泉電気の業務日誌

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工場で漏電ブレーカ時々落ちる

2016年12月22日 08時30分52秒 | 電気工事

約2ヶ月ほど前の作業ですが

とある工場で 時々 1週間に1度とか2週間に一度 突然 動力の主幹の

漏電ブレーカが落ちてしまい 工場の機械 すべて止まってしまい

困っているということで ご相談され うかがいました。 

まずはヒアリングさせていただきました。。

落ちる時の状況を詳しく教えてくださいとお尋ねしました。すると、、

何でもないときにいきなり落ちる時もあるし、雨が降ると落ちるときもある気がするし

先日は溶接の機械のスイッチを入れたと同時に落ちました などなど、、

これでは、雨によるものか機械の絶縁不良か、配電系統の問題か、特定が難しいです。

機械屋さんに一度見ていただいたそうで アースがしっかりついていないのではないか

言われたそうで 最初のご依頼は「アース工事やってますか?」という内容でした。

はじめて訪問した際 接地抵抗測定したところ アースにはまったく問題なかったので、

原因は別にありますとお伝えし

停電させないとなかなか原因は特定できないので、工場がお休みの日に再度うかがいました。

屋上に行って見ると何やら怪しげな箇所があったので ここにあたりをつけて調べ始めました。

 

すこしテープはがしてみると CV かなり被覆が劣化してます。

 

劣化 ハンパない、、

絶縁 悪いです。

 

 

しかし。。 ボルコンはずして  切り離して メガしてみると この怪しげな接続箇所は

意外にも絶縁は問題ありませんでした。

また 一次側(主幹 150A漏電遮断機側) にも問題なく 2次側 工場に向かっている幹線が

絶縁 すこぶる悪い  バルコテープで補修した後 更に配線を目で追っていきます。

 

 

工場の主幹のナイフスイッチにたどり着きました。

配線は分岐分岐でかなり込み入ってます。

なんでしょうか この油は。。。

 

 

どこから出てるんだ?

 

中性線?

 

 

1次側 外して スイッチもOFFにしてるのに ナイフスイッチ 絶縁悪い  1次側幹線側は問題なし 

 これは開閉器の絶縁不良で間違いないと言えます。

ナイフスイッチ外してみると1次側 2次側 すっかり絶縁良くなりました。ということは

ナイフスイッチから漏れた油が絶縁不良起こしていたと判断しました。 油の原因はわかりません

ナイフスイッチから MCCBに交換(写真撮り忘れ)して しばらく様子を見ていただくことにしました。

そして 1ヶ月 2ヶ月がたち お電話して伺ったところ まったくブレーカ落ちなくなったとのことです。

これで作業完了とさせていただきます。 弊社へご依頼ありがとうございました。

 

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