-11-23 13:35:52
むつかしい話の中に「たいこもち」をもちこみました。
きょうのブログに使ったため絡めました。
国旗国家を巡り自虐的国家とは、思い当たります。
それは一部の人でしょうが、その人達の声が大きいし変な平等意識に支えられた判例が下されたりすると、あれっと思ってしまいますね。
好奇心の強い国民性が外来語に走り、島国根性は村意識に根ざしている気がします。
「日日並べて 夜には九夜 日には十日を」には、
九十九夜小町のもとに通った小町算をどうぞ・・・。
http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/00ecaa99ad719deadba0dbb480de7cf4
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太鼓持ちの芸を・・・ (弥栄 乃ッ喜)
2009-02-23 23:23:27
友人が、添乗旅行の起業を考えています。

日本独特のものを紹介したり、見たりするようなオンリーワン企画ものを色々と探しています。

太鼓持ちの芸を拝見できるところを(東京)で、ご存知あれば教えて下さいませ。
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(弥栄 乃ッ喜) さん へ (iina)
2009-02-24 08:51:13
浅草の『貞千代』で、たいこもち芸を座興で呼ぶコースがあります。
いまでは、日本に4人しかいない江戸芸能・幇間芸を
桜川米七師匠が専属になっています。
iinaは、年に1度だけ宴会して7年になります。
次をどうぞ、
http://www.sadachiyo.co.jp/jindex.html
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ありがとうございます (弥栄 乃ッ喜)
2010-09-07 06:44:44
大変ご返事が遅くなりましたが、太鼓持ちの情報をありがとうございます。

先ほど、コメントを拝見した次第で…。

大変遅くなりました。
友人に話してみます。
お礼まで<m(__)m>
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太鼓持ち (歌種記文 mie)
2017-06-29 02:34:26
「タイコウチ」 から 飛ばしましたね。
でも 言葉の関連はありますもんね。
私も昔「太鼓持ち」を調べたことがありましたが、忘れてしまっているのか そこまで知らなかったのか、
4つもあったのね~ と感心しながら拝見しました。
「太鼓持ち」のことを「幇間」とも云う。 日本語は難しいですね。

以前 私の友人が やたらと人のご機嫌をとるという意味での 太鼓持ち状態だったことがあり、
わっしょいわっしょいと ひとり御輿で 異常なほど持ち上げまくるのを見ているのが嫌になって
「ちゃんと向き合ったほうがいいんじゃないの!?」 と云ったことがあったな~と感慨にふける思い。
誰でも誉められるのは嬉しいでしょうけれど、そこに [心にもないのに!] と思わせてしまうような
違和感が出てしまったら本人にとってもマイナスにしかならないから 持ち上げるにも適度はあるよと
教えたかったんです。
本物の太鼓持ちさんは もちろん大変さも違和感も感じさせることなんかあるはずもないのだから、
残念ながら彼は 一流の太鼓持ちではなかったってことになるのでしょうが、
今では聞き流せる範囲になっているので たとえ三流であっても いいんじゃないかと思えます。(笑)

誉めるのは簡単ですが 求めても面と向かって正直な意見を言ってくれる人は意外と少ない。
恨まれる可能性のあることをわざわざ云わなくても 表面だけ繕うほうが楽と考える人のほうが多いです
からね。 だけど逆にクレーマーは増えているというから世知辛い世の中です。
だからこそ その人が良くなれるよう考えての発言というのは貴重になるんじゃないかと思うんです。
それが理解できて受け入れられるようであれば いくつになろうと成長はできるんじゃないでしょうか!?
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身の毛がよだつ体験 (iina)
2017-08-29 09:42:29
誰もいないはずのトイレで、身の毛がよだつ体験とは ブルル・・・。

iinaもそんな経験がありますょ。
掃除の小休止で、コーヒーでも飲もうとTVのスイッチをいれソファに座って観ようとすると、音が出ていない。
側にあったリモコンで音量を操作し、さぁ観ようとすると、目の前でテレビのボリュームがみるみる〇に移動する?
何度繰り返しても、音声のメモリはぐんぐん減って〇になってしまうのです・・・???
http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/cbb172ccbd4a1efa312e9b48f16efb9a

ハイ、
「たいこもち」の記事にコメントがあったので訪ねてまいりました。

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