◎タッチングスピーチの19(牡 父ロードカナロア 手塚厩舎 3月2日生)
2021年02月05日 NF早来 現在は週3日は屋内周回ダートコースでハロン20秒のキャンターを2700m、週1日は屋内坂路コースで3ハロン47秒のキャンターを1本、週2日は3ハロン51~52秒が1本、3ハロン47秒が1本の計2本のメニューを消化しています。馬体のシルエットをみると幼く、筋肉量としては物足りなさを感じますが、素晴らしい動きをしています。跳びが大きく、前進気勢があり、乗り役からは高い評価を受けています。気性的には大人しく、騎乗者の指示を素直に受け入れています。土台をしっかりと作れば、飛躍が見込めそうな馬ですので、急がせずに地道に鍛えていく方針です。現在の馬体重は445kgです。
◎ハープスターの19(牡 父ロードカナロア 木村厩舎 4月9日生)
21/1/29 NF空港 現在は周回ダートコースでのキャンター調整を中心に、週2日は屋内坂路コースでハロン15~17秒のキャンター2本登坂しています。馬体に大きな変化こそありませんが、本質的にはゆっくり成長していくタイプだと思われるだけに今の時期に焦る必要はないでしょう。長い目で見ながら良くしていけるように、じっくり日々のメニューを進めていければと考えています。
◎アビラの19(メス 父モーリス 安田隆厩舎 3月11日生)
21/1/29 NF空港現在は周回ダートコースでのキャンター調整を中心に、週2日は屋内坂路コースでハロン15~17秒のキャンター2本登坂しています。継続的にハロン15秒ペースで動かしていますが、脚元を含めて変わりなく進めることができています。跳びが大きく、ダイナミックな動きを坂路コースで披露していますが前進気勢が強いタイプなので、長すぎる距離は合わないかもしれません。
◎プルメリアスターの19(メス 父モーリス 矢作厩舎 3月23日生)
21/1/29 NF早来 現在は週2日、坂路でハロン16秒のキャンターを行い、それ以外の日は周回コースでのキャンター2400mかトレッドミルでの調整を取り入れています。気性面の幼さから反抗的な仕草を見せることはありますが、調教中はしっかり騎乗者の指示に従って走りに集中することができています。また、背中に疲れやすさがあって馬自身も少し気にすることがあるため、日々のケアをしっかり施すことでフレッシュな状態を保ちながら乗り進めていけるようにしたいと考えています。
基本的には概ね順調です。タッチングスピーチの19は良さそうです。この時期に坂路で3ハロン47秒で駆けていても早熟ではなさそうですので、積んでいるエンジンの性能が良いのでしょう。ハープスターの19は、まぁ、成長待ちですかね。それでも時計は出ていますので、成長してくれば良くなってくるでしょう。アビラの19もなかなか良さそうです。距離適性は短そうですが、想定の範囲内です。プルメリアスターの19が一番心配です。小さい、疲れやすい、ということでしばらく辛抱が必要です。今年は早期デビューはあまり見込めないかもしれません。一番早いのはアビラの19ですかね。この時期、まずは無事が一番です。