もののはじめblog

コメント歓迎 ! 
必ずコメントに参ります by iina

小町算

2006年11月16日 | 
数字の1から9(あるいは10)までの順序をくずさず、間に+、-、×、÷、( )などを入れて、ある一定の数の答えにすることを小町算という。

たとえば答えが100になる例として
・123-45-67+89=100
・1+234×5÷6-7-89=100
・1+2×3+4×5-6+7+8×9=100
・(-1+2+3)×4×5+6×(7+8)÷9+10=100
・98-76+54+3+21=100

1971年、Robert L.Patton Jr.がコンピュータによって得た解によると、+-×÷の4記号のみを使う場合、348通りの解が得られたという。
数字の並び方が1,2,3,・・・のものを正順といい150通り、9,8,7,・・・のものを逆順といい198通りある。


命名は、日本の能曲「卒都婆小町」に由来します。
その中に、
四位の少将の霊が老いた小野小町にとりつき、
一夜二夜や 三夜四夜う
五六はあらで 七夜八夜
九夜十夜と
・・・
と、九十九夜小町のもとに通ったことを謡う。

なぜこれだけで、九十九夜ということになるのか誰もが不思議に思ったらしい。後年の人々が、様々に解読している。

・「方円秘見集」で多賀谷経貞は 、
1+2+3+4+7+8×9+10=99
すなわち「五六はあらで」を文字どおりないものと解釈したのです。

さて、物語は
小野小町は、若い頃、絶世の美女として世の人にもてはやされていました。特に、小町に夢中だったのは、深草少将(ふかくさのしょうしょう)でした。しかし、小町は、自分に恋する人にひどく冷淡でした。小町は、深草少将に、自分のもとに100夜続けて通ってくるなら結婚してあげようと言いました。深草少将は、雨の日も風の日も小町のもとに通いました。小町はちっとも本気ではありませんでしたのに。そうとは知らぬ深草少将は、99夜通いつめ、あと1夜というその日に、急に胸が苦しくなり、そのまま死んでしまったのです。
 今は老いて友もなく一人ぼっちの小町は、しみじみと深草少将を思い出します。
「あの人は、ひと夜、ふた夜、三夜、四夜、五夜、六夜、七夜、八夜、九夜と通ってきて、とうとう九十九夜になったのだったわ。」

iina、こまっちゃぅ・・・・

①②③④⑤⑥⑦⑧⑨⑩

コメント (2)    この記事についてブログを書く
« レッツ ゲーム | トップ | リッチな渡り鳥 »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
卒都婆小町 (更家)
2016-04-29 08:52:48
能曲「卒都婆小町」の四位の少将の霊の謡いの解読/解釈の話、知りませんでしたが面白いですね。
返信する
(更家) さん へ (iina)
2016-04-30 09:27:54
昭和通りは、河川を埋めて造ったと聞いたことがあります。それにしても東京の大動脈にした後藤進平は、偉かったですネ。

むかしの江戸の道は、分かりづらく目的地から離れていく印象ですから、同じ昔の人でも徳川家康は疑り深かったといえそうです。
金沢の道も同様ですから、城郭造成は攻められた時の用心の基本なのでしょう。

返信する

コメントを投稿

」カテゴリの最新記事